kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

共立大記録会~1、2年生の走り~

2009-09-27 | 陸上競技
下級生の走りに関しては、前の週に大きな県新人がありましたからなかなか最大パフォーマンスを発揮するところまではいきません。当たり前ですがそれでも条件が整えばベストが更新できるのではないかと考えていました。今回は課題を持ってレースに臨ませています。失敗も許されるので思い切ってレースをするように指示を出しました。

結果的にベストを更新したのは200mのotaniと2回目の400mH出場のsakiだけでした。otaniは先週向風の中で23秒15でしたから、今回の追風の中で22秒90というのは本人も納得がいかないでしょうね。走り自体は少し重い感じがありました。先週狙って狙って走っていますから仕方ない部分があります。それでも公認で22秒台に入ったというのは本人の自信につながります。400mHのsakiは最低レベルですね(笑)。まだまだ400mHのレースにはなっていません。県新人には出場できませんでしたが、今の県のレベルであれば十分戦える力があります。これは一冬かけてやっていきます。

女子の400m系はそれぞれ課題を持ってはしりました。400mHは向風の中で歩数を減らすという上のレベルを目指して挑戦をしました。mikiは実戦での初めての17歩です。向風の影響を受けてなかなか思い通りのレース展開にはなりませんでしたが、17歩と18歩の展開を試すことができました。条件を見ながら挑戦していきたいと思います。akaneはまだレース経験が少ないので切り替えが上手くいきません。17歩から18歩への切り替えがスムーズに出来ず逆脚でほとんどのハードルを越えることになりました。まだまだ経験を積まなければいけません。こうやってレースに出ることで自分できたんとつかんでいく必要があります。

400mも同様。前半に課題を置いていましたから後半の失速はある程度問題ありません。向風でもきちんと前半からスピードを上げて入る。実践でしたできない練習です。マイルメンバー争いをしている者がいますからこういう展開の中でも勝負にこだわらないといけません。速いものから4人が絶対条件です。
rinaに関してはバックストレートが向かっていたにも関わらずホームも向かっていました(笑)。吹き流しが完全に横を向いていましたから2m近い向かいだったと思います。県新人で3位に入ったtabeの選手を前半から引っ張っていましたから、その中でラスト向かいはきつい。こういう条件でもレースがあるという経験は大切です。いつも合宿で一緒に練習するメンバー通しで上位争いをするというのは非常に見応えがあります。互いに高めあってもらいたいですね。

マイルに関してはラップがフラットのタイムよりも悪い(笑)。ひどいですね(笑)。男女4継の前から突風に近い風が吹いてきて、1500mの通過の目印が風で何度も倒れていました…。県新人のラップよりも各2秒ずつ悪いですね。Aチームが4分3秒9、Bチームが4分14秒6。どちらもあと6~8秒は足りません。Aは最低ラインで4分切りをしておきたかったのですが、やはりなかなか難しいですね。もっと力を高めていかなければいけません。条件で左右されるのはまだ本当の力ではありません。もうワンランク上の力を身に付けなければ戦えないと感じました。また、今年初めてのshimaにマイルを走らせることかできました。アンカーで他校の選手を抜いて2位に上がることができました。よく走りましたね。

通過点として様々な確認をする。練習も大切ですが、大会で記録を実際に計測してもらう事で見えてくるものもたくさんあります。思い通りに記録がでるわけではありません。1、2年生が今回で大幅ベストを更新する確率は低い。当然です。記録が出なくても仕方ないという気持ちで臨んでも意味はありませんから、各自に課題を持たせました。そこが出来れば自然と記録はついてきますから。中国新人が本当の戦いになります。そこに向けてどれだけ心と身体を持っていけるかだと思いますね。

今回は少し離れた所まで行きました。行く途中にはkida先生やkubota先生に迎えに来てもらい、朝早くから保護者の力を借りて大会に参加させてもらいました。自分達が周りの人に支えてもらいながら競技に取り組めていることを忘れて欲しくはありません。自分達だけではできないのです。保護者は自分の子供が2本しか走らないのに朝の5時から夜の8時まで選手にお付き合いして下さっています。私もこの支えがあるからやりたいように指導をさせてもらっています。最後のプラスアルファの力を発揮するためにはきちんと感謝の気持ちをもって取り組む必要があります。全てが当たり前ではありません。

