kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一進一退

2017-01-24 | 陸上競技
月曜日、朝からかなり寒い。グランドは凍っていました。とにかく寒い。この段階で再び手袋を忘れたことに気づく。忘れないように車の鍵の隣に置いていたのですが。ダメですね。朝の段階ではダイナマックスを使っての練習。数人は痛みがある所に手を当てる。出来ることは最大限に。

午後は7時間目までありました。そのため結局練習開始は17時。なかなか。練習の組み立てを少し変えているので2時間でもかなりの練習ができている気はします。これまで延々と同じことを繰り返していたパターンから比べると随分変わっていると思います。

この日からアップメニューを少し変えました。メニュー追加です。「軸系」と「動き系」を使ってそこから数種目ずつ選択して実施。決まり切ったことではなく少しだけでも工夫したいなと。メニューに関しては選手に決めさせています。多少偏りが出るかもしれません。

かなり声も出るようになっています。が、まだ出来る部分がある。負荷のかけ方、やはり女子はまだ甘い。土曜日に大学生の話を聞いたはずです。まだやり切っていない。良くなりつつあるのですが殻を破るところまではいきません。ここの部分だと思います。時間を有効に使うために何をするか。どうせやるなら最大限の負荷をかけなければいけません。

前任校の最後の頃。OGが練習を見にきた時に「先生、優しくなりましたね」とよく言っていました。若い頃は本当に徹底していました。当時に比べると指導の幅も多少なりと出てきている。「優しい」という表現が正しいかどうか分かりませんが「やり方」は変わってきているのは確かです。

それでもこの日の「甘さ」は気になりました。怒ってやらせるのは簡単ですが楽しくはない。それでもここの部分を許していたら次も同じことになる。かなり出来るようになっている。が、「詰め」の部分。あと少しのところを徹底していきたい。


選手は一生懸命にやっているのだと思います。それは分かります。普通であればわざわざ地味な陸上競技部に入ってやることはないでしょうから。しかし、どうせやるなら徹底する必要があると思いますら、細かい部分までしっかりとやる方が効果が高くなる。最後の「結果」に繋がっていくために何をするかだと思います。厳しいと言われても譲れない部分は持ち続けたい。

そこからはおんぶダッシュ。終わってからは「補強+動き」のメニューを取り入れました。例えば股関節周りの負荷をかけたらそれを動きに繋げるためにもも上げをする。上半身の補強をしたら腕振りに繋げるような動きを入れる。こちらが「やりたい事」があってそれにあったメニューを考える。この時間というのは楽しい。何をすればどこに繋がるか。考えるというのはすごく大切な話だと思います。

終わってから往復走。この動きを見ていると1年生のOとSはチーム内で抜けています。そう考えるとやはり種目の事も考えないといけないなと感じます。スピードを上げていってそれを活かしながらロングスプリントまで繋げていく。今のスタイルでどこまで対応できるか分かりませんが。上手く繋げていければかなりの結果を出せるのではないかなと思いますね。

すぐにシャフトトレーニングを。2時間しかありません。本当であればもう少し種目を加えたかったのですがこれ以上やると時間的に厳しいなと感じたのでシャフトトレーニングのみ。予定通り10分ちょっとで終わりました。

最後に走りを。タイヤ走とポール走を組み合わせました。この日は珍しく練習開始前にメニューを組んでいました。その段階で計画していたメニューから少し変更。ポール走を20mと40mで組んでいましたが本数を若干変更しました。あとは予定通り。30分かからない程度ですが明らかに動きに変化が見られます。

どの動きがどう繋がっていくのか。意識する部分だけを示してあとは上手く考えながらやる。こちらから与えすぎると「考える」という部分が少なくなってしまいます。もちろんその都度気になることがあれば指摘はしますが。

数人かなり手応えを感じています。もう少しきちんと出来れば結果が付いてくるという感じ。個人でインターハイが狙える位置まで近づいてきているかな、と。まだ可能性が出てきたという感じでしかないですが。

一進一退です。後退している部分は少ないかなとは思いますが停滞する部分はあります。ここを乗り越えていかなければいけません。やる事はかなりあります。少しずつ少しずつかな、と。
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体調微妙

2017-01-23 | 陸上競技
金曜日、選手が1人インフルエンザ疑惑で帰宅しました。それにより気分的に「私もインフルエンザなのでは?」という感じになりました。別に熱が出ているとかではなく「病気な気分」になっていました。

