kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分の居場所を守る?

2016-08-04 | 陸上競技
競技とはほぼ関係ない話。ここ最近のマスコミ報道を見ていて感じたことを書いておきたいなと。

都知事選挙が行われ新しい都知事が誕生しました。このプロセスを見ているとなかなか興味深いなと感じることがたくさんありました。政治的なことを書くつもりは全くありません。が、「閉鎖的な社会」が存在することを改めて感じる選挙戦だったのではないかと思います。実際に「どこを見ているか」というのは本当に重要なことだと思います。選挙に選ばれることが大事なのかどうか。当初から3人の候補者以外はほとんどマスコミでは報道されません。これだけ「差」がつくと他の候補者はどれだけ「理念」があっても対抗するのは不可能だと思いますね。メディアの取り上げ方の差は大きかった。まーこれは仕方ないのかもしれませんが。

ある候補者の応援演説の中で女性に対して「厚化粧」という言葉が出ました。いや、これはすでに「悪口」でしかありません。政策やこれからの都政をどうするかではなく「相手を誹謗中傷する」ことで落としてやろうというだけの話。ましてや「化粧」で他者から批判をされる必要はありません。私は若干(?)髪の毛が薄くなってきています。「あいつ髪の毛少なくなっているのに競技指導するのはどうなのか」と言われているのと同じです。余計なお世話。その前後の文脈もあると思いますがマスコミは「一部分」を切り取ってそこを面白おかしく取り上げます。この時点で女性候補には完全に追い風。

これからどうしていくのか。ここで選んでもらう必要があります。知名度で選ばれるというのはおかしい。衆議院選挙で当選した芸能人、「これから勉強します」という返答をしていました。いや、理念も知識も何もなく「選挙に出ました」というのでいいのか?「どうしてもやりたいこと」があるから立候補してそれをやるために活動するのではないのか。ここは私には理解できません。他者を蹴落として選ばれる方法。うーん。違うんじゃないか。

更には「女性候補を応援したら親族ともに処罰の対象」という文書がでたとのこと。「集団」として「規律無視」に近い行動はあったのかもしれません。が、「既存の組織」の中のルールの中だけで行動する。が、その「集団」のやっていることが本当に正しいかどうかは分かりません。その組織の中にいれば「居心地がいい」という部分もあるでしょうし、「守ってもらえる」という感覚はあるでしょう。閉鎖的な社会の中で何かをやろうとすれば「あいつは邪魔だ」という部分になるのかもしれません。が、このような文書を出せば「閉鎖的な社会です」と宣言するようなもの。それで周囲が応援してくれとは思えません。結局、「自滅」することになります。

「これまでこうだった」という考え方。これが一番楽です。が、本当にそこに意味があるのか。練習にしても「この練習をやっていた」というのが「本当に正しいか」は分かりません。客観的に見てそれが何を意味するのか。ここが分からなければ「自分の居場所を守る」ことにしかなりません。

今回の女性候補、「戦略家」だと思います。あえてマスコミを利用していた部分もあるでしょう。自分を攻撃する「閉鎖的な組織」と戦う。そういうヒロインのような感じだったのではないかと思います。だからこそ「無党派層」を引き付ける。さらにはこれまで「閉鎖的な組織」に疑問を思っていた「内部の者」も引き付ける。そのやり方が正しいかどうかは分かりませんが大きな成果を生んだのだけは確かです。

更に初登庁した時に「反発」をあからさまに示す。こえがマスコミを通じて全国に流れます。多くの人の「支持」を得て選ばれた都知事ですがそのやり方が気に入らない。自分たちの組織を批判されたということで「協力しない」というような姿勢を示す。これにより「あの組織はおかしい」と更に思われるのです。そのことに気づかないというのはどうなのか。ありえません。自分たちの取っている行動が「大人げない」と気づかないのか。その部分をさらにマスコミが取り上げ大バッシングになる。

これまで自分たちがやってきたこと。ここを否定される気分になるのかもしれません。良い部分もたくさんあるのだと思います。しかし、改善する部分もある。そこを認めることができる「器の大きさ」があるかどうかです。人は誰でも「自分が否定される」のを嫌います。当然の話です。だからといってそこの部分を指摘する人間を「敵だ」とみなして対応する。閉鎖的な社会の特徴ですね。

協力して新しいものを作り出す。この方がいいに決まっている。自分たちの立場や居場所を守ることが大切なのか。それとも選んでくれた人たちのために一生懸命に働くことが必要なのか。本当に大切なことから離れてしまっているのではないか。そんな簡単なことに気づかないであれこれやっていたら絶対に「選んだ人たち」の心は離れていきます。本当にやるべきことはなにか。どこを向いて生きていくのか。ここはすごく重要なことだと思います。

言葉足らずの部分もあると思います。が、私は「選手のために」というスタンスを変えたくないなと思っています。幸い私が閉鎖的に居場所を守ろうとする人間だったら周囲の方が指摘してくれます。基本的にそういう考え方はしていないつもりですが「盲目的」になっていて「自分は正しい」と思い込んでいる部分もあるかもしれません。こうやって客観的に「閉鎖的な組織」を見ると自分はもっと考えていきたいかなければいけないなと思います。

