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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

真剣に話をする

2016-12-16 | 陸上競技
木曜、この日も雨でした。最近は天気が崩れています。その上寒い。この状況下ではなかなか練習ができません。これもどうにもならない部分なのでこちらとしても考えさせられます。

思う事がありました。そのため午後の練習は最初にミーティングをすることにしました。ミーティングと言ってもこちらが一方的に話をするものではない。前も書きましたがシンクロの井村さんの書いた著書の一部を選手に渡しました。これを元に「自分達に置き換えて話をしてみる」という時間にしました。

ミーティングといえばみんなであれこれ話をしたりするイメージです。これまで私もそのような形でやってきたことがあります。が、結局話す人間が限られてしまって本当の意味での話し合いにならない。それもあってあえて「資料」を準備してそれを読んで話をする。それも2人で話をするのです。あえて男女混合で話をしました。

雑談などをするのはできます。うちの選手達は雑談も少ない。これで本当に同じ目標に向けて進んでいく仲間として認め合えるか。最近は「目標を口にする」というのをやっていますが結局は「言うだけ」になっているのではないか。そういう感覚がありました。

競技について。取り組みの姿勢について。ここについてなんとなく考えることはあるかもしれませんが真剣に細かく考えることが少ない気がします。これでは上手くいかない。だからあえて真剣に話をする機会を作りました。他の誰かに任せるのではなく自分自身がきちんとやらないといけないという感覚を持つ。

30分ほど時間を与えました。が、なかなか話になりません。こういう部分なんだと思います。自主性という部分。もっというと普段は「誰かが引っ張ってくれているからついていけばいい」という感覚でしかやっていないのです。自分の責任において話し合いをしなければいけないというときにそれができません。

あー、うちの弱さは完全にここだなと感じました。悪い子はいません。しかし、自分からやってやろうという強い想いを持っていない。指示待ちなのです。時間が来れば話し合いが終わるのではないかと考えていたのかもしれません。このような形でどれだけ練習をしても強くなるはずがない。明らかですね。

その様子を見たのでもう一度集めてペアを変えました。今度は資料を一切見ずに話をするようにしました。これから自分達がどのように練習に取り組まないといけないか。そこについて真剣に話をするのです。正解なんかあるはずはありません。大切なのは自分が思っていることを言葉にすることです。どんな想いであってもきちんも言葉にして伝えることで変わるのです。

15分程度話をさせました。今度はそれなりに話をしています。自分達がやっていることに対して想いを伝える。これから進むべき方向に向かって力を注ぐ。そのためには練習をするよりももっともっと大切なことだも思っています。

精神論でやっているとは思いません。「考え方」は間違いなく競技につながって行きます。そこの部分がしっかりとしなければやはり上手くはいかないのです。うちの選手のように「受け身」になっていて「誰かがやってくれるだろう」という考えの中では強くはならない。

「誰か」に自分がなるのです。話をするにしても積極的に話していく。自分の思っていることをもっともっと伝える。そうやって成長していく。チーム自体が大きく変わると思います。

この後の練習のことに関してはまた別に書きます。大きな変化がありました。こちらの意図していた以上かもしれません。
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伝える

2016-12-16 | 陸上競技
競技とは少し違う話を。

指導する機会がありました。単純に服装指導です。取り立てて書く必要があるのか?という感じもありますが。

制服に対しての考え方。普通校などではほとんど指導しないのかもしれません。進学校などではそこの辺りは言われないかもしれません。一応専門高校ですからこちはもある程度の事は話しておかなければいけません。

この日は3つの理由を話しました。これも私の考え方ですから正しいかどうかは分かりません。一つの考え方として示しておきます。

1つ目は「外部から見られる」という意味合い。制服はユニフォームです。統一されたモノを着ています。誰か1人がおかしな着こなしをしていたら周囲から見たときに「あれはなんだ?」と思われる。それにより企業に対するイメージが悪くなることもあります。学校のイメージとして「きちんとやっている」というのは必要だと考えています、まー一般的な話かもしれないですね。

2つ目は「不平等」という部分。ある生徒だけスカート丈を短くする。他の生徒はきちんとやっている。「真面目にやっている」生徒が不快な思いをする事も出てきます。1人だけが「自分だけは良いだろう」と思って行動をすると周りに与える「不平等感」は大きくなる。それはやはり避けなければいけないかなと。

3つ目。これは「少しだから良いだろう」とか「バレなければ良いだろう」という考え方を許してはいけないという部分。これが一番大きいと私は考えています。

例えば「カンニング」。これもバレなければやって良いのか?「やってはいけない」と常識的に分かっている事であっても「少しくらい」という気持ちが出てきてしまえば大きなことにつながります。バレなければやって良くてバレるからやっはいけない。これは違うと思います。

