福島原発事故から8ケ月が経過し、政府と東京電力は事故発生後初めて報道陣
に公開しました。
参加者はつなぎの防護服着用してバスに乗り込み原発手前3キロ地点発電所正門
付近で全面マスクをつける様に東電社員から指示される。
全面マスクは放射性物質を吸い込まない様に密封性が高く、防護服にはフード等
もあって相当暑苦しいものだったらしい。
まず高台から原発の1号機から4号機の外観を見下ろす事が出来たが大変無惨な
様だったらしいが、バスから下車は許されず窓ごしに眺めるだけだったらしい。
それから水素爆発で建屋の壁が吹き飛び骨組みだけになった4号機は、合間から
原子炉格納容器の黄色い蓋が確認出来如何に爆発が激しかったかが推測出来そう
です。
3号機はもっと激しく殆ど原型が判らない程で自然崩壊も進み手のつけ様がない
様子が良く判ったとか。
放射能検出値も大きくなって800毎時マイクロで出発時毎時1・5マイクロ
シーベルトが1ミリシーベルト年(1000マイクロシーベルト)になってしまう。
問題の2号機は、今も核連鎖反応起きて居るのか?果たして臨界があったのか?
うやむやの内に隠されてしまいましたその2号機も見えます。
1号機はクリーム色のカバーで被われて外観は見えなかったとか。
この4号機から1号機まで海側から見学した訳ですがこの地点は津波が諸に襲って
来た所であらゆるものが根こそぎ並みに掠われ居たとか。
大きなタンク等見事にひっくり返っていたとか。
津波の威力のスゴサを改めて確認すると同時にこの地点に原発を設置した行政の
甘さが報いとして返って来た様です。
現在年内冷温停止に向けて平日3000人が土曜日は半数の1500人が其れこそ
命を賭けて高い放射線量の中で日夜作業に従事しています。
本当にご苦労さまです。
たった3時間の取材であったが身につけた放射線量計は58マイクロシーベルトを
示したとか。
また内部被爆を調べる機器で測定したら正常値だったとか。
まずはご無事でご苦労さまでした。
しかし自民党政権時代に原発は今後の日本経済の礎になるもので、安全で私達の
将来の生活を約束して呉れると云う宣伝文句が全くデタラメで危険なものだった
事が改めて確認できました。
しかしだから原発はダメと云う事に、してはならないのでは。
思い上がった原発関係者が考えを改めて真摯な考えで慎重に原発を運用して行けば
今後の原子力の平和利用が可能になって来るのではないでしょうか?