kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バランス

2022-05-22 | 陸上競技
また滞っています。まーぼちぼちということで。

金曜日。かなりの疲労度でした。いや、体力的なものなのか。精神的なものなのか。自分を保ちながら。気持ちを維持できるようにしながら。

この日の練習は競技場でした。2時間半の時間でどのようにやるかだと思います。バトン練習が終わってから専門へ。ここ最近は「耐乳酸」というのが多くなっています。普通の選手がきちんと戦うためにはこちらも最大限のことを考えなければいけないと思っています。ある程度のことで戦えるような選手であればもうすでに戦えています。努力種目の部分もあるロングスプリントで何ができるか。

意図的に「感覚づくり」をしました。スタブロからの加速の練習です。ショートスプリントとは違う加速のイメージがあると思っています。それを身につけさせないといけない。がむしゃらに力を使って加速するのではない。更にスタブロの置き方も。基礎の基礎という気もしますが。これを県総体の1週間前にやっているというのもどうかなと思いますが(汗)。

60mかけて加速していくイメージです。こんなことはやらなくても関係ないと言われる指導者もたくさんいると思います。私のような三流指導者はこの手のことをきちんとやらないと選手は伸びないと思っています。単純に走っておけば強くなるという気はしていません。レース感覚を作るためにもこの辺りのことをきちんとやりたい。何本か加速のイメージを作ってから120mを。これも「速く走る」というよりはレースのための準備です。単純に速く走るだけなら簡単です。が、それでは実際のレースに活かせない。

選手によっては前半ある程度流しながら走って最後だけスピードを上げるという走りをすることもあります。が、これは流れながないので結局「記録を出す」という走りにはなりません。本当はもっとスピードが出せる、タイムが出せるのにレースが作れないことで上手くいかない。やはり「感覚づくり」は大切だと思います。

かといって「常にレース感覚を作る」という練習ではここ最近書いている記事のように「力が出し切れない」と考えています。これまではあまり言いませんでしたが、最後の最後になんとかできる部分があるとすればここかなと思っていました。バランスだと思います。ガンガン追い込む練習だけでもダメだと思いますし、9割のスピードである程度走るというだけでもダメだと思います。中距離選手ではないので。

その流れの中で200mの感覚走を。レースの前半の200mの入りを意識。ここも同じように力を出し切るというのではなくスムーズに加速してバックストレートでリズム良く走るというのが狙いです。理解してもらわないといけません。設定したタイムで無理なく行けるかどうか。設定が速いようであれば目標タイム自体を変更する必要があると思います。ここはあくまでレースのための準備です。耐乳酸のような追い込む練習とは違う。頭に入れてもらいたいと思っています、

最後に300mのMAX走。バトンを持ってマイルのイメージで。全力を出し切るというのがテーマです。が、「これはレースペースで行けばいいんですよね?」と聞いてくる者が…。この手のやりとりが続く間は本当の意味での練習にはならないかなと考えています。目的がわかってやっているかどうか、
やるだけになっているのであればこれは効果はない。手強い。

全力で。マイルを意識して4人ずつで走りました。競争ができたのは大きいなと思います。最後まで競り合えるという練習は必要だと思っています。通常は300は走りません。が、目の前にいる選手を見た時に必要だと感じたらやるべきだと感じたので。大切な試合が近づいてきたときにはやはり力を出し切れる練習。その辺りは感覚だと思います、

そんな感じです。まー正解かどうかは分かりません。やったこと、思ったことを記しておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする