kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

勉強をさせる

2010-10-14 | 陸上競技
火曜日、さすがにダメージが残っていると思い、朝練から勉強会としました。年間を通じて早く起きて動くという習慣を身に付けさせたいと思い意識的にやっています。テスト週間であってもこのリズムは崩したくないと考えています。

午後も同様にひたすら勉強。私は見に行く余裕が無かったため完全に選手に任せました。練習以外の部分でどれだけの事が出来るかだと思っています。本当に頑張れる者はテスト勉強も精一杯やります。自分のためにやっているという感覚があるからです。進学校の強さの要因の1つにこの部分があると思います。「それなりでいい」というのが自分を伸ばすことを妨げているからです。

逆にいうとそういう選手ばかりが集まる学校は「楽」かもしれません。ある程度自分達でできるからです。努力する大切さを知っていますから日頃から取り組める生徒が多くなるのは当然です。だからといって何もしなければ伸びるかどうかは別問題です。選手は何だかんだいっても子供ですからきちんとした指導が必要となります。競技場内でも挨拶ができない、周りが見えないという生徒が多くいるのも事実だと思います。うちの選手も同様ですがかなり厳しく話をしています。それでもミスが多いのが問題なのですが・・・。

先日、常識的ではない行動を取っている進学校の選手がいましたがこれまでの生活の中で言われていないからそれが「当たり前」という感覚なのだと思います。引率の我々に何も言わずに勝手に自分だけで動く。「一緒に行動するように」と指示を出していたにも関わらず、他の選手に聞いたら「先に行く」と言っていなくなったそうです・・・。普段はそれで許されているのかもしれませんが、団体で行動するときにそれで本当に良いのか?という感じです。他の先生から注意を受けても「?」という感じで何が悪いのかも分からない様子でした。このままでは将来困るのではないかと思いますが、余計なお世話かもしれません。本人はそれでいいと感じているのですから・・・。常識的に考えると「良くない」という行動がまかり通るのだから大変なことになっていくのではないかと感じます。


こういう状態の生徒が増えると「部活動の意義」も問われてくると思います。「スポーツをしているから礼儀が身につく」等というのは幻想に近い状態になっていくのではないかと・・・。自分だけで動いているわけではないというのが分からない。勉強で頑張る事は出来ても一般常識的な行動が分からない。細かい指導を必要とする部分が行き届かない。だからこそ、勉強も日常生活も指導が必要になってくると考えています。部活動を通じて何を教えるのかという部分を私も指導者としてしっかりと考えていく必要があると感じています。

練習以外の部分が競技での結果に大きく影響してくると思います。しっかりと時間をかけて指導をしていかなければいけません。まだまだ時間がかかると思いますがやるしかありません。精神的にも肉体的にも疲れていますが…。
コメント
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