現在の東京中央卸売市場・築地卸売市場が老朽化して手狭になったとの理由で新たに
東京瓦斯跡地に移転が決定し今年の11月7日から営業開始する事になって居る。
此は東京五輪問題や築地跡地利用問題や交通インフラ問題が複雑に絡み政治的判断で
半ば強引に決定した経緯がある。
まず当初問題になったのは土壌問題で相当数化学的ゴミが蓄積され土壌汚染が問題と
なったが、完全に洗浄し汚染土壌は無くなったとして居るが余り信用出来ません。
次が地震等の液状化が一番懸念されるが、此も心配ないとしています。
築地から豊洲への移転問題では、東京都議会が可成り強引な手段で決定した経緯が
あるらしいくその中心になって動いたのが都議会のドンと云われる土建屋の都議会
議長だと云われて居ます。
今回新しい豊洲市場は北側に5階建ての水産仲卸場棟・南側に水産卸場棟。
東側に青果卸棟が建って居ます。
それぞれの棟が南北に走る環状2号線と東西に走る高架の東京都道315号線で分断
されています。
仲卸棟と水産卸棟は4本の通路で結ばれて居るが青果棟は陸の孤島の様に取り残され
て居るとの事。
問題はこの豊洲市場がどの棟の通路も狭く、また荷物の重さで床が抜けないかの
心配や、床に水が流せない様になって居るのでコバイの発生が心配される。
鮮魚には水は欠かせないが床に水が流せないのは重大問題でもある。
場合によっては、名物のマグロ解体もアヤシクなって来ます。
築地市場の1日の水産物取り扱い数は1779トン豊洲市場は此を上回ると推定
されるが、それだけの処理能力は疑問との事。
まず水産物搬入はトラックで行われるが築地の横面開閉対応と違い後部開閉対応と
なって居るので荷物の積み下ろしに時間がかかる事が心配される。
現在市場内を搬送するターレが築地は2143台・フォークリフトが437台動いて
居ます。
此が豊洲に移転したらターナ等が1時間400~500台が狭い連絡通路に殺到し
渋滞で営業がストップしないか心配されるとの事。
この様状況で小池新東京都知事は一旦立ち止まるべきではないかと発言した。
既に11月7日移転営業が決まって居る豊洲移転果たして止められるか?
小池知事は都知事選でも築地市場を視察し関係者から豊洲移転を再考して
欲しいと云う要望書を貰って居ます。
都知事に就任後豊洲移転問題で関係者と意見の交換そした。
なお16日に築地市場と開業を控える豊洲市場を視察する予定らしい。
豊洲移転を決めた東京都議会と早速ぶっかる事となりそう。
自民党が後押しする東京都議会との対決勝機はあるのか?
東京都民の胃袋を賄う所ですから1日み休む事は許されません。
さて東京中央卸売市場築地から豊洲移転に変更があるのか?