月曜日。この週の木曜日から考査発表となります。先日他の学校の先生方と話をする中で本校は比較的早い時期に考査期間に入るということが判明しました。理由はよくわかりません。学校行事などの関係もあるのかもしれません。「普通科」が設置されているので共通テストに向けての流れなのかもしれません。
月曜日もなんだかバタバタしていたような。とにかく落ち着きません。息つく暇はなくという感じで過ごしています。こうなると記憶があいまいになる。それでもやっていくことが大事。自分自身の能力を高めるための修行だと思ってやっていきたいと思います。この日は放課後に面接練習を入れていました。日程的に30分程度しかできませんでしたが。その後はグランドに出る必要がありました。誰もいない状態は避けなければいけないので。そういえばこの日は鍵閉め当番もありました。結構ハード。
練習に関しては先日から「ハードル走」が増えています。昨年からの流れと私が赴任したことで気を使ってもらっているのかもしれないと思いながら。全員がハードルを越えます。ハードル上で重心移動を生み出すためにどうするかという感じもあります。男子が8.5m、女子が7.5mでの3歩ハードル。何人かは詰まる感覚もあります。逆に届かない女子も。この辺りは様子を見ながら調整をしていく感じです。1足詰めました。1セット目は1台目までのスピードが遅いので上手く乗れなかったというのもあると思います。7.5mで十分行けた気はします。シャトルハードルです。1往復したら1分休憩。これを3本。3セットとしました。
そこからはこの日のメイン。短短は120m×3本を2セット。短長は120m+100mを3本2セット。冬季練習に入って初めてといえるくらいの走練習です。この手の練習をどれだけ積めるかだと思っています。短い距離が中心ではありますが、1週間に2回程度は「しっかりと走る」という部分は必要です。今のskyでは顧問の認識として「身体づくりをする」というのは共通する考え方です。これまで別々の場所でしたが同じスプリント理論の中でやってきました。多少異なる部分はあるかもしれませんが、「根幹」が同じなのであとは指導者同士の微調整で対応できます。練習時間の大部分を「身体づくり」が占めます。
先日から「走練習」の時にはある程度基本を端折って「走る時間の確保」が必要だと考えていました。そのあたりのことも話をしながらやっています。この日は「基本」に関しては最小限として「走る時間の確保」がされました。走練習自体は「40分程度」で終わるのではないかなと思います。時間を確保するためにどのようにするかだと思います。これまでは「追いかけ」の形で段差スタートをしていましたが、話をする中で選手たちが「同時」で走るということだったのでそれを実践。人数が多くなると走りにくいので短短は2人で短長は3人で一斉スタートにしました。
この手の練習の中で大事なのは「最初から走る」ことです。本数を考えて最初抑えて走ると「消化」できますが、実際に体にかかる負荷としてはそこまでではないと思います。この辺りも顧問同士で「共通認識」があります。「スピードを落として走る」というのは基本やりません。走るときには最大スピード。重要だと思っています。跳躍選手のがかなり走れていました。話を聞くと「最初ゆっくり出ると乗れないので最初から行くようにしている」とのこと。これは助走も同じ。最初の数歩で決まるとkd先生が以前言われていました。それを走りの中で実現しています。重要なことだと思いますね。
同時スタートにすることで「競り合い」が生まれます。負けられません。見ているとかなりスピードが出せるようになっている選手が複数名います。1年生が力をつけてきた感じがありますね。400mHの女子はこれまでにない感じで120mを走っていました。スピードが出るようになっています。課題は折り返しの部分かなと思いますね。ここができるようになると専門性が高まってくると思います。やはり1本だけの強さではなく粘れるかも大きい。男子はやはり「走力」だと思いますね。どれだけ力を出せるか。
20分くらい残ったので最後は補強を。下半身を使う種目を行うと足がつる危険性があるので「腹筋」と「背筋」を中心に。腸腰筋も意識しながらですね。とにかく「体幹の強化」を最大限にやりたい。疲れているからといって補強ができないというのでは困ります。とはいえ、内転筋などをやると攣ります。選手たちの様子を見ながら道具を使わずに負荷をかけるという形を選びました。
今やっていること。きついかもしれません。しかし、それは間違いなく「将来」に対する「投資」です。今やっておかなければ春に活躍するのは厳しいと思います。一時的に活躍しても大切なところで力が出せなくなります。苦しくて「スピードを緩める」「最大負荷をかけない」ということはあります。が、それに打ち勝たないと最大のパフォーマンスにはつながらないと思っています。「努力をすること」の競争ではない。「結果」で評価される部分はあります。やるからには「結果」につなげたい。「プロセス」ももちろん大事。その中で学ぶことが多いからです。が、外部からの評価は「結果」です。自分自身も「結果」を出したいと思います。そうであれば「最大限のことをやる」という姿勢を身に付けておいてもらいたいと思いますね。
そんな話をしながら。次に向けてしっかりと回復させてもらいたいと思います。