おかげでその日の夜から「ひょっとしたら」という不安で眠れません(笑)。かなり小心者ですから。次の日の朝はすでに「体調不良者」になっていました。べつに熱を測った訳でもないのですが。マスク着用。ウインドブレーカーはかなり厚手のものに変更。

が、学校に着いて気づく。手袋を前日に着ていたウインドブレーカーのポケットに入れたままにしていました。これだけ不安になっているのにそういうところは相変わらず。これでは意味がありません。最悪です。頭も痛くなってきた気がしていました。

途中気づいたのですが信じられないほど肩が凝っていました。時々こういう状態になります。肩を動かすと「バキバキ」と音がします。これは酷い状態。肩甲骨のあたりが固まっている感じです。実はこれが頭痛の原因なのではないか?!それくらいの肩凝りでした。

数年前はあまりにも痛くて私自身が鍼灸院に行って鍼をしてもらいました。今回は隙をみて自分で少しずつ手を当てることにしました。これで少しは改善されるかなと。やばいくらい肩が痛いのです。肩というか背中ですね。

隙あらばとにかくストレッチをしたり肩を回したりしています。それでもなかなか緩むことがありません。もう最悪です。風邪とかではない感じがします。もちろんそういう気がしているだけですが。

この状況を抜け出すために「禁酒」してみることにしました。久々です。ここ最近は毎日飲んでいましたし、飲む量が増えていた部分があります。元々肝臓の数値が悪いのでかなりキツい。これを機にしばらくお酒を控えてみようかなと。まだ3日しかできていませんが久々に継続しています。痩せてみるかなという気もあります。ダイエット?!

とにかく元気で生活したい。肩こりが酷くて頭が働かないところもあります。集中も続かない。これではダメなのですが。

早寝早起き。更に禁酒。あとは適度な運動ですかね。とりあえず健康体を目指します。はい。

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合同練習〜どこに進むか〜

2017-01-22 | 陸上競技
続き。

練習の合間に何度も話をしました。指導のこともこれからのことも。実際、O先生とは十数年一緒に指導をさせてもらっています。師匠と一緒に合宿をさせてもらうようになりそこからの付き合い。前任校の時は近かったのもあり定期的に一緒に練習をしていました。最初は2人とも二十代だったんですがすでに私は40歳。時間の経つのは早い。

最後に少し話をしてもらいました。練習中はうちでやっていたので私が指示をする形になっていました。せっかくなので話をしてもらいたいな、と。タイプは違うかもしれませんが同じ方向を向いて進んでいこうとしている同志です。彼の言葉はうちの選手に響いてくれるのではないかと思います。

途中、何故か私のことを話し始めました(笑)。おいおい。「kanekoは頭おかしい」と。まー直接そんな事は言わなかったかもしれませんがニアな話でした(笑)。この人は自分の為には何もできない人。全ては選手や周りのためにやっている、と。うーん、照れますね(笑)。改めて思いましたが間違いない事実だと思います。自分の為に何もやらないですから。

選手にその話がどれだけ伝わるか分かりません。多分、私がそんな話をしないからわざわざ言葉にしてくれたのだと思います。私は常に自分が嫌われてもいいと思っています。そんな小さな事を気にしていたら選手のためにはなりませんから。それを十数年近くで見ていたO先生が言葉にしてくれた。本当にありがたい事です。照れますが。

結局我々の役割はそこだと思っています。O先生も同様なのです。わざわざ防府に選手を連れてくる。それは何故か?単調になりやすい冬期練習。K高校の選手に刺激を与えたいと言われていました。同じ方向で進んできていますから私が何か選手に関わると多少なりとプラスになると感じてくれているのだと思います。これは私も同様。うちの選手に関わってもらう事で動きが変わる可能性がある。一人でなんとかしようとする必要はないのです。

何が選手にとってプラスになるか。そこだけです。プラスになるのであれば労力は惜しまない。周りから評価を受けるためにやるわけではない。Mihoの成長も自分のことのように喜んでくれていました。こういう同志がいてくれる事は今の私にとって本当に心強い。

実際、私も40歳になりました。自分達で「何か」を作り出していく世代なのではないかと思っています。K先輩やO先生、G先生が居てくれる今なら「何か」出来るのではないかと思っています。まずは自分達の所属する学校を活性化させる。陸上競技を通じて我々に出来る事があると思ってます。「中国大会に行けばいい」みたいな感覚を持たずにもっと上を目指す。それが当たり前になる雰囲気の中で「何か」を変えていきたい。

別に私が何かをするという部分はありません。が、正しいと思う方向で進みたい。私が学んできた事、それぞれが学んできた事を持ち寄って「何か」ができたらいいなと思っています。それが何かは分かりません。が、進んでいく方向が見えてきた気がします。

小さな力かもしれません。何かをやれば敵を増やす可能性はある。が、それを恐れていたら何も出来ない。目の前にいる選手たちが成長するためのきっかけになるなら私は何でもやろうと思います。それをやるべき年齢になってきたのではないか、と。

色々と考える事はあります。まずは自分に出来ることから。そう思っています。来月も一緒に練習します。その時に色々とこちらも準備しておこうと思います。その手始めに社会人選手に声をかけて一緒に練習をしてもらおうと思います。本当に好きで好きで陸上競技をやっている方々に声をかけてきてもらおうかと。そこから学ぶこともあると思います。また、そういう選手たちからあれこれ声をかけてもらう事で選手も刺激を受けます。

少し進みたいと思います。批判もあるかもしれませんが進みます。見守ってもらえたらと思います。
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合同練習〜悪条件の中で〜

2017-01-22 | 陸上競技
土曜日の練習。早く書かないと記憶がなくなってしまいます。

前の記事にも書きましたが朝から雪か雨か分からないものが降っていてグランドが悪い。この状態ではちょっと練習はできないなと。

最初に教え子が20分くらい話をしてくれました。大きな刺激。よく分かりませんがこういう機会が他の学校ではどれだけあるのでしょうか?「本気でやったから分かること」がある。綺麗事ではなく「本物」の言葉がある。社会人選手と一緒に練習したいと思っています。技術的なことよりも「取り組む姿勢」について学びたいなと。

その話を終えて通常通りの練習開始。アップメニューを実施しました。もちろんK高校の選手は初めて。なかなか上手くいきません。だからこそうちの選手はもっと気を配らなければいけません。分かりやすく伝える事も練習です。自分自身がきちんと理解していなければ他の人に説明することはできません。お互いが勉強になります。

アップメニューを終えて室内で動きました。おんぶダッシュ系を。これもメニューとして名前があるわけではありません。O先生と練習の意図について話をしながら見ていました。なぜこの手の練習をするか。大阪で教えてもらった事、私が感じて取り組んでいる事。この手の話を常にしながら見ていました。客観的な意見を聞く事も必要ですから。

次はいつもの室内メニューを。この日は人数が多いので練習メニューを分けました。1階で男子、2階で女子。少し内容も変えました。うちの女子は前日にかなり手押し車などをやっています。そのため女子は少し上半身系のメニューを減らす。男子はあまり関係ないだろうという事で手押しディップも入れました。これも意味があって実施しています。こちらが意図する練習。負荷を高めるというだけではなく「何のためにやるのか」ですね。

多くの人数がいてくれる事でこちらも「頭の活性化」につながります。どうすれば良い練習が出来るかを考える。本当はもっと計画的にやっていかなければいけないのだと思いますが「目の前で起きている事」を見ながらやるしかないなと思っています。更には同じようなコンセプトでやっている指導者と一緒に練習を見ながら話をする。これでまた新しい事が見えてきます。貴重。

室内でボール走をしました。限られたスペースですからうまくいかないこともたくさんあります。本当は心肺機能を高めるための練習にしたいのですが難しいので5人1組にして行いました。走るスピードは最大で。ここにも意味があるのですが。息が切れるまでやりたいのですがなかなか難しい。最大限のことはできました。

ここで屋外へ。実はここまではMihoにも少し参加してもらいました。もちろん全ての種目ではなく。うちのNは国体関係でMihoと一緒に練習を何度もしています。そういう意味でも懐いている部分があるでしょう。少しだけでも一緒に練習する事で多少なりと何かを感じてくれるのではないか。そう思っていました。ほとんど運動していない人間にあまり無理はさせられません。外に出る時に帰っていきました。また機会があれば一緒に、ということで。

屋外へ行きましたがグランド状態は最悪。これまでてあれば諦めていた状態です。が、最近思うのですが「与えられた環境で出来ることをする」というのがすごく大切なんじゃないかと思っています。競技場であればそんなことを気にせずに走れるかもしれません。が、あまり恵まれた環境でやっていたらそれが当たり前になる。実際グランドがない環境で練習しているチームもあります。そうであればうちにはまだ「出来ることがある「のです。

