kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

アスリートの哲学

2021-11-29 | 陸上競技
前の本を読んでからまた読書。このblog自体がすでに読書内容がメインになっているのではないかというくらいの勢いで本を読んでいます。時間を無理やり作ってでも本を読んでおきたいなと。自分自身を磨くためには必須だと思います。様々な分野の本を読みたいなと思います。結構バタバタしているのでなかなか読み進められないのですが。

先日、本屋に行った時に見つけた本を購入。ここ最近は小説が多かったので実用書というか「考え方」に関する本を。





パリ世界選手権の200mで銅メダルを獲得した末續選手の書いた本。これは見かけた時点ですぐに購入を決めました。当時、ナンバ走法などでかなり取り上げられました。古武術に由来する走りだと。アスリートの考え方や目で見たもの、肌で感じたものを本で読むことで感じることができるというのはありがたいなと思っています。

読んでいて感じたことは「感覚を言葉にすることの難しさ」です。私自身も感覚的なものを言葉にしてみたいというのがあって大学院に進んだ部分があります。感じていることを言葉、文字という「決められたツール」で表現するのは非常に難しいと思います。これは何度も書いていますが「好き」という言葉でも「好ましい」のか「結構好き好む」のか「狂おしいほど愛おしい」のか。段階によってその言葉の表現を使い分けるのは難しい。決められた「文字の羅列」でしかない。

今回この本を読んで表現したいことを最大限に言葉を選んで表そうとしているというのが分かりました。これはかなり面白い。そして「感覚」のことを文字で言い表そうとするとかなり厳しい。それだけは確かです。

実はこの本に関しては1度読んでもう一度最初から読み直しました(笑)一度読んだだけでは感覚的なことを理解できなかったからです。哲学的な部分もあったのでやはりじっくり読み直さないと入ってこない。これは他の人だと一度で入ってくるのかもしれませんが。最初の段階で「万人に理解されるものではない」と前置きがされていました(笑)これを興味を持って読んでいけるかどうかは人それぞれだと思います。

「自分の中だけの感覚」を「言葉」として説明しないといけなくなる現実があってそれにより様々なものが崩れる。全幅の信頼を寄せる指導者と作り上げて行った「走り」について。狂おしいほど競技と向き合ってきたから追い込まれる。これを読んで別の本も読んでみたいなと感じています。多分そちらにはもっと狂気じみた「競技との関わり」について触れてあるのではないかなと。

それくらいの取り組みができて初めて届く場所。それが目標として掲げられていたからな喪失感。経験した人にしかわからないと思います。色々なことが書かれていました。アスリートの哲学を独自の視点で取り上げられています。

なかなかです(笑)興味がある方は是非読んだみてください。
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テスト期間中の練習

2021-11-29 | 陸上競技

なかなか書けませんでした。色々とあって。バタバタ。

 

1週間くらい練習に関して書いていない感じがあります。テストが終わる時間がバラバラだったりするのでなかなか全体で集まってやるというのができません。火曜日は祝日だったこともあり練習は各自で。寮生は学校のグランドで。kbt先生が「休んでもいいよ」と言ってくださいましたが、月曜日の夜が舎監だったのでそのまま練習に行くことに。基本1時間程度ということで。女子は8時過ぎから開始したいということでした。一応全体で8時半から始めようということになっていました。

 

基本練習は「自分で」という感じ。男子も練習に来ていました。ウエイトをする機会がないので学校でウエイトをするということでした。補強もウエイトも重要。まーこのタイミングであれば走っておいたほうが良いのではないかなという気もしますが、「自分で判断する」ということでお任せ。全体を遠めに見守りながら。この日、ハードル選手が「ハードル練習をする」ということで準備を。150mHで5歩。これを3本2セット。前回やったのと同じような感じです。時間がないのでアップはかなり調整されていますが。

 

1セット目の1本目。途中、ハードルの距離が違っていました。が、それをうまく調整して7歩で処理。これはすごいなと思います。こういう適応能力は高いなと感心しました。通常であれば諦めてしまう部分ですが違和感なく。この部分は一番最初に400mHに出場した時から感じていました。1回も練習していないのに適度に走る。それもハードル前でチョコチョコにならずにです。秋には面白いなと思っていた矢先練習が積めなくなったので間に合いませんでしたが。こういう部分を伸ばしていければ面白くなるだろうなと思っています。

 

見ていて「着地」の時に身体がぶれます。これは体幹の弱さもあると思います。が、あまりにもブレる。よく確認してみると「リードアーム」が内側に入っています。かなり。これにより「作用反作用」の関係で身体が内側に傾く。抜き足の課題もあるのですが、リードアームを元に戻すときに大きくぶれるのだと思います。これも時間をかけて修正していかなければいけません。無意識でやっているでしょうから。走るときにもこの部分が出てきます。課題をどのように修正していくか。やることは多いなと思いますね。

 

水曜日は練習は休み。

 

木曜日はバタバタしていて練習に顔を出した時にはほぼ終わっていました。1時間程度軽く体を動かして終わりという感じです。テストの終わる時間にかなり差があるのでなかなかグランドに出れませんでした。無念。kd先生からの伝達事項を伝えてとにかく「勉強をする」という部分を徹底。

 

金曜日も考査。1時間です。2時間考査と3時間考査のところがあるのでまたも終わる時間がバラバラ。グランドに行った時には2時間考査組が終わりかけていました。この日もある程度身体を動かして「周回走」でした。最初のグループが2セットで終わっていたのでメニューが変更になっていたのかと思って第2陣も2セット終わった時点で私がマークを片付けようとするともう1セット走る準備をしていました。最初のグループはいつのまにか1セット終わらせていたということでした(笑)。見逃したのか?勝手に減らしたりすることは考えにくいのでやっていたと思います。第2陣は見ることができました。しっかりと追い込めていたかなと。身体を動かすというのがメインですから。

 

土曜日。この日も各自で練習となっていました。この日は翌日の検定の準備があったので学校へ。練習を見るためにその時間に間に合うようにという感じです。通勤途中、トンネルと抜けると霜が降りていました。途中の気温も1度。放射冷却の可能性もありますがとにかく寒い。グランドに行きましたがかなり寒いの日が照るところで歩いていました。練習中はkbt先生と「練習について」の話をする。この部分はこれから先にプラスになると思いながら。それぞれが感じていることを擦り合わせていく作業。より良い形で進んでいくといいなと持っています。選手にとって何が一番かを考えながら。ハードル走やタイヤ引き、ジャンプ系をどのように導入するか。やりたいことがたくさんあるのでそれをどう精査するか。

 

という感じの数日間でした。金曜日は面接練習もしました。やれることはやりたいなと。ぼちぼちやっています。ぼちぼち。また書きます。

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