kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

岩手国体2

2016-10-11 | 陸上競技
思うことを。

Mihoは今回の岩手国体が最後の全国大会となりました。初めての全国大会が岩手インターハイ、最後の全国大会が岩手国体。大きな縁を感じます。本人にも話をしましたが私が真剣にショートスプリントで勝負をしたいと思ったのはMihoが初めてでした。この子との出会いがあったからこそ今の自分がいると思います。上手くいったこと以上に上手くいかないことの方が多かったのかもしれません。

この子と競技が出来たおかげてそれ以後のショートスプリントでの指導がそれなりにできるようになってきました。Mihoが高校3年生の時の1年生がkanaとmakino。この二人がMihoと同じ時期に競技ができたお陰でそれ以後の活躍があったと思います。県内でショートスプリントで継続的に選手が活躍しているチームはほとんどないと思っています。指導している選手がショートスプリントで活躍しているというのは私の誇りにもなります。今年も県新人ではうちの選手がワンツー。その原点はMihoとの出会いだと思っています。

Mihoは国体のリレーが終わった後、涙を流していました。様々な想いがあったはずです。私も感情的になりながらも我慢。この子に声をかけていました。大学2年生の時、全く走れずかなり気持ち的に落ちていました。辞めてしまうのではないかという感じまでありました。その年、kanaとmakinoが長崎国体の代表になりました。私の最大限の夢としてこの2人とMihoが国体の舞台でリレーメンバーを組んでくれたら、という部分がありました。その夢は叶わず。

しかし、あれから2年経過して今の教え子であるNとMihoが山口県代表として同じチームで走れた。これには大きな「縁」を感じます。Mihoの全国最後のレースをうちのNがアンカーで走った。こうやって「想い」が繋がっていくのだと思います。山口県代表としての自覚。これを持ち続けることができるか。山口県のために競技をやるという意識は全くありません。が、自分自身を高めていくためにこういう繋がりを大切にしていきたいと思います。

レース終了後、高校生エースのSさんとNが話をしていたようです。多分SさんがNに話しかけてくれたのだと思いますが。来年こそは必ずリレーでラウンドを進む。そのために2人が0.2秒ずつ速くなろう、という約束をしたとの事でした。今回のリレーは力負けの部分もあります。県内に1人も11秒台の選手がいない。この中で戦うのは厳しい。だからこそ来年度中心になるであろうこの2人が0.2秒ずつ速くなることは必須だと思ったのだと感じています。Nが力を上げて個人でインターハイに届くようにならなければ来年も同じようなことになってしまいます。それわSさんから「二人で強くならないといけない」と言ってもらえたのは本当に大きなことだと思います。

来年、Mihoは引退していません。愛媛国体にもう1人の教え子であるmakinoが立ってくれると信じています。そうやって様々な「想い」が引き継いでいきたいと思います。国体に対して大きな思い入れがあるかといえば違うかもしれません。が、教え子達がこういう形で同じチームになりバトンをつなぐというのは本当に貴重な経験となります。

上手く表現できません。様々な想いが交錯します。それでもやるべき事をやらないといけない。学校の枠を越えてでもやるべき事がある。そういう想いはあります。

また書きます。
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岩手国体

2016-10-11 | 陸上競技
なかなかblogを書く時間が確保できませんでした。基本的に選手サポートがメイン業務ですからバタバタすることになります。遊びに行っているわけではないので。

今回、かなり厳しい状況の中での大会となりました。寒さと雨のためなかなか力が出し切れない。うちのNに関しては山口を出るまではかなり感じが良かったと思っています。が、実際は思うようなレースが全くできず。ここまで力が出せないことは経験がありません。全ては私の力不足だと思います。持っている力を出し切れない部分。それを引き出せなかった部分。どう考えても「ありえない」ところです。納得はできません。が、それが国体なんだと難しさを感じました。

実際のレースは大雨の中、気温13度。寒さ対策はかなりやってきたつもりですが上手く対応できなかったのかもしれません。本人は「身体が軽すぎて感覚が大きく異なった」という話をしていました。ここも考えなければいけないと思います。その理由をきちんと突き詰めてこれから何をするのかを考える。元々筋力的に弱いのですが瞬発力を必要とするスタート局面で全く力が出せませんでした。言い訳するつもりはありません。全て私の責任。

この局面で失敗するとレースは終わってしまいます。上手く加速に乗れないままレースが作れないまま。ここはこれからの大きな課題となります。本当に力は付いていると感じています。上手くいけば12秒3まで届くのではないかと感じていただけにやり切れない気持ちがあります。もっときちんと指導しろという感じですね。調子は悪くありませんでした。どちらかというの良く動いていた。本当に悔しい気持ちでいっぱいです。来年以降必ずリベンジしたいと思います。必ず。

同じ日に卒業生のMihoもレースへ。高校2年生のインターハイ以来の岩手。私がショートスプリントで初めて全国に行った場所でした。あの時と同じ場所にMihoと一緒に来れたことは本当に感慨深いものがあります。今回はNのアップに付き添ったのでなかなかMihoのアップのサポートが出来ませんでした。Mihoも持っている力が出せませんでした。スタートはまずまずでしたが中間以降が伸びず。中間に入るところから力が入らなくて地面に力を伝えることができなかったとのこと。コーチの話によるといつものような接地ができずにジワーっと力を伝えている感じであったとのこと。ここも考えなければいけないと思います。

私自身、情けない気持ちしか残りませんでした。もっときちんと気を配ってあげることができたのではないか。参加するだけしかさせてあげられなかった。記録的には本人達が選ばれるのは順当だったと思います。が、選ばれただけで終わってしまった。Nは2週前に追い風参考ながら12秒40で走っています。普通に走れれば間違いなく同じくらいのタイムで走れていたはず。本当に悔しい。

とにかくこの冬に身体作りを徹底したいと思っています。今のままの体幹や股関節周りの筋力では上のレベルでは戦えません。絶対に全国の舞台で戦えるようにしたいと思います。本人も感じているはずです。今回の経験は「完敗」という表現さえできません。力を出し切れないまま終わってしまったという感じです。

今回の国体の中で思うことは山のようにあります。これを自分自身の胸の中に刻み込んでおきたいと思います。

また書きます。
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