多少の水溜りはありましたが可能なスペースで複合走を実施しました。これもO先生と一緒に見てもらいたかった内容です。この手の練習をやっていると明らかに「動きが変わる」のです。そこの部分を意識して見てもらって今後の方向性を考えていきたいなと。別に何かを「教える」という話ではありません。見てもらって客観的な意見を聞きたい。それがお互いの指導に生きてきます。

かなりやってから少し休憩。シャフトトレーニングを実施しました。スパイクを脱いで実施しました。普段と比べると間違いなく種目間の休憩が長くなっています。それだけで休むことはできているはずです。K高校の子は慣れていないのでしんどいかもしれませんがそれほど多く走っているわけではありませんから大丈夫かなと。

最初の予定ではここまでやってから「加速ドリル」と「中間ドリル」をやるつもりでした。しかし、グランドが緩いのでタイヤ押しの意味はなくなってしまいます。そうであればそこはやらない。他の事をやろうと。「中間ドリル」をやりました。これも本当はもう少し丁寧にやりたいのですが難しい部分がありました。

ハードルを跳ぶ練習を少しやりました。が、うちの選手も含めて意味のない練習になりかけていました。少し質が下がってしまう。苦手な練習ですがこの練習には「狙い」があります。そこが出来ていないのであれば意味がなくなります。うちの選手、以前からそうなのですがある一定の時間を過ぎると著しく練習の質が落ちます。集中が切れてしまう。これでは強くはなりません。その段階でこちらがちょっと話をしなければいけなくなります。

もう一度気持ちを引き締めて練習。1年生男子のOが「みんなもっと声を出そう」と声を出していました。投擲女子Kが他の場所から「きちんと返事して」という指摘も。少しずつチームとして変わりつつあるのは間違いない。何人かキーパーソンとなる選手がいます。女子が劇的に成長してくれたらうちは本当に変わる。まだ、ムードを変えるだけの「強い選手」がいません。ここが出てくると変わると思うのですが。実際は1年生女子のSが変わりつつあります。この子がリーダーとして自覚してくれるとうちは驚くほど強くなると思っています。そのための話もしています。どこかで殻を破ってもらわないといけないですね。

K高校の男子は一生懸命でした。見ていて強くなるだろうなと感じる部分がたくさんありました。うちの男子はキャプテンが故障気味で練習を抜け、エースSoがインフルエンザ。本来引っ張るべき人間がこの場に立てていないというのは大きな課題ですね。雰囲気を作るという意味でも。

最後にもう一度ボール走をしました。スパイクを履いて全力で。ここでやりたい動きをしっかりと意識したいなと。複数人でグループを作って「練習の課題」を決めさせました。ある程度のことをやりながらやらなければ意味がなくなります。お互いに良い練習をする事が狙いですから。

見ていると動きが変わります。この部分。まだまだ安定しませんが明らかに変わりつつあります。短時間しかおこなっていないK高校の選手にも変化が見られます。やはり「色々な事をやりながら動きを変える」というのも大切。

練習終了は13時過ぎ。実質3時間くらいでしょうか。本当は1日練習にしたかったのですがなんせ翌日が検定ですからさすがに厳しい。

もう少しだけ書いておきたいなと思います。長くなったので一旦ここまで。
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合同練習~教え子の話~

2017-01-21 | 陸上競技
土曜日。この日はK高校との合同練習を企画していました。天候が心配されましたが何とか来てもらうことはできました。通勤中の山々には白い雪が積もっていました。夜の間にかなり降っていたようです。学校に着いてみるとグランド状態は最悪。思うような練習ができない可能性がありました。それでも他校に来てもらっているので最大限のことはやりたいなと思っていました。

この日は前任校の教え子が来校してくれることになっていました。インターレースであった田島記念の時に撮影した写真を持ってきてくれることに。私は周南に住んでいるのでそちらでもらった方が圧倒的に早いのですが(笑)。せっかく来てくれるということだったので「話をしてもらいたい」とお願いしていました。私が話をするよりも「選手」が話してくれる方が伝わる部分が多いと思うので。

今回はK高校の選手にも一緒に聞いてもらいました。ほとんど面識はないと思います。うちの選手は何度か一緒に練習したことがあります。Mihoは「インターハイ出場」「国体出場」という箔がついている選手ですからさらに話が入るかもしれない(笑)。そういう部分も期待してお願いしていました。

14年間続けていた競技を大学4年生で引退しました。本当に長くやっていたと思います。その話の要約を少しだけ載せておきます。本人の許可は得ていませんが(笑)。お許しを。

