kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体最終2

2016-08-07 | 陸上競技
続き。なんとなく個人の批評になっている気がしますが。こういう部分で「個人情報の漏えい」と言われる可能性がありますね。記事自体を削除しろと言われるようになるでしょうか。それでも書いておきます。

女子も参加できるだけ参加しました。

高跳び・・・。これはちょっと・・・。本人が一番ショックを受けていると思います。この子も真面目にやります。が、上手く試合で出せません。練習で余裕で150を越えるのですがこの日は145スタートで助走が合わなかったとのこと。記録なし。助走練習を中心にやっているのですがそれが全く出せませんでした。こちらも取り組みを考えないといけないと思います。私の力不足で本人には辛い思いをさせました。申し訳ない。

棒高跳び。これも記録的にはもう一歩。230の自己ベストですが最低でも250は行かなければいけなかった。少しずつできるようになっていますがまだまだです。とにかくやり続けるしかない。体操の要素が多く含まれていますが今の時点ではそれができません。腰よりも足が高く上がらないとそれ以上の高さは跳べないと思います。技術的な課題も大きくありますがそれ以上に「筋力的な課題」があると思っています。ここは本人が地道にやっていくしかない。まだまだやることがあります。力は確実にあります。潜在能力はかなり。あとはそれを引き出せるかどうかだなと。

やり投げ。これは大幅ベストでした。ここ最近はとにかく信頼できる指導者に教えてもらうようにしています。前回の記録会の時に「24m10」でした。この時に師匠から少しアドバイスを受けたのでそれを数日間徹底してやる。更には後日質問をして「クロス走」の部分を修正したほうがよいとのことでここも徹底。1投目で27mを越えました。そこからさらにアドバイスをもらって投げる。投げるごとに記録が伸びていき5投目で「28m75」までいきました。もちろん、まだまだですがこれまでのことを考えると大きな伸びです。やり専門の指導者から「もっといけますよ」と言ってもらったのでそれを信じて取り組みます。今シーズン中に30m越え。来年は個人種目で中国へ。大きな目標です。

ショートスプリントは4人出場。2年生のAは予選で13秒57。ベスト更新です。中学時代の記録は正確に把握できていません。昨年は14秒台。それなりに走れるようになってきたかなという感じですが。記録的には13秒2は出せるのではないかと思っています。この子の伸びがチームの伸びに直結します。チームリーダとしてどこまでやっていけるか。秋までになんとか13秒1に持っていきたい。そうすれば48秒前半も視野に入ります。逆にそこまでいかないと来年のインターハイ路線の勝負は厳しくなります。あと一押しができれば間違いなく「大化け」すると思っています。大きな期待をしています。

女子1年生。「最低でも決勝」という話でした。当然だと思います。それくらいの力はありますから。Mはスタートまずまずでしたが中盤から固くなりました。普段の練習からの課題です。この部分に関しては「女子の共通課題」だと思っています。この件に関してはまた別に記録しておきたいと思っています。話を戻して、それでもMは12秒91。一応高校ベストです。微妙ですが。最低ラインはクリアかなと。2組目にS。数日前から体調が微妙だった様子。それでもなんとか13秒12でトップ通過。合格レベルだと思います。最終組にN。ここ最近思うように走れなくてしんどい部分があったのではないかと思います。スタートはまずまず。中間から「それなり」に伸びて12秒64。こちらも高校ベストです。不満げでしたが。

これにて3人決勝へ。最低限のノルマはクリア。これまでの指導の中で1年生女子がこの時期に活躍することはほとんどありませんでした。例外とすればMihoがそれなりに結果を出したことくらいでしょうか。これにはそれなりの理由があります。これもまた別に。ある程度長期計画で考えていますからこの時期に大幅ベストを女子が出すことは考えにくい。その中で「ある程度合格点」と言える記録を出していますから十分かなという気はします。決勝は1位N、3位S、5位Mでした。目標は上位独占でしたからやはり不十分かもしれません。流れの中でもう少し対応できたのではないなと思いますね。記録的にも予選よりは落ちていました。唯一Sだけが記録を伸ばす。この子の「強さ」だと思います。勝負に関してはSが一番こだわりがある気がします。全体に派生してくれると面白いのですが。

男子に比べると女子の「記録の伸び」が微妙です。「強い選手が集まったのに結果が出ていない」と言われるのかもしれません。そこは甘んじて受け入れます。事実ですから。が、今は「志半ば」です。現時点の結果だけを求めてやっているわけではありません。その部分をどれだけ理解してもらえるか。選手を預けてくださった保護者や中学校の先生方にもうしばらく見守ってもらえたらと思っています。