選手にとっては非常に収穫の多い記録会になったと思います。これを今後の結果に活かしていかなければいけません。全ては目指す場所のためにやっています。様々な方の力を借りながら、アドバイスをもらいながらやっている。まだまだやるべきことはたくさんあります。止まる暇はありません。選手が何を感じたかを大切にしていきたいですね。
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共立大記録会~3年生の活躍~

2009-09-27 | 陸上競技
今日は九州共立大学で開催された記録会に参加しました。秋まで続けている3年生はナイター陸上から次の試合まで時間が空きますし、マイルが開催される珍しい記録会でしたから色々と考えて参加することにしました。条件さえ良ければ記録もついてきます。下級生は先週大きな大会がありましたから、気持ち的にそこまでの集中が出来ないかもしれないという部分もありましたが、記録を出してやろうという気持ちをきちんと持っていましたから高いモチベーションで臨めたと思います。

初めて共立大に行きましたがすごい施設でした。ブルータータンの8レーン、電気計時ができます。校舎も新しく良い環境でした。バックストレート側が吹き抜けのようになっていて、斜めの強い向風になるので400m等の1周回る種目にとっては条件が厳しいですが、100と200では最高の条件で走ることができます。結果的には3年生はよく走れました。これは1週間前に試合に出ていなくて、下級生の活躍を目の当たりにしていましたから刺激を受けたのだと思います。

arimaが100mで公認で11秒25で走りました。良いタイムです。決勝では中盤で少し離されていましたが、追風2.6で11秒31でした。私自身100mで初めてこのレベルまできました。ポールをやらずに100mに専念していたら…とは思いますが(笑)、ポールをやっていたからここまできた可能性が高いですね。今はotaniと練習で競り合いながらやっています。前日刺激ではotaniよりも良い動きをしていましたから、きちんと結果がついてきます。先週のotaniの走りが刺激になった部分と自分にもできるという自信につながったのではないかと思います。田島記念と県体では2人が決勝の舞台で争ってくれる姿が見たいですね。楽しみです。

400mHにはshimaが出ましたが、これも69秒48で今シーズンベストです。先程も書きましたが400m系は条件があまり良くなかったので記録を出すのは難しい。調整をしていないとはいえ、先週の悪条件のなかのレースよりも下級生のタイムは落ちています。mikiが67秒3、akaneが68秒1でしたから条件的に良くなかったと思います。2人の実力はこんなものではありませんから。
その中でshimaは300までakaneについていきました。ここから少し離されてしまいましたが、最後まで諦めずにしっかりと走りました。自己ベストにはわずかに届きませんでしたが、今の力は出しきれたと思います。地道に努力ができる選手です。継続は力なりというのを他の選手に示してくれます。上手くいかない時でも諦めずに前を向いて取り組む。下級生の手本となります。大きな存在です。

400mに出場したmisatoは他の者の記録が伸び悩む中で一人だけ別格の走りでした。向風をもろともせず59秒15のベスト更新です。2番手のrina60秒7かかっていましたからこの記録の価値がわかると思います。58秒台が目の前に来ています。きちんと競り合ったり、バックストレートが追ってくれるとかなりの確率で今でも58秒前半で走れると思います。misatoは下級生と比べると強さがあります。春先に個人レースで記録を出せませんでしたから、この秋に賭ける想いはかなり強い。今のうちのチームの中でも別格の強さがあります。自分が強くなるためには努力を惜しみませんから、力が安定して出せる。下級生の日誌には「走力でも取り組む姿勢でもmisatoを越えたい」とよく書いてあります。チーム全体の目標となっています。大きな存在です。あと2回チャンスがあります。

3年生はこの秋で引退です。進学して競技を続ける者はいません。今は本当に自分のためだけにやっています。未来のために頑張るのではなく、高校時代の競技に納得が出来る形で終えたいのだと思います。なかなか出来ることではありません。遊び半分でやるのではなく本気で全力でやるから意味がある。本人達と続けるかどうかの話をしたときに「中途半端にやるならやらないほうがいい」と伝え、それでもやるという事だったので続けさせました。この時期にベストを更新できるというのは本人達の強い意志があるからだと思います。

こういう姿を見ることで下級生は大きな影響を受けます。秋のシーズンでのチームの活躍はこの辺りが関係していると思います。質の高い練習が積めますから自然と強くなる。いい流れです。自分達の弱さや甘さを3年生が全力で取り組む姿を見て気付かされ、そこを克服するために努力をする。まだまだ学ぶことがあります。

3年生が活躍してくれるのは嬉しいですね。残された大会では条件に恵まれて最高のパフォーマンスを発揮してくれればと願います。
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