高校時代、2年生でインターハイと国体に出場しました。100mで12秒36、200mで25秒48。当時であればかなり評価できる記録だったと思います。100mはインターハイに出場できていませんが200mでインターハイ。本人も言っていましたがこの結果を受けて初めて「本気になる」という感じでした。中学時代は13秒1がベスト記録。基本的に一生懸命にやるという感じではなかった。

1年生の間は「なんとなくやっている」状況。それでもそれなりに結果がついてきていました。かなり甘い部分があってそれでもなんとか戦っていた。今では笑い話ですが中国新人の100mで召集時間に間に合わず失格するという恐ろしいことをしていました。それくらい競技に関して甘い部分があった。

それでも2年生で結果を出してからは変わりました。故障してしまっていたこともあり冬まではそれほど走ることができませんでした。故障明けから本当に必死に取り組む。変化の幅はかなりのものでした。とにかく「強くなるために」という感覚で練習をする。見ているこちら側も一生懸命になれる選手でした。

一生懸命になっているだけに見落とすこともある。私自身も取り返しのつかないミスをしました。結果、3年生の時には自己ベスト更新できず。あれだけ一生懸命にやったのにうまくいかなかったというのは本人には申し訳ない限りです。その影響もあり大学に行ってしばらくは「やるだけ」の練習になっていた。

高校時代は「これで競技を終わる」と思ってやっていたから乗り越えられた。が、結果が出たことで大学に進むことになったがモチベーションが劇的に落ちてしまった。その状態で1年間を過ごす。練習にも身が入らないから結果も出ない。そんな時に同じ短距離のチームメイトにレースで負けた。「このままではいけない」と目が覚めた。

そこからの冬期は「練習を楽しもう」と決めた。元々好きでやっていた競技なのにいつの間にか「やるだけ」になってしまっている。毎日の練習で「目標」を決める。30mではこの人に勝とう、という小さな目標。もしも負けたら50mでは勝とうと目標を切り替える。走り込みは苦手だから「最初の1本は絶対に全力で行って誰にも負けない」と手を抜かずに走る。

本当に小さなきっかけだったのだと思います。それが少しずつ実を結ぶ。3年生の春に「12秒7」が出た。それほどすごい記録ではないが「嬉しい」と思えた。そこからは毎回レースに出るのが楽しくなった。気が付くつと12秒03の記録を出して日本インカレや国体に出場することになる。本当に楽しい時間を過ごせた。

高校時代は同じ種目にチームメイトがいなかった。大学時代は多くのレベルの高い仲間がいた。それも大きい。苦しいこと、嬉しいことを一緒に分かち合える「仲間」がいた。もっともっとチームメイトとコミュニケーションをとって大切にして欲しい。一緒に強くなって欲しい。

「楽しい」と思える。簡単なことではないと思います。だって練習はきついから。でもそれを乗り越えたら新しい世界が待っていると思えるか。それだけで大きく変わってくる。そこをどう思って取り組めるか。

この話を聞いて私もO先生も感動しました。この子が高校1年生の時から知っています。人前で話すことは苦手。けっこうな人見知り。その選手が競技を引退するときに「自分の想い」を後輩に伝えることができる。それは多くの人からの支えがあったからだと思います。良い仲間に恵まれたのだと思います。

最後は自分次第。好きで始めた陸上競技。いつの間にか「やらされている」のです。惰性で続けているのです。そうではなく「少しでも速くなりたい」と純粋に思えることで結果は大きく変わる。

足を運んでもらった意味がありました。これをうちの選手がどのように感じてくれるか。「高校1年生の時は先輩に反抗し、先生に反抗して最低だった」という話をしてました。誰にでもあることなのです。幼いから。それが今では笑って言える。本気でやっていかなかったら今でも「やらされていた」という感覚で終わっていたかもしれません。人生を楽しめているのだと思います。

良いお姉さんになりました。きっと後輩たちに伝わるものがあったはずです。心より感謝。

一応記録しておきます。
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室内ばかり(笑)

2017-01-21 | 陸上競技
金曜日、この日はまたも天気が微妙。なんなんでしょうか。運が良ければ外で走ろうと思っていたのですが朝から雨。そして昼間には雷まで鳴る。どう考えても屋外での練習になりません。それでもできないかと期待しましたがやはり無理。またも室内練習です。グランド状況が恵まれているわけではありませんから「与えられた環境の中でやる」という部分は大切にしていきたいと思います。

午後はまたも検定課外。まじめに働きます(笑)。この日は工業系の選手も検定があったので数人のみ最初から練習にいたようです。1時間の待機時間は完全に任せています。どのように使ったかは分かりませんが有効に使ってくれたのではないかなと思います。たぶん。

