kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

tabe合宿

2016-08-16 | 陸上競技
土曜日、朝から毎年恒例になっているtabe合宿。ここ数年は宿舎の関係もあり1泊2日で行われていましたが今回は久しぶりに2泊3日。支部大会の直前です。さすがにキツいだろうなという部分がありますが先の事を考えたら大切な部分だと思います。特に私自身、最近は「徹底的にやる」という部分が少なくなっていました。走る量を増やすというのはこういう機会が一番いいかなと思っています。何が何でもやる。ここの部分です。

昨年はこの合宿、本当に「参加させてもらった」だけでした。存在感もありません。付いていくだけで精一杯。何人かは「何でこんな事をやらないといけないのか」と思っていたでしょう。「競技をするため」の合宿です。自分達の「殻を破る」という部分ではこういう人生を変えるくらいの大きな刺激が必要になります。1年生にとっては本当に大きな経験になると思っていました。

ほとんど選手達と会えていないので練習開始前に話をしました。本当に強くなりたいと思えば「練習では前に出ること」「行動を早くすること」が大切です。ここは普段から話しています。うちのチームとしては1年生女子の2人が比較的大人しい。大きな声を出して明るく元気よくというのが未だに苦手です。ある程度できるようになっていますがまだまだ。いきなりチーム全体がそこの部分が変わるとは思えません。だからこそ「出来ることを一生懸命にやる」という所を重視しました。

2年生は3度目の合宿となります。それなりに対応できるようになってきているのではないかと思います。その話は何度もしてきました。「競技力」だけではないと思っています。今はまだ力がないかもしれませんがこれから先本当に戦おうと思えばやはり積極性という部分が必要となります。他校との交流がなかなか出来ていない中ですからこういう機会を有効に使って取り組んでもらいたいなと思っていました。

女子、2年生Aと1年生Sは積極的に集団の先頭に並んでいました。個別に少し話をした部分もありますがそれをきちんと行動に移せるというのは大きいと思っています。女子に関しては「県を代表するチーム」となるべく指導をしています。その中でどう行動するか。自分達のやりやすいところだけ先頭に立つのではなくどのような場面でもこういう姿勢は必要だと思っています。若いチームです。歴史がありませんからとにかくこういあ場面で多くのことを学んでもらいたいなと思います。

男子は周りの雰囲気に飲まれてしまっている感じがありました。リーダーとして変わりつつある男子キャプテン、まだまだ遠慮してしまいます。自分よりも力が上の選手が多くいる集団の中で何をするか。「力」だけではないと思っています。まだ「殻」を破りきれない。ここが変わってくると本当に変わると思います。県新人のリレーで戦っていかないといけないチームとの練習です。だからこそしっかりと存在をアピールしなければいけないと思っています。

練習後のケアのことに関しては徹底しました。昼休みの使い方、食事後の使い方。ここをきちんと考えて動けるようにならないといけません。しつこく言い続けているのできちんとできていると思います。幸い「強くなりたい」という気持ちがあってその為には最大限のことをやる選手が多いですから。合宿中は回数を減らしてでも補強をやるように指示をしています。走る練習が多くなればどうしても補強が不足します。この夏はここの部分は徹底したいのでどこであっても必ずやる。合宿はチーム内のコミュニケーションをとる場でもあります。全体でこれから先のことを考えながら補強をする事もコミュニケーションの一つだと思います。

幸い教え子が参加してくれていたので夜の補強はこの子の指導で進めてもらうことにしました。ここに関しては完全に任せているのでどのようなことをやったのかは確認していません。時間と空間の共有する。更には教え子が少し話をしてくれたようです。母校となる学校が違っても私との関わりは変わりません。ずっと同じことを伝え続けていると思っています。国体合宿でも時間を共有していました。私的にも本当に幸せな時間になりますね。

細かいことはまた別に書きたいと思います。思いつくままに書いています。疲れもあるの手間なかなか筆が進みません。手応えを感じる部分もかなりあったのでここに関しては書いておきたいなと思っています。全体の成長をかなり感じています。

多分力尽きて寝てしまうのでまたそのうち。
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tabe合宿〜そこにたどり着くまでの国体合宿〜

