kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

あれこれ思う

2019-07-24 | 陸上競技
練習会を終えて。色々と思うことがあります。

一番は「何を求めてやるか」という部分。私は性格的に「やればいい」とは思っていません。競技をする中で「明確な目的」を持ってやりたい。単純に練習をすれば良いというのではなく「繋がり」が重要だと考えてやっている。動きに関しては必要なことを徹底する。最終的に「走り」に持っていくために段階を追って動きの感覚を作る。現場で見てそれをどう形にしていくかを考えてやっている。グランドに立って観ることで分かってくることがある。

なぜその練習をやっているのか。ここを理解させたい。だから説明も増えます。合同練習の時にはどうしてもその傾向が強くなる。ある程度はうちの選手に説明ができるようになってもらわないといけません。そういう部分もあって意図的に選手に説明をさせました。お手本も選手がやる。分かっていなければ説明はできませんから。

女子はある程度説明ができます。男子はどうだろうか?多分できないと思います。それは「とりあえずやっているから」という部分が大きい。前の人がやっているから「同じようなことをやっている」という感じがあります。合同練習における他校の選手と同様になってしまっているなと。

他校の選手は「初めてやること」なので戸惑う部分が多いと思います。しかし、うちの選手は毎日のようにやっている。それも「真似てやるだけ」であればやはり効果はなくなる。圧倒的な「差」が生まれると感じました。もう少し「理解してやる」という感覚を持たさなければいけない。状況判断も含めてできないことが多すぎるなと。

男子はkbt先生の指導でした。やりたいことは同じだと思っています。その中で本人達がどう感じてくれるか。全く別物と捉えられている可能性が高い。ここも理解とつながる部分です。やりたい事が分かっていたらどのような種目であっても「共通点」を見つけることができます。分かってくれたかどうか。「やるだけ」から抜け出さなければ進まない気はします。

そして、「技術的なこと」に関して。こういう場で技術論を展開してもなかなか難しい部分があるのですが。私が「やりたいな」と思っている動きではない選手に対してのアプローチをどうするか。

各学校で練習があると思います。股関節から動かさずに足先で動くような選手は学校でもその手の練習をしている可能性があります。そこを否定するつもりはありません。私が考える動きとは目指すところが違うアプローチなのだと思います。こうみえても結構細かく指導するので必要な要素をどう組み込むかを考えながらやっています。私がやっている型にはめて行くというのは少し違うのかもしれません。「各学校でやっている練習を大切にしてほしい」という話はしました。「こういう練習もあるんだ」という理解でも構わないかなと。

他校の選手の動きに対して「こうした方が良い」というのは極力避けています。いつも見るわけでないので。うちの選手であれば「スプリントのために」という考え方でやっていきます。だから足が後ろで回るような走りはさせない。足先だけで走るようなことはさせない。それは毎日の練習のなかで「前で動かすために」という練習をしているからです。毎日やっている動きと異なる動きをやっていたら毎日のやる意味はほぼ無くなります。だからそこに関しては妥協しない。

私がやりたいなと思う動きに関しては基礎的なものです。特別なわけではありません。Facebookで盛り上がったのですが私自身は「ノーマル」だと思っています。他の人と少しだけ違うかなと思う部分は「競技に関して考える時間が少し多い」くらいです。私は起きていて時間がある時の9割くらいしか競技について考えていません(笑)。

何かあればすぐに競技に繋がらないかとヒントを探しています。それは私にとって「普通」なことなのでいつも「ノーマル」だと思っています。だから動きに関しても練習の組み立てに関しても常にヒントを探しています。そんな考え方の中でやっているので「動き」に対する考え方は精査されてきていると思います。私がやりたい動きを身につけるためにどうするかを中心にメニューを作るので。

こういう部分を徹底していく。他校の選手にそこまで動きを求める意味はありません。紹介ですしそれが合うかどうかも保証はできないからです。

練習会の位置付け。ここは考えないといけないかなと思います。他校と刺激を与え合うという意味合いが強いのかもしれません。技術的な部分の改善は各学校でしかできないのかなと。定期的に同じコンセプトでやっていければ県全体のレベルアップに繋がるのは間違いないと思います。しかし、そこに至るためには指導者のコンセプトを統一する必要がある。私の考え方が万人に受け入れられるとは思いませんし、理解してもらえるとも思わない。理解しようとする人がいたら全ての情報を差し出すくらいの勢いではいます。いませんが(笑)

それでもこういう機会は必要なのかなと。技術的なことを丁寧にやる時間は必要。1日あって良かったかなと思います。とても半日ではできない気が。スーパーな指導者であれば2時間くらいでも対応できるのかもしれないですが。