前日からアップメニューの数を減らしました。一時的なものですが。限られた時間の中で練習をしようと思えばどこかを省略しなければいけません。アップは減らせないので種目数を減らして対応。ほんの数分のことですが。毎日毎日室内で走るのはダメージが大きくなります。そのためこの日は「トレーニング中心」の内容にしました。

週始めと同様、複数の種目を実施。飽きずに練習をするようにしています。それなりに負荷をかけながらですが。この段階で課外に出ていた者が「体調が微妙」ということで帰宅。この日は練習には参加していませんでした。帰宅する段階ですでに熱が出ている感じでした。気を付けないといけません。

最初の補強系は「完全な思い付き」です。が、一応バランスを考えながら実施しています。走るだけではない負荷をかけながらも走る。強化しながら走りにつなげていく。この部分は常に意識しておきたいなと思っています。明らかにこの1か月で考え方が変わった気がします。「従来通り」の練習ではなく「速く走るために」という部分に特化した練習形態になっていると思います。

そこからシャフトトレーニング。これは上半身も下半身も行いました。時間の関係でここ最近できていませんでした。スパイクを履いた状態でシャフトトレーニングの下半身種目はできません。BOXなどを使うので。そのためこの日はしっかりと強化するための時間を確保。

シャフト補強に入る前に少しだけ動き。バーを持ってのもも上げと普通の状態でのもも上げ。少しのことかもしれませんが何かしら「走ること」に関する刺激を入れておきたいなと思っています。走るまくるのも一つの手だと思うのですが「少しだけ」でもやると違うのかなと。

シャフト補強。かなりしつこく話をしました。「丁寧にやる」という部分です。きちんとした負荷をかける。これまではごまかしている部分があっても投げかけて終わっていました。「ある程度の負荷をかければよい」と思っていたからです。指導する側がこのような甘い考えではうまくいくはずがありません。もっと「精度を高める」必要があります。個別にしつこくしつこく言い続けました。

男子はかなりできるようになっています。女子も確実に変わってきている。この状況で練習が継続できれば本当に変わっていけるかもしれない。チャンスは転がっています。

最後に50m程度の距離を1本走って終わり。「締める」という感じでしょうか。補強で終わるのではなく「走る」ことで終わる。補強が強くなるために練習をしているのではなく「速く走るため」にやっているのですから。走りにつなげて終わる感覚は重要かなと思います。

単調な練習になりがちです。こちらもある程度以上の工夫はしなければいけません。できることをしっかりとやっていきたいと思います。
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できることをやる

2017-01-21 | 陸上競技
更新が滞っています。お許しを。

木曜日。この日は急遽出張へ。インターハイ総合優勝経験のある指導者が講演会をされるのでお話を聞かせてもらうことに。貴重な経験です。やはり「日本一」を経験されている方の話は中身が違います。一生懸命に取り組まれているからこそ「核」になる話がある。一般論ではなく熱のある話が聞けました。

こういう話を聞く時に「本質」をきちんと見極める必要があると思っています。話を聞いて分かったつもりになりそのまま自分の学校に導入する。「日本一になった学校がやっている練習だから」という話にる。本当に大切なのはそこではない。「なにを重視するのか?」という大切なのはエッセンスを感じ取れるかどうかだと思っています。自分自身にも言い聞かせないといけない部分です。このことに関してはまた書けたらとは思います。多分。

講演会が終わってから会の途中ですが退席させてもらいました。検定課外があります。そのために急いで戻らないといけません。この部分は外せません。戻ってすぐに1時間程度課外。我ながらよくやっていると思います(笑)

練習はグランドで。この日も17時過ぎから。まだ雪の影響が強く残っています。なかなか思うように練習ができません。これをあれこれ言ったところでできません。その場で出来ることをやるしかない。

アップをやってからすぐに次のことを。アップに15分程度かかります。補強を兼ねているので外せない。寒いこともあるので筋温を上げるためには必要。この時に話を聞いた内容をもう一度伝えました。「精度を上げる」という部分。ここは外せないかなと。丁寧にやって行くことで成果は変わっていくと思います。

そのままタイヤ押し。ひょっとしたら他の種目を挟んだかもしれませんが(笑)。タイヤ押しとバウンディングをしました。加速段階を意識した動きをちょっとやっておきたかったので。足運びを意識してからそのまま最初の段階で力を発揮する。特に最初の数歩が小さくなってしまう。そこを少しでも克服したいなと思ってバウンディング。珍しく2セット実施。