何もありません。が、こうやって多くの報道を見ると考えさせられます。もちろん、これは一側面でしかない。分かっています。様々な立場から、様々な角度から物事を考えていけるようになりたいなと思います。上手くまとまりませんがこの辺りで。
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オープンスクール2日目&補強

2016-08-04 | 陸上競技
水曜日、オープンスクール2日目。前日は市外の生徒が多く参加してくれましたが、この日は市内の中学生。とりあえず来てくれるだけでも随分違うかなという気はしています。とにかく人が多い(笑)。「一応行ってみるか」という感じでも構わないので興味を持ってもらいたいですね。私はこの日も体験授業の手伝い。メインは生徒が教える形になっていますから問題なし。不足分が多少(!?)あるのでその手伝いをしました。

自分たちでやる。これは部活にも言えることです。が、「自主性」と「放任」は大きく異なると思っています。明確な境界線を引くことはできませんが。部活動において「選手が自分たちでやりますから」というのはやはり違うかなという言う感じがします。前日にG先生と話をしたのですが強豪校で部員が多いところは「ルーティン」のような練習になるようです。部員が50人とかいると一人一人を丁寧に見ることは不可能になります。こうなるとある程度自主的に選手が理解して行動しなければできなくなると思っています。

が、「自分たちでやる」といってもある程度の道筋を示しておかなければいけないと思っています。それがないと「放任」になります。練習メニューを与えておいてあとはやりなさいというのは違うかなと。これも感覚の問題ですが。やるからにはきちんやらないといけない。ある一定水準までは指導をしっかりしていって引き上げていくからこそその次が生まれてくるのだと思います。「やり方」が分からないのに「やれ」と言われてできるはずがありません。こういう部分は常に意識しておきたいなと思っています。

この日も数人部活動見学に来てくれました。しかし、それほど強めの負荷をかける日ではないので理由をきちんと説明して簡単な補強を見てもらうことにしました。中学生がこれから先強くなるためにある程度の「基礎筋力」が必要になると思っています。走っていて筋力が付く部分もありますがそれ以上の負荷をかけておかなければやりたい動きもできません。うちの練習のメインはこの部分にあります。細かいことをやりますがそれ以上にトレーニング系が多い。

以前は練習の最初に必ず補強を入れていました。サーキット系ですね。今でもダイナマックス投げなどは行います。数年前に比べると寝転がっての補強はずいぶん減ってきた気がします。絶対に必要になる部分ですからここはきちんと考えないといけません。しかし、「とりあえずやる」だけの補強であれば効果が低くなってしまいます。これも前日にG先生と話をしていたのですが「やっていることは変わらない」のです。多くの学校での練習に大きな差があるとは思えません。どこの学校も走ったり補強をするのですから。しかし、それの中身の問題は大きく影響すると思います。意識すべき点をきちんと考えてやれるかどうか。「とりあえずやる」という練習ではよくない。効果は半減以下だと思います。こういう部分を徹底できるかどうかは大きく影響するのかなと。

中学生が見ていましたがダイナマックスを投げたり、体幹補強をやりました。デモンストレーションとしてロープのぼりやバランスディスクを使ったスクワットなども見せました。普段はやらない練習だと思います。競技場では基礎的な練習と走る練習が中心になります。しかし、学校では徹底して補強。私の感覚からすれば体幹は明らかに弱い。普段からもっとやっていればかなり強くなっているはずですがそこまで到達していないということは努力が足りないのかもしれません。家でやれるかどうか。ここは大きいですね。

前の記事にも書いた気がしますが、うちは「これからのチーム」だと思っています。中国大会を通過点として全国で戦うことを目標に掲げています。そのためには「一生懸命にやれる選手」に集まってもらいたいなと思っています。やる気もなく不平不満を言いながら練習をするような選手がたくさん集まっても練習の雰囲気が作れません。競技力だけを重視するのではなく「一生懸命になれるか」を大切にしたいと思っています。そういう認識をもって「うちでやりたい」と思ってくれる選手が集まってくれると大きく成長できると思います。

ある程度見てもらって終了。暑いですし食事をしないといけませんし。ずっと見てもらうほどの練習はしていませんでしたから。それでも興味をもって質問をしてくれたりする生徒もいました。意欲があるのは大歓迎。うちの学校を選択肢の一つに入れてもらって「hoshoで競技をしたい」と思ってくれると幸いです。特別なことはしていません。が、当たり前のことを当たり前にやるという部分を繰り返していきたいと思っています。

選手は体幹中心に1時間程度やって終わり。軽めです。陰で補強ができたのでそれだけでもよかったなと思いますね。補強を毎日継続してできる選手になってくれれば勝手に強くなると思います。多くの誘惑に負けずに自分が強くなるための練習を継続してもらえればと思います。雰囲気的にも少しずつ変わってきているかなという感じですね。うちの選手、本当にまじめにやります。こういう姿勢が積極性につながっていくともっと変わるんですが。

こんな感じです。書きたいことはあるのですがなかなか全てが書けませんね~。難しい(笑)。
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