女子と男子の差。これについてはまた別に書きたいなと思っています。興味ないかもしれませんが(笑)。私が思うその理由が正しいかどうかは分かりませんが。
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国体最終

2016-08-07 | 陸上競技
土曜日、国体最終が山口で行われました。暑くなるというのが予想されていたので私は6時前に学校に行きアイシング用の氷を確保することに。暑さ対策は本当に重要だと思っています。身体に熱がこもるとよくないと思っています。アイスパックを使ってとにかく体を冷やす必要があると思っています。これも考え方なのかもしれませんが。

とにかくこちらでできることは全てやっておきたいと思っていました。競技場につくとなんと審判の副主任となっていました・・・。さらに担当部署の人数が異常に少ない。この炎天下の中で休みなく働いたら本気で倒れます。準備の段階で2リットルのペットボトルを飲み干すレベル。バタバタしましたから。私が担当する部署ではないところで気になるところが多数。これも少しずつ対応しました。担当部署の仕事も「不要」なものは全て省略してもらいました。効率よく働かないといけません。

今回、男子がかなり走れるようになっていました。前日の「身体の重さ」とは随分違ったのではないかなと思います。特に1年生は中学時代のベスト記録を大幅に更新する状況でした。これまでのベストが11秒81だったSoは予選で11秒42、12秒3くらいがベストだったOは11秒72、中学時代に手動で12秒6位を出したことがあるNは12秒19。いや、立派です。少しずつですが走れるようになってきているなと感じていました。記録的には大きくベストを超えたかもしれませんが私的には「満足できない」ですね。Soは11秒3、Oは11秒5は出せると思っていましたから。もちろん条件的なものもあると思います。2年生のFが11秒78かかりました。もう少し何とかしてもらいたいですね。力みましたね。

私は「女子の指導がメイン」という感じでみられます。が、実際はそうでもありません。どちらもきちんと見ているつもりです。ある程度「本気でやりたい」と思ってくれてこちらの求めることをしっかりとやってくれれば「走れるようになる」のです。少し前の記事にも書きましたが今の最低限の目標は4人の平均タイムを「11秒65」のすることです。現時点では「11秒78」です。今年のうちになんとか「43秒台」に入りたいと思っています。これができれば来年の中国大会が見えてきます。十分可能性があるのではないかと思ってはいます。

ちなみにSoは決勝に残り4位となりました。200mが得意な選手ですからこのスピードを生かしてまずは22秒台を目標にします。本当は400mHを目指そうと思っていたのですがもうしばらくはショートスプリンターとして取り組んでいきたいと思います。Oはロングスプリンター。短い距離のスピードを上げていってこれを400mにつなげていきたいと思っています。200mのベストが24秒2くらいなのでこれを23秒前半に持って行ってそこからだと思います。短期的な結果というよりは長期的に考えています。

棒高跳び、気が付いたら3m80を越えていました。不器用ですがまじめにやります。これが取り柄。でもそれができる選手というのはそれほど多くありません。こうやって地道に取り組んでいると少しずつですが結果が出ます。すべてG先生のおかげなのですが。4mもあと少しのところまで来ました。来年度の目標が4mだったのですが今シーズン中に4mが見えそうです。それでも勝負にはなりません。少しずつでも構わないので記録を伸ばしていきたい。3m90にチャレンジできていたらきっと跳べただろうなという感じの跳躍でした。

こっそり幅跳びにもでました。練習はほぼ0。跳躍練習というよりはまずは「スプリント向上」です。100mが最低でも12秒5まではいかないといけないと思っています。それでも5m10跳びました。記録的には低いと思われるかもしれませんが私としては「面白い」と感じました。この子もまじめに取り組みますから来年くらいにはなんとか5m後半跳べるようになればなと思っています。それくらいの感覚ではいます。

地道に練習をしていればそれが一気に開花する日が来る。そう思います。男子は良い感じですね。普段の雰囲気作りも男子がやってくれています。ここに女子との差があると思います。同じことをやっていますから全体的に競技力が上がってくれればなと思っています。不足することがまだまだあります。これからです。