2016-08-16 | 陸上競技
広島から戻ってきてすぐにtabe合宿へ。一応選手は前日に休息を与えていますがそれだけで疲労は抜けないでしょうね。強化期間。ここの意味合いを考えていかなければいけません。合宿終了後には支部新人が実施されます。が、ここに調整しても長い目で見たときには意味がなくなると思っています。以前、blogに「全く気にしていない」という書き方をしたときに「選手にとっては大切な大会なのだからそのような位置付けはどうなのか」とコメントをもらったことがあります。これは指導者としての考え方だと思っています。

久しぶりに選手に会いました。月曜日にトレーニングをしてから翌日からは国体合宿。国体候補選手に選ばれているNとはそれなりに一緒に過ごせました。学校の練習はかなり負荷を高めていました。どうしても練習量が少なくなります。そのため教え子のMihoとMakinoと一緒に補強をさせたり走らせたりしました。自分よりも力が上の選手と数日間寝食を共にして練習をする。どう考えても力的にはお姉さんたちには勝てません。だからこそ「自分が弱い」という自覚するチャンスになると思っています。

空き時間にはとにかく補強をさせました。夜もMihoに付き合ってもらって補強。合宿期間中にMakinoに追いつくくらいの筋力をつけようというのが最大目標でしたが無理でした(笑)。それでもお姉さんたちに教えてもらいながら補強をする。加速段階のスティック走もやりました。ここは苦手な部分。月曜日でのトレーニングの筋肉痛はかなりのものだったと思います。これはNだけではなく学校で練習をしている他の子も一緒だったと思います。Nは元々アピールするタイプではないのでこちらも声をかけながら様子を見ていきました。

体幹が弱いのでここを時間をかけて作っていくつもりです。焦ることなく。中学時代はなんとなく走って記録を出していたかもしれません。これからはそうはいかない。今の筋力や動きでは足りません。加速段階での動きが苦手ですか膝が開く部分があるのが一番の要因。ここの徹底です。指摘されたことをなんとかやろうとしていたようです。膝締めの甘さは簡単には治らないと思います。感情を表には出しませんが「強くなりたい」という気持ちは大きいと思います。この部分を認めていきながらしっかりと取り組んでいきたいと思っています。

2日目の午前中の記憶が曖昧(笑)。何をやったのか?!バトン練習をしていた記憶はあるのですが私がそれだけで練習を終わらせるとは思えません(笑)。少し早めに終わった気がしています。が、とにかく補強をさせていたと思います。午後はフリーになっていたので前日と同様にスティック走をかなりやってから120m×2本2セット。「120+60」をやるか「120+120」にするか考えたのですが勢いで120×2へ。これはショートスプリントの国体候補選手が全員でやりました。ありがたい話です。明らかにNはついていけません。練習中にNが爆発的に強いと感じることはほとんどありません。それでもこうやってお姉さんたちと一緒に走らせてもらえるのは貴重な機会だと思っています。筋肉痛や疲労の中で最後まで一生懸命に走っていました。

練習が終わってから下松の温泉施設へ。チームとして取り組むためにはこういう機会も大切だと思っています。普段一緒に過ごす機会が少ないですから少しでも何かをしていけると良いですね。これまでと比べてかなり打ち解けてきていると思います。

最終日は女子4継と男子の400mH選手&800m選手のタイムトライアル。800m選手は390mでそれ以外は400m。 なかなか貴重な機会です。全員が二部練を2日間やっていますから疲労度は高いと思います。その中でのトライアル。タイムはなかなか出ないと思います。それでもこういう機会があるというのは大きい。

レース自体は日本選手権で3年連続入賞している400mH選手が先行。まーどう考えてもこのパターンしかありませわ(笑)。ラスト100mの所までは女子リレーチームは負けていました。最後にNが男子選手2人を抜き去りました。手動計時ですが47秒3でフィニッシュ。疲労がなければ1秒は上がると思うので戦える可能性が出てきました。Mihoもメンバー候補になっていますから私としては思い入れが強くなります。

