kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

秋季地区大会

2006-08-24 | 陸上競技
 とりあえず総合優勝しました。それは非常に素晴らしいこと。みんなの力を合わせて優勝できたことは大きい。1人1人の得点の積み重ねがこうやって総合優勝になるんですよ。他校はフィールドが少なかったり長距離が少なかったりするのでその分得点が取れました。チームとして様々な分野に選手がいるというのは特徴の一つ。それぞれが出場したことにより優勝ができました。3年間かけてここまできたのは大きい。よく頑張ってくれました。長距離ありがとう!!

 あとは短距離の課題です。マイルの3走までは今日の中で一番気持ちの入った走りができたように思えます。目標のない単独で3走まであそこまで走れたのは大きい。前に誰かいるのと誰もいないのでは全く違います(本当は1人でも走れないといけないのですが・・・)。ながひー↑が67秒ラップ・・・。もともと本数が走れる選手ではありません。4継のアンカーの走りを見て完全に動けていなかったので厳しいかなと思っていたがやはり・・・。足の甲の痛みもあり、貧血気味もあり、やはり1日にこれだけ走るのは難しいかな。光に負け、大会記録も更新できず良いところはないように見えますが、気持ちが入れば走れることを本人達も少し理解した様子。
 でもね、結局は「負け」ているんですよ。途中まで良いレースをしたとしても「負け」は「負け」。それ以上でもそれ以下でもない。その事実はしっかりと受け止めなさい。良いレースをしてもフィニッシュした時に4位だったら中国新人にはいけません。最大の目標である「中国新人の決勝」の前にそのチャンスを失ってしまうんですよ。また同じ思いをしますか?走り終わって「よく頑張ったけどダメだったね」と自分たちで青春ごっこしますか?

 気持ちが入れば走れるのであれば、なぜ最初の1本目からその走りをしないのか?練習からその気持ちで走れないのか?その積み重ねが大きな差を生むんですよ。結局、どれだけ勝ちたいか、強くなりたいかが日頃の練習で出せないんですよ。だから最近同じようなことを言われてきた時点である程度結果は見えていたんですよ。試合2日前から気持ちが入り始めてももう遅い・・・。日頃からそういう気持ちで練習をしてきたチームと数日前から言われてやっと何とかしないといけないのかな?と思うチームでは結果は明白。今までずっと言われてきたことを理解できましたか?

 自分たちは「一生懸命やった」つもりかもしれませんが、結局は自分たちの力を出せない。自分で思う「一生懸命」なんて、結局たいしたことはないんですよ。確かに、練習はかなりしました。それも一生懸命に。でも、その一生懸命が100%なのか50%なのかでは結果は大きく変わってきます。自分なりの「一生懸命」や「頑張っている」は、実はその基準が低いんですよ。「一生懸命」や「頑張っている」は自分の評価ではなく、周りが評価するものだと思います。もっともっと自分を高めるために必死にならなければいけない。ハルが最近気持ちに火がついてきましたが、これもまだチーム内でめだつようになっただけ。本当はもっともっと気持ちも力も出せるんですよ。もっともっと自分に厳しくならないといけない。周りからみて「頑張ってるね」と言われても「まだまだ」と思って自分を高めるために努力を続けないといけない。

 カノムラが1位になった。それは価値のあることです。陸上を初めて数ヶ月、いきなり地区で勝てたというのは自信になります。しかし、ここで満足してもらっては困ります。まだまだ強い選手はたくさんいます。今回はたまたま勝てただけであって岩柳地区の1位は11秒2でした。まだまだ力の差があります。地区だけでなく県に目を向けないと行けない。これからは自分自身の内面と向き合って自分を高めてください。

 今の気持ちをどれだけ持続できるか?それがポイントになるでしょう。目が覚めて忘れてしまうのか?それとも継続して日々の練習に活かすのか?選手の気持ち次第です。kanekoがどれだけ準備しても結局走ったり投げたりするのは選手です。その選手が心から「勝ちたい」「強くなりたい」と思わなければ100%強くはなりません。負けて悔しいですか?勝ちたいですか?強くなりたいですか?気持ちを出しなさい。悔しかったら涙を流したって良い。感情を表にだしなさい。最後のミーティング中に涙を流していたものが2名。きっと強くなります。泣くことが全てではない。それは分かってます。でも悔しいと心から思えば自然と涙が出るのでしょう。それくらい強い想いを持って欲しい。それだけ集中して欲しい。同じ事を繰り返さないために・・・。

 しっかりと自分たちの心で考えて欲しいですね。この部分が一番大事だと思います。kaneko自身も反省すべき点はたくさんあります。もっともっと自分を高めていくように心がけます。
コメント
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