参議院の存在意義

今回参院選で自民公明の連合与党大敗。与野党逆転し阿倍総理は厳しい政権運営 を迫られる事となった。
幾ら衆議院で過半数可決されても、参議院で審議しないとは言わないが、だらだら審議で時間切れ審議未了で廃案となる恐れが出てきます。
そうなると国会は空転機能しなくなる恐れが出てきます。まさか国民から選ばれた先生達が国民のためにならないその様な愚行は為されないと思いたいが、もし間違ってその様に国会運営を政争の道具にする様な事があると、参議院不要論がまた
噴き出して来はしないか？参院てなんだ。良識の府？衆院のチェック機関？
なんで２院制の必要があるのか？金と時間の無駄ではないか？等々・・今まで何度も囁かれたことです。この前の国会では会期延長の問題で最終法案の国家公務員法
改正案は充分に審議されぬまま参院に送られ参院では委員会採決を省略して
いきなり本会議採決し参院可決として処理されると言う悪例が残りました。
参院は今や衆院のコピーで、次々と送られてくる法案に充分に審議する事なく、めくら印を機械的に押しているだけではないかと、酷評さえある。
チェツク機能のない機関など無用ではないか？まして衆院のいう事を聞かなくなった参院をつぶせなんて物騒な議論が出て来ないとも限りません。
本来の参院の機能を取り戻す良い事例が１１月に期限切れになるテロ対策
特別法案の延長問題です。例のインド洋での米軍艦隊給油延長する法案の審議です
恐らく衆院は米国との信頼関係を強調して延長法案を可決するでしょう。
借金だらけの日本にその様なムダ金はないとこの際きっぱり断る事が出来るか？
今まで米軍艦隊にどれくらいの油を給油しこの後いつまで続くのか？
国民に一切知らされてなく期限切れになったらそのまま持続。
給油が一体どうなっているのか？国民は知る権利があると思います。
是は前の小泉さんの顔作りのバラマキ施策の一部です。
これを、今切り捨て精算する事が出来るか？期限は限られて居ます。
日米関係を友好に保つため米国奴属をとるか？それともムダ金は拒否しやって行けるか？今度の参院ではそれが出来るのではないか？
超党派的視野に立ち本当に日本国のためになる方を決議して欲しい。
何れに決定するにせよ、参院として充分にチェツク機能が果たせるのではないか。

参院選の教えるもの

自民公明連合与党の苦戦は予想されていたが、これまでとは以外でした。
自民３７。公明９。民主６０。共産３。社民２。・・・１人区６対２３。東北。　中国。四国。九州等での完敗。地方での自民基盤の崩壊。特に農村部の離反。
公明共産社民の議席の減。比例での自民の敗北。東京岡山島根での自民惨敗・・・
これらのデータは何を語っているのか？
宇野内閣の３６に次ぐ不名誉な数それでも続投？公明共産社民共々議席数を減らしました。あまりにも自民にべったりの公明。庶民の切実な願いより憲法改正や再軍備反対に重きを置いた共産と社民は分かっていても賛同は得られなかった。
なんと言っても１人区での自民党の敗北が全てを語っています。
小泉前総裁の自民党をぶっ壊す作戦が今になって利いてきました。
郵政民営化や大都市偏重政策等は自民党を今まで支えてきた地方組織を崩壊させてしまったと言っても過言ではない。地方が抱く格差への怨みは想像以上だと思います。又農業を知らない現在の自民党のリーダが計画している、大規模農園への集約政策と支援に危機感を募らせた農民の爆発離反。そこに民主党は売価との差額を所得保障と実現が危ぶまれる支援策を打ち出し農民の心を掴んだ。
比例では年金問題の先行きを心配し阿倍内閣に不安を抱く層がなだれ現象で受け皿の民主に流れ過半数獲得となった。岡山では片山参院幹事長が敗れ、青木参院会長の地元島根でも新人に敗れる波乱があった。東京では阿倍総理が選んだ女子アナ
上がりの候補が現役の保坂議員を押しのけ当選した。過去に棄権の常習犯とか、東京に籍がないのに立候補したとか兎角問題が多い候補者が現役を押しのけたと
言う事は可成り問題となるのではないか？
阿倍総理は続投すると言うし、皆それを支えると今は言っているが今後どうなるか
ポスト阿倍が居ないのか？
いずれ衆議院解散。選挙となるは必定です。それが何時になるか？
まだ終わったばかりで、先走るのは止めて置きましょう。
民主党も勝った勝ったと浮かれて貰っては困ります。国民は決して民主党に全幅の
信頼を寄せているものではない事を知って貰いたい。