そこからはスパイクを履いたままシャフト補強。シャフトトレーニングをやりたかったのですがスパイクを履いた状態ではできないので(笑)。合間にトレーニングを入れてそのままハードルジャンプ。流れの中でホッピングも。女子で1人かなり上手い選手がいました。いや、これをきちんとスプリントに活かせたらかなり強いはず。そのためにはまずは身体作りかなという感じですね。練習が継続できれば驚くくらい強くなるかもしれません。時間が間に合うか。

終わってから並走。ここの部分はよく考えながらやらないといけません。そろそろ本格的にバトン練習を始めなければいけない。なかなかメンバーが揃わずに上手くできませんでした。しかし、本当に勝負をしようと思えばこの時期から本格的にやらなければいけない。それぞれがケアをしながら万全に近い練習をしていかなければいけないのです。

この時点でかなりギリギリ(笑)2時間練習が出来ませんから様々な部分を省略しなければいけません。限られた時間だからこそ出来る。最後にショートスプリントをやって終わり(だったはず)。記憶が曖昧で(笑)

やれることが限られているのでなかなかしんどい部分があります。それでもやれることをやるしかない。地道にやっていきます。
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変化

2017-01-20 | 陸上競技
少し思う事を。

指導をしていて楽しいなと思うのは「動きの変化」を目の当たりにした時だと思っている。指導して試合で良い結果を選手が残すというのも楽しいのかもしれないが。

今の指導スタイルは「近くで動きを見る」というもの。決まり切ったメニューを与えてそれをやっておけば強くなるというのではない。人によっては動きも違うので時間をかけてその選手に「今のは?」と確認作業を行う。選手と関わりながら何かを作り上げていくという感覚が「楽しい」と思える。

これはなかなかわかってもらえない部分だと思う。細かく書くと批判として捉えられる可能性があるので避けるが。

ここ最近は時間もないので完全に「思いつき」で練習メニューの組み立てをしている。無責任だと言われたらそうなのかもしれないが。目の前で見ていて感じた事を練習に取り入れる。もちろん「やりたいな」と思うことは最初からあるのだがその日の気分で「これをやってみよう」と提案する。

メニューを立てていても臨機応変に変えていくことはあると思う。そこには「見ていて感じる」という部分が存在するはず。メニューをこなしているだけではきっとわからない。選手も「決まっているからやる」というだけであまり考えなくなるのではないかと感じている。

少し「考えさせる」という時間か必要なのかなと思うようになった。実際、自分自身が競技をしている時には常に考えるようにしていた。メニュー自体与えられないので「強くなるために」と考えてメニューを立てていた。自分の力で。その部分が今の指導に生きてくるのかなと勝手に思っている。大した指導はできていないけど。

ここはバランスの問題だと思っている。「考えさせる」という事だけが先走りするのは違う。何もやらないで「選手に任せる」というのでは意味がないと思う。ある程度のベースがあって初めて「任せる」意味がある。完全に管理してやるのも少し違うかなと。バランスの問題。ここは考えないといけない部分だと思っている。

動きの話と少し変わってしまっているが。完全に管理型にはめる形の指導。これもありかなと。そちらの方が結果を出すためには手っ取り早い。または力のある選手を集めてきてある程度の練習をさせていたらそのうち強くなる。効率が良いか悪いかは別にして。様々な方法が存在する。

今の私は「やりたい事」が決まっていてそのパーツをどのように組み立てるかという部分でやっている。ここ最近は特に「精度」を高めることに力を注ぎたいなと思っている。この部分は何度か書いているのでちょっと省略。

大阪に行って戻って来てから約1ヶ月が経過している。M先生の指導からは学ぶことが多かった。これまでやって来た方向性は「あり」だと感じることができた。組み立て方を変えてやる事はそれほど変わらない。既成概念から抜け出して「必要なことをやる」というスタンスが強くなった。

更に「自分達でやらせてみる」という部分も。なんだかんだいっていつの間にか私が主役になる場面が多かった。口出ししすぎる。考える時間を奪ってしまっている部分があったのだと思う。最初の段階はこちらが主導権を握っていくのは当然だと思う。が、ある一定の水準まできたら「考えさせる」という時間も必要なんだと思う。

話が飛びまくるが(笑)。今はそう思ってグランドに立つ。変化があるのは選手だけではない。私自身が変化していかなければいけない。もちろん「核」となる「信念」は変わらない。

