kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習

2021-11-12 | 陸上競技

これも忘れないうちに記録しておきたいなと。ほぼ忘れかけていますが。

 

先週の金曜日(かなり前ですが)、練習はハードルを使った練習にしようということになりました。kbt先生と相談のうえで。練習の流れに関してはほぼkbt先生が考えてくださっています。私は「現場係」という形で気づいたことを細かく選手に伝える役割。これからの練習に導入するために「ハードル」をどのように使うかという話の中でこの形になりました。昨年度もシャトルハードルなどをやったということでした。このあたりを踏まえながらどうするかを実際に見ながら検討しようと。

 

練習の流れとしては前の記事に書いた「ハードル練習会」で行った内容と同じ。今回はハードルリズムスキップを入れました。股関節周辺をしっかりと動かしてから走りにつなげていくという部分。これも共通する考え方です。すり合わせをしながらやっていきたいと思います。バタバタしていましたがメニュー的なものを作成しておきました。紙媒体で残しておくと次につながるかなというのもあったので。

 

ワンステップハードルをやってから一歩ハードル。そこから「ハードル走」と「タイヤ引き」の組合せを。これは以前から実施していますが「接地のポジション」を作るためには効果的だと思います。ワンステップハードルで感じたのですが、普段ハードルをやらない選手(やっていてもできないこともある)は、ハードルを越えて接地するときに腰が残ります。「乗り込み動作」というのかもしれませんがそれが極めて苦手です。重心移動ができない選手は顕著にそれが出ます。残るのでつぶれる。ここは間違いなく「スプリント」につながると思っています。

 

実際にハードル系の練習を見ていると「腰が残る」という感じになります。重心移動がスムーズな選手はここが自然にできます。苦手な選手がここができるようになると大きく変わってくるのかなという感じがあります。ハードルの高さは低めに設定。ハードル選手を目指すわけではありませんからこれでいいと思っています。今回は3歩で。見ていく中で「5歩ハードル」のほうがスピードを高く保てるのではないかという印象を受けました。導入段階なのでそれでいいと思いますが、よりスピード感を求めようと思えばやはり歩数を増やしたほうがいいなと。

 

苦手な選手は3歩で行くところを5歩でチョコチョコ走ってしまいます。これでは目的が果たせません。高いスピードを出すことで「インターバルを速く動く」という目的が達成できます。届くようにしていくことが重要。ストライドをある程度確保しながらやっていく。何度も話をしていきましたが「着地」をどうするかです。身体の真下でとらえるイメージが持てれば間違いなく速く走れます。ブレーキがかからないからです。これを繰り返し身に付けてもらいたい。本当は両足できると理想。体幹が弱い選手はここで体がぶれる。このあたりも見ながら指摘して行けたらと思います。

 

4本走ってから「タイヤ引き」を2本。これは課題になる部分がいくつもあります。軽いタイヤにしていますが負荷をかけて引っ張る。身体の真下でとらえる、反対足が遅れない、重心を前に進める。このあたりが自然と身に付きます。kd先生が以前から言われていますが150mのタイヤ引きとスプリントの相関性はかなり高い。短い距離であればパワーで押しきれますが長くなるとそれではできない。身体の真下でとらえることとフォロースイングのタイミングが合うこと。この2つができて初めて進むようになります。

 

最後にスプリントを1本。これが総まとめという感じでしょうか。このサイクルを時間的に余裕があったので3サイクル。走る本数的にはそれなりだと思います。ひたすら走るというのではなく「道具を使いながら」走ることで飽きずにできます。それぞれの種目は違いますが「目的」としては同じです。課題をもって走っていくことで感覚の変化が生まれていくと思います。

 

タイヤ引きもハードル走も「ありふれた練習」です。が、そこにどのような目的や課題を持たせるかによって大きく違ってきます。メニューがあるからやるというのではなく「なぜそれをやるのか」という感覚を持ってもらいたい。そのあたりのことは話をし続けました。慣れてきたらまた違う感覚が身につくのではないかなと考えています。

 

こんな感じでやりました。記録として残しておきたいなと。なかなか時間が作れていませんが。グランドに行く時間を増やしたいと思っています。記録しておきます。

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