kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

どこを目指しますか?

2006-08-22 | 陸上競技
 今日は体験入学。kanekoは情報処理担当なので講義をしながら作品を制作することに。3年間同じ内容をやってますが(手抜きではない)、今回はちょいと・・・。まずは挨拶ができない。「おはようございます」と挨拶をしましたが「・・・」と誰も返事をしない。「声が出ないな~。もう一回。」と体操のお兄さんみたいなノリで声をかける。それでも「・・・」のまま。3グループあって挨拶ができたのは1グループだけ。基本的な部分ではないか?
 その後、説明をしていくのですが、こんどは全く話しを聞いてない。困ったね~。補助員が手伝いに行くのですが「わかりますよ!」と言ったから手伝わなかったのですが、結局できていない・・・。なんでしょう??これが今時の中学生なのか?疑問です。

 練習に行く時に一応、氷を持っていく。今日は自分たちで準備した様子。実はこれが「当たり前」の姿なんですよね。自分たちが必要とするものを自分たちで準備する。こういう当たり前の姿を見せてもらってちょっと安心。いやいや、本来ならこの程度で喜んではいけないのですが、今までが今までだけにね。距離を測る時になってまたも「メジャーがない」事件が勃発。りのぷーが疑われ、結局昨日の短短が自分たちで使ってそのまま1日置きっぱなしになっていただけ・・・。あー、やっぱりね。雷管にしてもそうですが「自分で使った自分で片づける」というのは「当たり前」のことですよね?それも個人のモノではなく部のモノです。大事にしないといけないはず。
 りのぷーが怒りながら(?)言っていましたが「人任せ」ではダメなんですよ。自分でやろうという姿勢がない限り何も変わりません。練習にしてもそう。「強くしてもらおう」という受け身的な姿勢では強くなりません。自分から「強くなるんだ」「自分でやるぞ」という意志がなければ変わりません。誰かに任せていくわけにはいかないんですよ。うちのように少人数でやっているチームは特にね。リレーは補欠が0。メンバーの入れ替えはできません。だから1人1人が強くなろうとする意識をもってやらなければ問題は解決しない。

 あれだけ言ってきたので今日の練習はピカイチ。素晴らしい競技場なので、先日の「グランドアスファルト状態」から一転して「グランド砂場状態」でグランド全体が砂に覆われて脚がすべるような感じになっています(褒め殺し)。その中で150mも300mもベストに近いタイム。特にインレーンは全く使っていないのでパサパサ。その中でもしっかりと集中ができれば走れるんですよ。今のハルは1ヶ月前とは別人。まー中国合宿で1人だけkanekoの怒りを買ったのでそれで大きく変化したという話しもありますが・・・。しっかりと周りが見えるようになったし、気持ちが出るようになった。hatadaさんも「ハルがプライドと集中力を取り戻せばチームは変わるでしょう」と言ってくれましたが、それが言われた次の日に何も言わずともできたのは大きい。男女は関係ありません。昨日も書きましたが、やはり「見習うべき姿勢」を持った選手からは学ぶべきです。こうやって気持ちが前に出るようになったハルは強い。前半の150mまでおーまちが意地を見せてつきましたが、この辺も合格点ですね。キャプテンはしっかりしてもらわないとチームがまとまりません。走力を上げていくことだけでなく自分のやるべき事、チームでの役割を考えることですね。ながひー↑は一時期の「絶不調」から脱出。あと1ヶ月しっかりと取り組めればあっという間に速くなります。この子は未だに読めませんが、「速く走ろう」という気持ちは他の子より強い気はします(気がするだけかもしれませんが)。うちのキーマン(ピーマン?)のともはもがきながら少しずつ強くなっています。今が試練の時です。kanekoも厳しく当たりますが、それが何故かを考えないといけない。

 男子は2人しかいないのでまずは個人の能力をいかに上げていくかがポイントになるでしょう。暴飲暴食しているようでは増えるのは体重だけ。チームとして戦うためにサポートできるところでは女子のサポートをしなければいけないでしょう。強いチームにしていくことで自分たちが学ぶこともある。
 女子は6人。130m以降はスピードが激落ちするやまもとと、走れる投擲選手を目指す(?)りのぷーがマイルの補欠。代わりは1人もいません。メンバー争い?そんな夢のような話はうちにはありません。だから1人1人が自覚をして勝負をしていかないといけない。3人がラップで61秒で走ってやまもとが73秒、これで4分16秒。予選くらいは通るでしょうか?しかしこれでメンバー温存と言える?余力を残すことを考えたらともが走っておくほうが無難でしょう。どう考えても他のメンバーが走ることはあり得ないんですよ。蛍光イエローを追いかけるチームになれていますか?今日のような必死の練習を毎日積み重ねているチームにどこで追いつくのですか?hatadaさんから「Tokushoの敵は『相手が進学校』という事実」だと指摘を受けました。高い集中力を持つ進学校に対抗するためにはどうすればいいでしょうか?1本1本に対する集中とその勝負にかける必死さでが必要不可欠です。あとはどれだけ「勝ちたい」という強い気持ちがあるかでしょう。必死になって短距離チーム8人が「勝ちたい」と心から望み、そのために何をするかをしっかりと考えなければ100%勝ち目はありません。
 3位以内を目指すのであれば4位になるでしょう。1位を目指して2位か3位、中国で決勝に残り戦うことを考えて初めて1位になれる可能性が出てきます。蛍光イエローはもっと先をみているでしょう。うちはどこを目指しますか?「中国新人に出るぞ!」と口で言うのは簡単です。それを実現するためには今の意識からもうワンランク、全員がレベルアップしなければいけません。本当にきちんとできれば一冬でうちのチームは生まれ変わります。それも驚くくらいの可能性を秘めていると思っています。その為には「今」意識を変えないといけません。今できないことは絶対に先もできません。誰が意識をしてチームを変えますか?中心は2年生でしょう。チーム内で高い意識で競争をしなさい。そうすれば自分たちが目指すモノが手に届くはずです。

 明日は地区大会前日ですが競技場が使えません(今回は仕方ない)。今日も若干「ピキッ」と来ることがありましたが、日記が長くなるのでやめときます。yukumura先生と相談して会議を持たないと話しは先に進みませんね。誰のための競技場か?何の為の競技場か?これほど大きいものを置いておくだけなら意味がないですね・・・。「スパイクを履いてはいけない」「何故か?」「昔からそう決められているから」。これでは会話にならないですね。完全に「使わせてやっているのだから文句を言うな」の扱いです。何のために存在している競技場でしょうか・・・。なぞだ・・・。
コメント (7)
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