長くなったので続きは別記事で。
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試合前日

2016-08-07 | 陸上競技
金曜日、国体最終の前日です。今回は完全に調整という感じではありません。練習量自体はそれなりに落としましたが2週間分の疲労が完全にとれたとは思っていません。それでもある程度走れるようにならないといけないなと感じていました。通常であれば炎天下の中で練習することは考えられませんがオープンスクールの関係で走っている部分もあります。タータンではなく土の上で走っている関係もある。この部分は普段ならないことですが。まー仕方ない部分もあります。

この日は前任校での教え子Makinoが帰省していたので一緒に練習をすることに。実家周辺では練習する場所がありませんから防府で一緒にということになりました。こうやって卒業生と一緒に時間を過ごせるというのは幸せだと思っています。一緒に練習するだけではなくいろいろな話を聞けるというだけで大きな刺激になります。この子たちと一緒にやってきたから今がある。常にそう思っています。

最初から一緒にやることにしました。スプリント系はいつもと同じ流れで。少しアップが長くなりますが今はきちんとやっていくことが重要かなと思っています。時間をかけてでも「やりたい動き」を身に付けさせていきたいと思っています。1年生女子はどうしても「筋力が足りない」という感じを受けます。まだもうしばらく時間がかかりそうです。

いつも通りの流れでやっていって並走。この辺りで「動きが鈍いな」と感じました。通常前日であればある程度動くのですが全体的に鈍い。狙ってはいないとはいえ国体選考にかかる可能性がある選手もいます。調整していなくてもそれなりの走りはできると思いますが・・・。

何度か全体に投げかけました。「動かない」のであればそれをどうするかです。動かない、仕方ないで終わるようでは次につながりません。良い動きができていないのであればそれをどうやって変えていくか。こういう部分をきちんと考えられるようにならないと強くはならないのです。その部分の理解。これができない間は先に進めません。

並走時にバトンが上手く渡りません。このレベルの練習をしていたら勝負にはならないのです。その感覚が許せません。「速く走れない」ということを怒るのではありません。「やるべきこと」ができないということが許せないのです。できないのであれば「どうすればうまくいくのか」をきちんと考えないといけません。「素人」のようなミスをします。このようなバトンでは「目標値」には届きません。「渡せばいい」という練習ではない。その部分がまだ「甘い」のです。

「厳しい」と言われるかもしれません。が、このレベルのことを繰り返している間は強くならないと思います。「なんとなくやる」練習では面白くありません。圧倒的に足りないのは「危機感」だと思います。練習をしているから大丈夫という感覚。試合前日なのに「出来て当たり前のことができない」というのはちょっと違うのではないかと思いますね。

スタート練習もしました。せっかくなのでMakinoと一緒に走らせました。全く勝負になりません(笑)。が、これから先勝負をしようと思えばMakinoと互角以上に戦えるようにならないといけない。そのためにこういう場で一緒に練習できるというのは大きなことだと思います。良い刺激になりますし。一緒に走っていて「勝てないのはなぜか」を考えられるようになると本物に近づけるのですが。工夫と努力が足りません。

最後に120mを各自で走って終わらせることにしました。その前に話をしました。「試合前にピリッとした雰囲気にならない」という状況でいいのかどうかです。「絶対にやってやる」という感覚を持てないとだめだと思います。そのために1本1本集中して取り組む。この日の練習は到底「試合前日」とは思えません。とりあえずやるという感じの練習では無駄に疲れてしまうだけですから。この手の話をしなければいけない。まだまだチームとして「幼い」と思います。「戦う集団」とはいえません。

「いつもより動かないな」と感じていたでしょうからそれも「雰囲気」に影響をしていたと思います。が、それをどうするかを考えて動いたか。動かないならどうすれば動くかを一生懸命に考えたか。そういう部分が重要だと思っています。それができていないのであれば「準備不足」です。自分のための準備ができていないから上手くいかない。考えなければいけないと思います。

誤解されないように補足しておきますが「随分成長している」のだけは確かです。が、それは「過去の自分たち」と比べてであり「本当に必要なところ」とは距離があります。そのままで戦えるほど甘くはないのです。今の現状に満足する話ではない。もっと先を見てもらいたいのです。


最後の120mはまずまずでした。こちらが「気持ちを引き締める」という状況を作らないといけないというのではちょっと困りますね。気持ちが入れば走る。そうでないときには質の低い練習をするというのでは・・・。この雰囲気のまま勝負をするという話にはなりません。気持ちを切り替えてどれだけ取り組めるか。その手の話をして終わりました。

不安が残る状況ですが次の日の国体最終を迎えました。続きはまた別に。」
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