kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

疲れ果てる

2010-10-08 | 陸上競技
水曜日の朝3時20分に自宅に着きました。何だかんだいってめちゃくちゃ疲れていました。ここ最近にないくらいの疲労感です。国体に行っている間もあれこれ対応する事がありそれだけで精神的に疲れていました。

私が不在中の練習、それなりにやっていたようですが卒業生の視点から見て「何がなんでも強くなろう」という感じは受けなかったようです。私が学校を出発する前も同じように感じていました。一度かなり話をしてみんなが必死にハードル練習に取り組んでいる姿を見ましたがそれ以後また普段通りの練習に戻ってしまった感じがありました。こちらからは投げ掛けていますが全くといっていいほど届きません。「自分は頑張っている」という枠から抜け出せないのです。だから何を言われてもきちんと聞き入れることができない。14秒0の女子が13秒9を目指しているなら問題ないレベルですが、今の私が目指しているのはそこではありません。もどかしいですね。「何のためにやっているのか」を考えないといけません。
かなり話をしました。伝わっている者と伝わらない者は表情が違います。聞くだけの者は目が輝きません。心がこちらを向きません。見ていて分かります。

下級生はミーティングをさせました。中国新人を前にこのような事をしているようでは戦えないと感じます。文字で書くだけですから「チーム状態が悪い」と感じられるかもしれません。普通に陸上をやっているだけの学校と比べると間違いなく高いレベルでやっていると思います。だから周りから見ると「よくやりますね」と言われますが、目指すところに対しての努力、取り組みとしては不十分だと感じています。話をさせましたがいつまでたっても終わりません。ダラダラ話すような内容ではないはずです。最終的にどこまでの覚悟を持ってやるかの話です。こちらの話を理解してもらわないと先には進みません。

かなり時間がたって報告に来ました。「男女のコミュニケーションを取る」「マイルでインターハイ、全員で中国」という話しになったようですがこちらが求めているのはそんな話ではありません。長い時間かけて話し合った、先生を納得させるためにこんなことを頑張りますと伝えようというのが見えています。きれい事はいらないのです。そんな事を話すために時間を与えたわけではありません。
2年生はリーダーシップを取れない、1年生は付いていくだけという状態で戦えるとは思いません。中国新人を前にするような話ではありません。それは私も分かっています。が、春の中国で負けて、県新人のマイルで負けてしまっているのにいつまで次のレベルに進めないのかと憤りを感じました。その場限りの涙を流しているようだから何も変わらないのです。男子はもっと考えていないように感じます。実感がわかないのかもしれません。

こちらが求めていることはもっとシンプルです。きれい事ではなく自分が何のためにうちの陸上部で練習をしているのかを考えてもらいたくて話をしているのです。そこが最も基本であり一番大切な部分だと考えています。突き放すというのではなく考えさせないといけません。本当に理解しない限りは絶対に変わらないのですから。

自分なりの努力、自分なりの一生懸命では何も変わらない。だから指導する側が伝えないといけない。練習をやったから良いのではないという事実を分からない限り質は上がりません。上がらない限り強くなる可能性は低い。中国新人に出場しただけで満足するような思い出づくりのために私自身多くのモノを犠牲にして取り組めません。

「何がなんでも強くなる」という気持ちがない限り、気迫は生まれません。きれい事ではなく「強くなりたいかどうか」だけです。それ以上でもそれ以下でもない。「話を聞いてもらいたい」と数人来ましたが表面上の言葉では何も生み出さないというのを理解しておかなければいけません。考える時間が必要です。

部活への指導に加え別件が発生したため対応しました。かなり疲れています。
コメント
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