スカート丈や制服の着こなしに関しても同じ事だと思っています。やってはいけないこと。それは分かっているはずです。それなのにやってしまう。少しだから良いだろうという気持ちに負けてしまう。バレなければ大丈夫という気持ちが出てしまう。

「少しだから良いだろう」というのはやはりダメだと思っています。我慢を覚えてもらわないといけない。何でもかんでも「やりたいようにやる」というのは良くない。その事を教えていく。真面目だとか硬いとかではなく。「伝えたい事」を持っていなければ今の仕事はできないと思っています。

何故いけないのか。大したことではなくても許してはいけないと思うことがあればきちんと伝えないといけない。ここの感覚はずっと持ち続けたいと思います。

「少しだから」という感覚はどこかで止めておかないといけない。そういう部分はどんどん助長されていくからです。次の「少しくらい」は前よりも大きくなる。最終的にはかなり大きなことになるのです。「少しくらい」だからこそ許さないという方向で考えています。そこが大切なのかなと。

書くと長くなるのでこれくらいで。記録として残しておきます。今自分がどのように考えるのか。そこは未来の自分にとっても大切になるはずだから。
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与えられた環境の中で2

2016-12-16 | 陸上競技
なかなか一気に書けません。前より一つの記事の文字数を減らすようにしました(笑)。長くて読みにくいので。前も書きましたが読者のためというよりは「自分が見直して読みにくかった」からなのですが。

前の記事の続き。

水曜日はグランド状態があまり良くありませんでした。そのため練習計画を大幅に変更することに。本当は長い距離を走っておきたかったのですがそんな状態ではありません。水溜りを埋めるために土を入れて対応する感じでした。こうなると厳しい。山に行くことも考えましたがアスファルトも濡れていたら危険。

諦めて出来ることを最大限にやろうということにしました。実際にグランドで走れるだけで恵まれているのかもしれません。グランドは緩かったですがどうにもならない状態ではない。そうであれば走るしかないかなと。

アップはそこそこで。試合と同じアップをするように指示をしました。その間マネージャーと一緒に水溜りを埋める。一輪車を使いながらなんとかかんとか。結局埋めたところは水が浮いてくるので使えません。が、今後のことを考えたらやっておかなければいけなかったと思います。

本来であれば18時くらいから1時間かけて走り込みをしたいと考えておました。他の部活にお願いして場所を空けてもらうようにしていたのですが、このような状態ですから無理。18時半くらいからバッティングをすることなのでそこまでに練習を終わらせておきたいなと。

とはいえ、アップ終了から1時間半近くありました。さすがにそんなに走り続けるのは不可能(笑)。少し予定変更。完全に思いつきでやって行くしかありません。チューブ5歩と並走までやってポール走にをやりました。一応5本あるので上手く回せば効率よくできます。

ポール走を2本やってから60mの並走。これを2セット。休まずにポール走を2本やってタイヤ引き2本、そこから並走。これは何セットやったか?!(笑)多分2セットだったと思うのですが。

この日はかなり気温が下がっていました。待ち時間を作ると身体が冷えてしまいます。こういう練習形態で休まず動かす方が良いのではないかと。レストを取っているとその間に走れなくなってしまいます。その時その場でできる最善のことをやっておきたいなと。選手はきついかもしれませんが。

さらっと書いていますが上述のメニュー、実は結構走っていると思います。色々な道具を使いながらやっていることで「気がついたら走っている」という感じ。追い込みが出来ているかと言われたら足りないかもしれません。が、全て全力でやりますから質は高くなります。本数が多かったら質が下がるというのは違うかなと。この辺りは工夫だと思っています。

まー、今与えられている環境の中ではこちらで工夫するしかない部分もあります。この環境だから出来ることもたくさんあります。グランド状態が悪いから練習できないと嘆くのではなく「何ができるか」を考えながらやる方が良いかなと。その方が私も楽しいですから。

最後に120mの代わりに60mの往復走を。あまり往復数を増やすとヘロヘロになってしまうので1往復半。ほとんど休みを取らずに往復です。これを3セット。1往復半ですからスタートと反対側で終わることになります。休息は60mを歩いて戻るだけ。

この手の練習をすると「選手の素の姿」が出ます。苦しくなった時にどう取り組むか。以前と比べてかなりタフになってきたと思います。1年生で力を出し切れない者もいました。1人は1セット目が全く走れていませんでした。が、声掛けをしたことで気持ちが戻りました。そこからの走りは抜群。かなり強くなっている感じがあります。

相手は高校生。キツさに気持ちが負けるときもあります。本当は常に高いレベルで安定することが理想なのですがそんなに簡単なことではない。だからこそ我々がいるのだと思っています。目標に向けて方向付ける。個別に対応するという姿勢は他の人より持ち続けていきたい。

普段よりは短い時間でした。それでもやりたいことは出来たかなと思います。出来ることだけをやる。まずまず。
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