交付税不交付団体

この厳しい地方自治財政で地方交付税の配分対象にならない不交付団体は昨年より１７増に２都県１８６市町村となる事が総務省の集計でわかった。
好業績の企業や原発等施設のある自治体が占めている様です。
問題が起きた刈羽原原発や女川原発佐賀玄界町等がそうでした。
地方交付税は所得税や法人税等国税５税を各自治体が行う行政サービスに必要な　歳出と地方税等の収入の差額を補填のため配分するものです。
東京都の様に地方税が豊富に入る自治体は交付税等不要なものです。
ほとんどの自治体は高齢化対策や福祉対策でアップアップしています。
今回の三位一体改革で国税３兆円が地方税に税源移譲されたが、國はそれと同時
に５兆円余りの交付税の削減を断行した。各自治体にとっては非情と言い様のない
仕打ちです。一部では高額所得者の個人地方税が一応に１０%と引き下げられ益々反対に苦しくなった自治体もあるとか。
地方自治の独立。國からの脱却の叫びが手痛いしっぺ返しをくらった様です。
財政が逼迫してくれば、放射性廃棄物でも何でも受け入れ莫大な補助金
を國から貰いたいと言う自治体が出て来るのは当たり前の事です。
その様な追い詰められた自治体を作り意のままに動かそうとして居るのではないか
等思える様な國の仕打ちです。
國は本当に地方自治の確立を願っているのか？財務省の様に金に依るコントロール
出来る地方自治体を望んで居るのではないか？
格差のない、地方自治体が出来る事はもはや國を必要としない事に連がります。
それを一番恐れているのは、案外國であったりして。

限界集落

今回国交省。総務省。農水省の３省が協力して限界集落支援のプロゼクトに乗り出したと報道があった。
そもそも、限界集落とは過疎化等で人口の５０%が６５才以上の高齢者で冠婚葬祭等社会的共同生活の維持が困難になった集落の事で、無住化危惧集落の事です。
昨年国交省が行った過疎地域を抱える全国７７５市町村の６２，２７１集落を調査したところ、６５才以上が半数を占める集落が１２・６％の７８７３集落あった。
集落として機能困難な集落が２９１７(４・７％）１０年以内消滅可能の集落は
４２２集落。いずれ消滅する可能性のある集落２２１９集落があったと言う。
同じ過疎集落で５５才未満の人口が５０%以上で跡継ぎが確保されている集落を　存続集落と呼ぶ。５５才以上の人口が５０%以上で跡継ぎ困難な集落を準限界集落
と呼び、限界集落の予備軍となっています。最後は消滅集落人口０の集落です。
今、日本全国であちこちに発生しています。
山村の人口減と高齢化で山の手入れが出来ず人工林の荒廃、あるいは都会への
人口流出や高齢化で放棄耕地が増加して、田畑は荒れ放題。農林業の衰退は日本の農業の衰退。国土の衰退。やがて国力の衰退に関わって来ます。
幾ら日本は工業国だ貿易国だと言ってもその基本はやはり農業あっての日本では
なかろうか？
遅まきながら、國がこの過疎集落解消に腰を上げたと言う事は大変良いことだと
思います。関係自治体。都市住民。企業。ＮＰＯがプロゼクトを組み、限界集落の
支援と立て直しが一日も早い事を祈ります。

８３４兆円

６月に財務省が発表した我が国の今年３月末時点の借金総額です。
国民一人当たり６５３万円と云うとてつもない借金を背負わされています。
私たちにはこの事余り知らされていません。そして今なお１秒毎に何１９万円と言う　借金が増え続けている現実を知らされて居ません。
我が国の１９年度財政支出は８３兆円。その内国債２１兆円社会保障２１兆円
地方交付税１５兆円公共事業費７兆円文教費６兆円防衛費５兆円その他８兆円
となっています。国債償還２１兆円のうち９兆円は利払い金です。
他に国債残が５４７兆円国民一人当たり４２８万円です。
この他に地方債を合わせると債券残高は７７３兆円となります。
これまで借金が増え続けそのまま放置されたのは何故か？
それは構造改革や行政改革を先送りしたつけと、時の為政者の顔作りのバラマキ
財政のつけに間違いないでしょう。
それを見逃した国民。それを喜んで享受した国民私たち皆の連帯責任でもあります。しかしよくぞこれまで溜めたものよ!!世界一の借金まみれの國ではないか？
入る税制の抜本的見直しも必要ですが、出る方の見直しがまずは大事かと思います
才出の中には、急を要しない無駄金が相当あるのではないか？補助金等そのさいたるものではないか？急を要しない公共事業。余り感謝されない海外援助事業。
無駄金としか映らない国連負担金。沖縄基地負担金等々挙げれば限りなくある。
勿論皆不要とは言わないが、振り構わず見直す時期に来ているのではないか？
国民の生活を守り維持しながら、この借金地獄から出来るだけ早く抜け出さないと
日本に明日はないと思います。そのためには各個人の身に合った公平な痛みの分担をする事が大切だと思います。

参院選結果

参院選も投票日まであと３ケ日となった。年金問題で選挙は自民公明の連合与党に
逆風となったとか、いや危機意識の煽りすぎだとか、色々巷では云われて居ます。
強行採決等に不満を持つ国民はこの際少しお灸をすえたら、と言う人達や、一挙に
政権を野党に取り返す良い機会と益々はしゃぐ人たち。
自民公明の与党が参院で過半数を維持するためには公明１３議席獲得が前提で５１
議席が自民党の勝敗ラインです。初め４５～４６議席なら勝利と言っていたが、
今や４０いや４０を割って３８位ではないかとさえ云われています。それに頼みの
公明党も余り評判が良くなくて現状維持が危ぶまれています。
今度の選挙は私を選ぶか小沢さんを選ぶかと初め怒鳴っていた阿倍総理も大分　　トーンを落とし改革を選ぶか社保庁等労組で毒された組織をそのまま放置するか
とんでもない的外れの論争に置き換えています。
公明党の主張にもなんか割り切れない感がします。国民のための政党。実行出来る
政党。と云っていますが、自民党有っての公明党としか国民には映りません。
といって野党に全面の信頼がおけるかと云えば、まそれは国民が決める事ですが、
国民の大半は与党野党が半々で緊張した議事運営が出来れば願うのが本音かも。
これは反面独走や強行は避けられるが、議事の停滞。大事な法案が廃案になる恐れ
も出てきます。大変大事な舵取りを今回の参議戦は任されたと云えます。
総理の責任問題のどうのこうのと云っている場合ではない様です。

健康寿命

人生５０年と云われていましたが、急速な経済成長や食料事情の変化で我が国の平均寿命はいまや世界一となり、人生８０年時代に突入しました。
日本の高齢化率も１９３５年の４・７%の最低から現在は２０%を超え２０２５年には３０%と予測されます。３０%と云う事は３人に一人は６５才以上のお年寄りと
云う世界一の老人天国となります。
男７８・５６才女８５・５２才今や平均寿命は８０才当たり前６０才位で亡くなったら、若くして亡くなられましたねと云う挨拶が飛び交う今日この頃です。
兎に角お年寄りの元気な事、特にご婦人のパワーは若者達を圧倒しています。
一方食生活の変化は、生活習慣病と云う新たな病気を引き起こし、三大死因と云われるガン。心臓病。脳血管等疾患による死亡や寝たきり病人の増加となった。
ガン。心臓。脳出血等による後遺症で身体機能の著しい低下。寝たきり。痴呆等々で植物人間となり機械に依ってただ息をしている居るだけの命、或いは、人格破壊
によって自分が自分でなくなってしまった自分。これで生きて居ると云えるか？
ここで元気に活動的に生活できる健康寿命が問題になってきます。
私は出来る事なら、自分で自分が処し出来なくなったら、安楽死や尊厳死を望み
たいです。生きて恥じをさらす事より、自分の人生はこれで充分だったと思い
この世をおさらばしたいです。
それまでは、健康寿命を１年でも延ばし長く生きれる様に努力したいと思います。
　　