リレー練習が終わってからカーブ直線を数本走らせて終わりました。うちの学校では他の選手はもっと走っています。質が高い練習ができているとはいえここで休ませるわけにはいきません。徹底的にやらせます。疲労は高いと思いますが今は我慢の時です。ここがきちんとできれば必ず結果につながると思っています。短期的な結果を求めるのではなくこれから先のことも考えながらですね。

本当に貴重な機会になりました。Nにとってこの機会を力に変えられるかどうかです。他のメンバーの疲労もNの疲労もかなりのものだと思ったので金曜日を休みにしたのです。本当はトレーニングをやってからtabe合宿に参加させようと思っていたのですが(笑)。さすがにきついでしょうから(笑)

それなのに私は前の記事に書いているように広島へ。とにかく学べるものは全て学びたい。そう思っています。夏休み?!それってなんですか?!(笑)体力が尽きるのが先か、休みが終わるのが先か。その勢いのままtabe合宿へ。我ながら結構凄いことをやっているのではないかと思いますね(笑)

また書きます。
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学校の練習

2016-08-16 | 陸上競技
国体合宿→投擲合宿→tabe合宿の流れ。本来であれば選手は強化期間ということもあり休まずにこの合宿に突入しようと思っていました。が、さすがにキツいと思い、急遽金曜日の練習を休みにしました。優しい(笑)

月曜日は記事にも書いていますがトレーニングをひたすらやりました。間違いなく全身筋肉痛になるレベルでの練習。さらにはその勢いは止まらず。火曜日は競技場でしっかりと短い距離を走ることにしました。筋肉痛もあるはずです。それでもやると決めたからにはやる。細かい部分が確認できませんがそれでも「私が不在の期間にどうやって練習するかが重要だ」という話をしていました。ここが出来ないようであればこれから先はない。短い距離を中心に走りました。

さらに水曜日。この日は学校でトレーニング。どう考えても筋肉痛からの回復は不十分だと思います。だからといってやらないという選択肢はない。強化期間というのは負荷を高めるというだけではなく「心」の部分もしっかりと鍛えていく必要があります。前回のトレーニングでほぼ集中が切れかけていましたがそれでも全く同じメニューを実施させました。報告によるとかなりスムーズにできたようで前回よりは1時間くらい早く終えたとのこと。それで5時間だと言っていました。ん??という事は前回はもっと長かったのか?5時間補強と思っていたのですがもっとやっていたようです。まー前回は休憩も長くて効率が悪かった部分もあったと思います。

木曜日は学校での練習。いつも通りの流れの中で進めていき、途中からはタイヤ押しをひたすらやらせました。5本×3セット。これは急遽メニュー変更をした部分です。思うことがありしっかりとやっておきたいと。どれくらい時間がかかったかは分かりませんがある程度の練習はできたのではないかと思います。タイヤ引きも。短い距離。60mを2本走ってから1本60mを1本。これを2セット。そこから場所の関係で60mの往復走。3往復を1セットやったところでグランドが使えるようになったとのこと。120mタイヤ引き+60mを2セットやって終了。

金曜日、この日は急遽練習を休みにしました。さすがに疲労しているだろうと思っていたので。「強化期間」として位置付けています。多少のことであれば押し切ろうと思っていました。が、さすがにこれだけ練習負荷を増やしてからのtabe合宿はしんどいだろうなと。故障をしてしまうかもしれません。「盆休み」というのは全く取れないのでこの1日のみ練習を休みにしました。これでどれだけ身体を回復させることができるか。本人たち次第です。

この日程の中でも「補強をする」ことを求めました。通常練習の負荷が高いので自宅で補強をするのは難しいかもしれません。それでも「やると決めたからにはやる」という感覚を持つべきです。「補強ノート」を作らせていますからそれにきちんと記載させます。「やったふり」をするのは簡単です。しかし、本当に大切なことは「自分のためにやる」という部分です。何が何でもやるのだという感覚を持たせたい。「やらされている」という感覚から「自分が強くなるためにやる」という感覚への移行。これができれば選手は勝手に強くなると思っています

状況はこんな感じでした。選手からの報告でしか判断できないので。まずまずの練習の雰囲気だったようです。選手は休みがありますが私は不休(笑)。案外頑張っています(笑)。
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