少しは指導のことも。こちらはほぼおまけになっていますが。まー書けることを書いておきたいと思います。
指導に対する情熱は驚くほど冷めかけています。これまでの人生の中でも何度かありましたが。費用対効果というか。今本当に指導することが必要なのかどうか。この数年間ずっと考えさせられています。別に指導をしなくてもやっていける気はしています。学んだことを還元しないというのはもったいない気もしますが、私自身が「やりたい」と思うことに対してエネルギーを使うかどうかです。誰かから強制されるものでもないかなと。かなりの冷め具合です。よほどのことがない限りは別に指導する必要はないかなと考えています。
3日の火曜日。国体関係で関わってきたnun選手が山口に戻ってきていました。この子はsky出身。中学3年生の時の山口国体でハードルで入賞。インターハイも2位、大学でも400mHで58秒台、混成種目でも活躍していました。大学4年の時に大きな怪我をして数年かけて復帰。この子の追い込みかたは半端なかった。ちょうど私がtokushoでmakinoやkanaを指導していた時と同じ学年の選手です。tokusho最後の年だと思います。長崎国体でした。
先日連絡をもらって練習を競技場でするとのこと。タイミング良くなのかどうか分かりませんがこちらも競技場練習でした。300mHをやるということなので動画を撮ったりすることに。この日のメインは私の中では既にここでした(笑)4年ぶりの出場ということでした。全日本実業団の参加標準が65秒らしくそれを切りたいと。関東では大会出場の際に基準記録があるらしく、他の大会に参加するためにもある程度の記録が必要だと。
話を聞くと23歩から16歩でいって途中から17歩に切り替えると。久々ですし感じがどうかなと思いながら見ていました。動画を撮りましたが「のんびり」という走りになっています。目的が「16歩で走る」という部分になっていてテンポ走のようになっています。走るというよりもリズムを取っているという感じになっています。
動画を見せながらどうするか相談。別に私が指導しているわけではないので本人の感覚に合わせた方がいいと思っています。普段1人でやっているということなのでその部分の擦り合わせは必要なのかなと。客観視したら24歩の17歩の方がいいと思っています。4年前の怪我をする前は400m自体も56秒くらいでは走っていたはずです。今はそこまでのスプリントはないでしょう。それが23歩でいくというのは厳しい。大きくなり過ぎて走れていません。その辺りのことを指摘しながら。対話ができるのでこういう時間は私にとって大きなことだと思います。
強制的にレースプランを変える気はありません。本人が決めることです。何度かコミュニケーションを取りながら話していく中で24歩17歩の方がしっくり来ると言っていました。合わせてもらったのかもしれませんが。実際のレースでどうなるか分かりません。見てみたいなという気はあります。が、県選手権に行くという気になれない自分自身もいます。行く意味があるのかどうか。審判もかなり少なく負担が大き過ぎるというのも要因ではあります。ここは考え中。
午後からは親しい指導者に頼まれてスプリントの基礎を教えるために学校に行くことに。ymc高校へ。去年から何度も指導させてもらっています。私自身は「強い選手を指導したい」というのはそれほどありません。一生懸命に強くなりたいと思う選手に対して何かできればなと考えています。ここは学校を問わずです。最近はこの想いが強くなっています。だからこそクラブチームがいいのかなと。またはこんな感じで頼まれた所に行って必要なことを指導するというのもやり甲斐があるなと。
先日gt先生から「リレーについて教えてよ」と言われました。チーム作りのために必要だと感じているとのこと。そういう場面で指導できる方が自分自身が「楽しい」と思えるのかなと。これも実際にやってみないと分からない部分ではありますが。
そんなこんなで指導をさせてもらうことに。私がこんな感じだから気を遣って指導に関わる場面を設定してくれたのかなという気もしています。ほとんどが素人。補強も走りも全くできません。きちんと活動をするというところからスタートしないといけない感じだと思います。それでも私が役に立つのであればという気持ちはあります。お世話になってきていますから。こういう部分は自分でいうのもなんですが「恩義」に対しては絶対的に返したいと思っています。こういう形でしか返せないものがあると思っています。
補強も動きの基礎も本当に最低限にしました。こういう時に詰め込むと良いことはありません。あれもこれもやって中途半端になるというのは無意味。他の競技と違って地味です。練習に様々な道具を使うというのも少ない。野球やサッカーのように派手さはありません。だからこそ身体作りと基礎基本が徹底できるかどうかです。速い選手は最初からある程度速い。目の前にいる子たちは「陸上競技をやってみよう」という感じです。そこに対して何を提供するかです。
楽しいことをやる方がいいのかもしれません。クラブチームを作るのであればその方がいいのかな。が、競技をしようと思えばある程度しんどいこと、地味なことを継続的にやらなければいけません。ここは外せない。そうであれば最初の段階でこういう基礎基本を教えておく必要があるのかなと。まー本当に地味でしたが。
2時間程度でした。本当に最低限のことをしました。また明日も午後から行くことになりました。元々約束してたのかな?記憶がないですが、「明日も大丈夫やろ?」みたいな流れだったので行くことに。まー気分転換にもなりますし。2時間で何ができるかも考えながらですね。
一応指導のことも書いておきます。ガンガンやるほどの熱は今は持ち合わせていません。結構本気で辞めてもいいなと思うくらいの気持ちですから。指導の在り方についても考えていけたらと思っています。こうやって請われて指導する方がどのレベルであっても楽しいのかもしれません。考えさせられます。