拾得物

先日京都のあるお年寄りの郵便ポストに１０００万円もの大金が投げ込まれた事件が報道されました。例の全国の県庁のトイレ等に置かれた９万円の修行のためのお
金の問題がまだ解決してないうちに今度は私たちが容易に手にする事のない大金が
無造作に郵便ポストの中に放り込まれると云う事は一体何なんだ!!
世の中が狂ってしまったのか？それとも私達が狂っているのだろうか？
まったくおかしな事ばかり続きます。
拾得物について、丁度ヤフーが意識調査をしていました。
もし貴方の目の前にお金が落ちていたらどうするか？との問題提起でした。
それによるとお金を拾ったら必ず警察に届けると云う人は８%でした。
私も必ず届けると云う自信はありません。やはり現ナマを見れば悪魔の囁きに心は
揺れると思います。遺失物法と云う厳めしい法律で罰せられる事は充分に分かって
居ても、たいがいの人は迷うのが普通でしょう。
次に正直にどのくらいの額まで、ポケットの中に入れたか？の問いに対して
以外に５０円１００円５０００円に対して３%～１０%で低かった事１０００円や
１００００円が２０%以上であった事。拾った事がないと云う答えが１２%あった
事。
まるまる是を信じる訳ではないが、１０円１００円はお金だと考えてなくて
拾うと言う行為を問題外と捕らえこの様な低い回答が出たのではないか。
また、１０００円１００００円は矢張り金と思い罪悪感で一部の人が正直の回答
したのではないかと思います。尚５千円は流通頻度が少ないのではないか？
今度の設問には１万円以上のお金を拾ったらどうするか？との問いはなかったが
貴方ならどう答えますか？
お金を拾った事がないとの回答が可成り高い割合であるが、これは嘘が多いのでは
無いかと思います。お金と云う感覚が無い人や誤魔化そうと言う人が多いのでは？
勿論たまにはお金を本当に拾った事のない人もいるでしょう。
最後に自分の子供に１０円でも拾ったら交番に届けましょうと教えこみますか？
さて貴方はどうします？

ライトレール ＬＲＴ

今注目を集めている次世代路面電車システム。正式には軽量軌道交通。都市内や近郊を運行する中小規模鉄道全般を指します。
建設費が安い。地下鉄建設の２０分の１排気ガスが出ない都市環境に優しい。
低床車両で、高齢者や幼児に優しい。欧州では都市部商業活動活発化のためあちこちの都市で走り今や街の景観になっています。
英マンチェスターのＬＲＴ。独では軌道や車両を改良したシュタットバーンと言う
ＬＲＴがおおくの都市で導入され街の名物にさえなっています。
香港でもＬＲＴ九広軽鉄が運行されています。
日本では路面電車が邪魔者扱いにされ各都市から姿を消してしまいました。
ほそぼそと広島、長崎、熊本、函館等残り健闘しています。
環境問題や交通事情、高齢者対策、都市商業振興等々で日本でもこのＬＲＴ導入が各都市で検討される様になったようです。
いち早く導入して成功している例が富山ライトレール。環境に良くお年寄りからは
大好評のようです。
地下鉄作る金もないが、大量輸送方法で、交通渋滞解決し、お店の売り上げ増、
高齢者の足にもなり、誠に結構な乗り物ですが、いざ導入となると様々の問題が
出てきて簡単には行かない様です。
いま日本の都市のあちこちで導入に向け検討されているとか。
早く路面電車を超える次世代路面電車、ライトレールＬＲＴが日本中を走れたらいいなあと思います。

南沙諸島

中国、ベトナム、マレーシャ、ブルネイが領有権を主張する、南シナ海の南沙諸島海域で中国艦船によりベトナム漁船が銃撃されベトナム乗組員多数が負傷したと云う。南沙諸島は石油天然ガス等天然資源が豊富な島々で１９８８年頃からベトナム中国と紛争が絶えず１００人以上の死者行方不明者を出し同海域ではベトナム中国
漁船がお互いに艦船から銃撃を受けています。
ベトナムは英石油大手ＢＰと手を組み天然ガスパイプラインを計画今年４月中国と
紛争中でした。どうみても中国が領有権を主張するのは、誰がみてもおかしいと思います。あんな中国本土と離れた島を自分の領土と云う事自体無理があると思います。しかし中国はそこにすでに海底石油採掘施設を設置し石油等を採っています。
この問題は我が国の尖閣諸島や東シナ海大陸棚海底石油採掘をめぐる中国との紛争
に深く関わりが出て来ます。
１９７１年前までは外国と認識していた尖閣諸島を急に自分の領土だと云いだし、
軍艦を出し脅しにかかった。あまつさえ中国国民を煽り不法侵犯まで起こす事態と
なった。危機感を抱いた日本の一部団体が魚釣島に日の丸掲かげアッピールした。
今なおこの問題はくすぶり続け何時爆発してもおかしくない状態です。
また東シナ海大陸棚石油採掘の問題もしかりです。日本の警告を無視し続け境界線
ぎりぎりまで掘削して石油を採掘しています。
何故この様に中国はあちこちで気儘勝手が許されるのか？
目覚めた中国が１３億の民と広大な領土を有する大国として世界に君臨する野望が
なせる事なのか？私たちは各国が団結して対中国対策を検討すべきだと思います。



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