kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基礎練習を繰り返す

2010-10-31 | 陸上競技
土曜日、色々とやりたいこと、やろうと思っていることがあったので少し早めに練習を開始しました。この日も3年生がわざわざ練習を手伝いに来てくれました。このことを下級生はどのように感じているでしょうか。チームとしてやってきたことを引き継いでもらいたい、来年以降のために何とかしたいという気持ちがあるからだと思います。「当たり前」ではありません。人の気持ちが分かるようになっていかないと思いますね。

サーキットをやってから軸作り。ここは自分達で取り組ませました。これまで繰り返しやって来ていますし、3年生が付いて見てくれていましたから。ここから先は本当に地味な練習を繰り返しました。脚運びを重視した重心移動。他校の1日の練習分くらいはここに時間をかけたと思います。男子の一部は根気強く繰り返すという部分が少し足りないと感じています。動きを変えようという感じが足りません。例えば他の選手の動きを見たり、出来ないから出来るまでやろうという感じが明らかに不足しています。自分なりには一生懸命なのでしょうがこのままでは同じレベルのままだと思いますね。「どうしたら良いのか分からない」のかもしれません。それなら質問をすればいいだけのこと。ここを克服しないと大きな成長にはつながりません。

脚運びをずっとやってから、重心移動を意識させるために階段に移動。幅の小さい階段でやりました。3年の感覚を聞きながらどうすれば意識しやすくなるか、身に付きやすいかを繰り返し考えました。とにかく地味に繰り返す。腰が入らない状態が続いていましたからそこを意識させたい。接地と腰の位置、軸の傾きを重視していきました。かなり長い間やってから平地に戻りまた脚運びと重心移動。この段階でかなり数人は改善されていました。意識して繰り返すというのは効果がありますね。

3年生のrina、誰よりも地味に練習を繰り返してきました。元々膝が出るタイプの走り方でしたが地味な基礎練習の繰り返しにより走りが大きく変わってきました。積み上げていけば必ず動きは変わるのです。しかし、昨年膝を痛めてから動きの感覚が全く無くなりました。驚くほど走れなくなりました。積み上げてきて走れるようになったタイプは崩れてしまうと戻すために大きな努力を要します。通常の選手であればこの段階で諦めてしまうかもしれません。「心」があり誰よりも「目標」に対する「想い」が強かったから、諦めずに最大限の努力をしてインターハイを手にしたのだと思います。人はやる気になりさえすれば必ずできる。必ず変われる。それを見ていますから中途半端な気持ちで繰り返している間は絶対に強くはならないと感じています。積み上げていく以外にはありません。

前半の最後にタイヤ引きを実施。野球部が試合をしていたため短い距離でしかできませんでしたが、リハビリ中の選手にはちょうど良かったのではないかと思います。数本を組み合わせてひたすら走らせてから、負荷なしで走る。これを数セットやりました。比較的声が出るようになってきたかなという感じです。野球の試合に負けないように声を張らなければ届きませんからね。慣れてきたら距離を伸ばしていきたいですね。何本かを組み合わせることには意味があります。単純に疲れさせるというのではなく疲労したから意識できることもあります。「頑張っている」という雰囲気から抜け出せるようになると更に質が上がると思います。

少し補食を摂ってからあとは通常通りのウエイトと外補強。ここは見ることが出来ませんでしたがかなり良い雰囲気でできたようです。変わりつつあるのかもしれません。まだまだやることがあります。軌道に乗ったかどうかはこれからです。見ていきたいですね。
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負荷をかけた中での動き

2010-10-31 | 陸上競技
金曜日、朝から考えられないくらいバタバタしました。こういう日に限ってあれもこれもやらないといけなくてイライラします。1週間後に近くの中学生が「総合学習」の一環で本校で授業を受けることになっています。何故か担当は私…。グラフィック系のソフトを使って何かをやらないといけません。いつ準備するのかという感じですがやるしかありません。時間を作るしかないなーと思っています。

練習は3年生にサーキットを計ってもらいました。見に行かず。集中力がどこまで保てるかだと思っています。この段階でかなりキツいと思いますがそれでも本気になれば何でもできるはずです。今はそこを「試す」という感じでしょうか。全ては自分のためにやっているという感覚がなければできませんからね。

その後は軸作りと脚運び。色々とやらなければいけない部分がありますが冬期に入っていく中で質の高い練習をしていくためには「基礎」的な練習を繰り返していかなければいけません。はっきりいってかなり地味です。やりきった感はないと思いますが、走り込みのような派手な練習よりも大切だと考えています。地味な練習ですから「本人の意識」が大きく影響してきます。だらだら「やるだけ」の練習ではなく、「何のためにやっているか」を分からなければ効果は上がらないと思っています。飽きるくらいやったとしても「やるだけ」との姿勢と「身に付けてやる」という高い意欲の中での練習では効果が全く違う。かなり長時間になりますから本当に「強くなりたい」という気持ちがなければ保てないと思います。同じ練習をやっても「差」が出るのはここの「意識」の違いです。

負荷をかけて腕を使えない状態にしてから脚運びをするようにしました。脚に意識を持っていくためです。腕を使うとそこでバランスを取ります。体軸の意識が弱くてもごまかせる。身体を進めていくためにはきちんとした姿勢と軸の感覚が大切になります。軸作りと脚運びを同時に意識するために色々と工夫をしていかなければいけないと考えています。

かなり時間をかけました。そこから少し走ってまた同じことを繰り返す。しつこいですからね。かなり長時間やりました。最後に中間のための感覚作りをしようと思ってスキップ走をしました。これはポイントを押さえることができればかなり効果が高いと考えています。加速段階の動きはここ数年間で見えてきた部分があります。もちろんまだまだですが…。スピードが上がってきてからの中間が今後の大きな課題になると考えています。そのために水平方向への移動感覚を身に付けさせたいと。
走るだけ、補強だけではなくここを組み合わせていきたい。基本的に「鍛えたい」というのがかなりありますから、いかに負荷をかけるかを考えています。速いスピードで前に進みながら筋力的な部分を鍛える。走り中で走るのに必要な筋力は身に付く、と言われる人もいますが間違いなく不足しています。「走る中でしか鍛えられない」なら負荷をかけて走るのが一番良いのかなと。スキップ走も単純にスキップをするだけから坂道を使ってに変えて実施していた時期があるのですが、きちんとした形ができていないままで坂道に入ると本来の目的から外れてしまいます。そのため平地で負荷をかけてやってみようと。

ある程度練習させて「出来るまで」「出来たら終わり」と言って簿記の勉強を教えに行っていたのですが、勉強が終わってもまだやっていました…。良いのか悪いのか…。意欲の現れだと受け止めて良いのかは不明。様子を見ながらやっていかないといけないと思いますね。

まだ「本気」かどうかは判断できません。「温度差」と「意識差」が無くなる日がくるでしょうか。
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