今持っている事をきちんとやりたい。我慢の時を乗り越えていけばきっと花咲く日が来る。そう信じて自分の役割を果たしていきたいなと思います。考えていきます。

まとまらなく(笑)
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支部合同練習3

2019-07-24 | 陸上競技
午後のことを。あれこれやっているので更新にたどり着きません。少しはきちんと書こうという気にはなっています。

合同練習の午後は若干雨が止んでいました。人数もそれなりに多いので何をやるにしても道具が足りなくなります。マークを使ったアップにしました。説明が必要な部分は選手に任せてテキパキ実施することに。無駄な時間を作りたくないので。マーク置きとマーク走を実施。人数調整が上手くいかないところもありましたがそのまま実施。

午前中に軸の固定をやったのでそれを走りに活かすために反発系の動きを少し。ペアワークから始めて両脚ジャンプ、タンブリング、交互。普段やらない動きなのかもしれません。タンブリングができない選手が多い。これは仕方ないのかなという気はしていますが。「何のためにやっているのか」を伝える機会になります。何かのきっかけになればいい。そう思ってやっています。

そのままハードルドリル。これは普段の練習の中に取り入れてもらえるだけで随分違ってくると思っています。基礎的な練習です。サイドの入れ替えから始めてワンステップハードルドリルと連続抜きを。「できない」のは仕方ないと思います。あとはそれをどれだけやろうとするか。連続抜きもワンステップハードルドリルもポイントがいくつかあります。ある一定水準になれば細かい部分も説明する必要があると思います。やってみる、という段階で技術的な事を複数説明しても混乱すると思います。

この手の動きを見ると「股関節が使えていないな」と感じる部分がありました。正確な動きが出来ないというだけではなく使い方が違う。身体をローリングさせて超えていく感じになる。走るための動きが出来ていないなと。普段の練習の中からそういった動きを取り入れていく事で随分変わってくる。身長は関係ないと思います。やはり「目的意識のある練習」を継続していくことは大切だなと感じました。

順番が前後している可能性がありますが台を使った練習も。フォロースイングのタイミングをどのように合わせていくか。これに接地ポジションや軸を作ることを体感していきます。やりたい動きはシンプルです。それを身につけるための練習をどうするか。様々なパターンが必要になると思います。やることは極力シンプルにしてバリエーションを増やす。合同練習では全てはできません。これはうちの選手の特権だと思います。他ではできない事をやっています。

午後からはハードルパートも一緒に指導することになっていました。こちらもハードルドリル中心で良いと思っていました。難しい事をやるのではなく基礎的な動きを教える。結果この動きが出来なければハードルはできません。ある一定段階までは このハードルドリルを徹底的にやっておけば良いと思います。正確にやり続けることで確実に変わってきます。週に何回かだけでも違う。しばらくドリルを繰り返しやらせました。

短距離はバックストレートに移動してミニハードルを使ったスイッチング。午前中にもやりましたがそこから前に進むための動きを入れることに。スキップ走を組み合わせました。片脚スキップが出来ない選手もいるのでここは仕方ないかなと。全ては走るための動きに集約されていかなければいけません。前の記事にも書きましたがミニハードルを使うと脚が回る選手が出てきます。やりたい動きとは大きく異なります。理想をいえば空き時間にそこを意識した動きをしてくれると良いのですが。

以前ならそこは合宿でもしつこく言い続けていました。が、今はほぼ言いません。そこまでこちらがアプローチする必要性がないかなと。こちらはやれる事をやるし、与えられるものを与える。良いかなと。

DM走のショートバージョンもやりました。加速段階の動きを作るための練習です。ハードルと重なりながら見ているのである程度指示を出してやっていくように。感覚作りのためには与え過ぎないというのも必要かなと考えるようになりました。DMを持つ事で重心が前になります。進む感覚が作りやすい。単純に走るだけよりは随分違ってくると思います。

そこから合流走。これは選手に任せると本当に適当に組んでいました。できれば走力が同じくらいで組むと効果は高まるのですが。少しだけ実施する意味を説明。2本ずつ行ってから今度は120を使っての合流走。ハードル指導でホームストレート側にいたのですが、途中でやめてしまう選手が。120を使って90mを走る練習。間の60mが並走です。早くやめてしまったら本来的な効果がなくなります。何度か大きな声で伝えましたが残念ながら...。

あとは自主的にアジリティートレーニングと倒立をしていました。この辺りは任せました。普段やらない事かもしれませんが走りに必要な要素をやるというのも大切かなと。

ざっくりですが記録しておきます。時間が確保できないので忘れない程度のことを書いておきたい。一応記録ということで。時間が作れればまた書きます。

ひとまず責任は果たしたかなと。今後どのような形で実施するか、どうすれば効率よくできるか。そこも考えていきたいですね。
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