政府は経済財政運営指針25年度骨太方針案を公表した
因みに25年度骨太方針は25年度財政編成案の根源となるものです
人口減少が深刻化する中で社会保障持続のため、GDP成長率が1%を
安定し上回る経済であるべき姿を提示した。
また物価上昇を上回る賃上げで、デフレ脱却に向けあらゆる政策
を総動員すると強調した。
財政の健全化に関してはプライマリーバランスを2025年度で黒字化
する現行目標堅持し、26年度以降は後戻りさせない姿勢を示した。
この25年度骨太方針は21日の閣議決定を目指す。
猶1%超えの経済成長は人口減少が進む中、30年代半ばまで財政
や社会保障を持続させる最低条件とし掲げた。
そのため成長分野に人材・資材・資金を集中させ、企業の生産性
を高め、高齢者・女性の就労環境改善させることとした。
なお政府は女性活躍や男女共同参画の重点方針の女性版骨太方針
2024を決定した。
この中には男女賃金格差の公表を明記・女性の生理に伴う体調
不良で働く女性の健康への配慮や支援も企業に促して居る
なお男女の賃金格差はフルタイムで働く男性の平均給与が、月
35万900円に対し、女性は26万2600にとどまり男性の74・8%
だそうです。
25年骨太方針には、物価高を上回る賃金の促進を柱に、据えたが
最低賃金を30年代半ばまでに1500円引き上げる目標前倒しとした。
猶全国平均最低賃金は23年度に時給1004円初めて千円超えした。
又正社員との非正社員の待遇格差を禁じた同一労働同一賃金の
徹底・女性の賃金格差是正等も盛りこまれた
社会保障関連では、高齢化で膨らむ医療費抑制に向け医療保険
制度改革関連法案提出も検討、地域や診療科の等の医師の偏重
等をただす。
又教職員不足解消を狙い、給与増・残業削減を一体的に進める
事としたが財源確保が課題で具体的数値は明記されなかった。
今回の骨太政策は派閥の裏カネ問題が響き自民党の融和を優先
し、新味に欠け政策の切れも鈍いとの評もあるとか。