新しい発見がある。選手の表情の変化も目に見える。まだ本当の変化にはなっていない。でも確実に変わってきている。閉鎖的な社会の中で枠にはめられる生き方をしていたらこの感覚は分からない。そうならないように「変人」扱いを受けてもやりきりたい。強くそう思う。

まとまりがないがとりあえず記録として書いておく。
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少しずつ

2017-01-19 | 陸上競技
水曜日。グランドは相変わらず。一度雪が降るとなかなか回復しません。出来れば少し長めの距離を走りたいのですがそれも叶わず。それにより練習場所の選択も苦労します。今回は選手が決めていました。ハンドコートの方で練習することにしました。

私は検定課外の関係で1時間遅れます。同時に複数人が課外ですから練習開始はこの日も17時10分過ぎ。19時終了を考えていますからなかなかハード。私のメニュー的に短時間でやるのが難しい。まーそれでも対応するしかない。

アップメニューを実施しましたがやはり時間がかかります。他の部分でトレーニングが出来なくなるのでここでしっかりとやっておく方が良いのかなという感じですね。走る時間を確保するためにトレーニングを減らすのは違うかなと思っているので。

休まずにハードルを使った動きを。先日やった時に歩行を入れると時間がかかってしまうのでその部分を省略することに。ポイントだけ指示して流れの中でやっていきます。あとは見ている中で指摘。やっている本人達はなかなか分かりませんから客観的に修正。

すぐにスパイクを着用。複合走にしました。細かい事をやっている時間はありません。強制的に動きを作る練習の方が早いかなと。普段ならスパイクを履いたらスキップ走をきたりショートスプリントをします。が、それは「既成概念」であって他の方法もあるのではないか。まー思い込みを抜け出す機会はどこかであると思います。身体が温まっていたら何をやっても関係ないかなと。

シンスプリントの選手がいるので手を当てながら動きを見ていました。段階を追っての練習にしているのですが途中から明らかに動きが変わります。明確な理由は分かりません(笑)。膝が前に出るようになる。特にダイナマックスランを始めることには回転が前側になってきます。うーん。もっと示せると良いのですが。変わるのだけは確かです。

複合走がおわってからマーク走。複合走の最後にスプリントをするのですがその加速段階の動きが気になりました。最初の数歩が出てきません。これでは中間に繋がらない。そこであえて普段よりも足長を伸ばしてマークを置きました。膝の引き出しと重心移動を無理矢理作るためです。何人かは2つ目のマークを踏んでしまいます。気にせず。それくらい締めて引き出す感覚を作るためには必要かな、と。

そこから普通の幅に戻して2本。引き出しは良くなりましたが今度は頭の位置がうまくいきません。上に抜けてしまう。そのため低重心ウオークをしました。身体のラインを保つためです。一つずつ改善していければ良いかなと。意識した後にもう2本マーク走を行ないました。

腸腰筋の補強を少ししたところで残り10分となったので60mを3本走って終わることに。1本ずつ課題を設定して走らせることにしました。課題設定に関してはそれぞれのグループで決めさせました。1本ずつ何を意識して走るかを決める。これも必要なことだと思います。「自分達で決めてやっている」という感覚は必要。

全ての練習が終わってからポール選手や投擲選手とも少し確認をしました。毎日少しずつでも話をしていく必要があると思います。専門的な指導はできませんからそれくらいのことはしないと。

動きが変わる。面白いですね。定着させていかなければいけません。
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引き続き室内

2017-01-18 | 陸上競技
火曜日。朝は道路凍結。前日よりも酷かった気がします。朝練の時間、数人は勉強をさせています。検定週間に入っているのでできる限り練習時間の確保をしたいのですが。とっはいっても「優先順位」があります。「部活ばかりやっている」と言われるのは心外なので。勉強もきちんとやらせなければいけない。

放課後は17時まで検定課外。私もそちらに付くので練習開始は17時としました。良く考えると全体集合が間に合わなくなる可能性もあるのでもう少し遅くすれば良かったなと反省。その間の1時間は「自主練習」としました。自分で何かやっておくようにという指示しか出していません。無責任かもしれませんが。

屋外で走りたいなと思っていましたがグランド状況が良くないので結局室内へ。17時開始ですから練習時間がかなり少ない。室内で走ると地面が硬いのでシンスプリントなどの危険性があります。だからといってまったく走らないというのも違うと思うのでこの部分のバランスを考えながらやらなければいけません。できるだけ走らないようにして走る。表現が難しいですが。

アップ終了後はすぐに動くことに。これもまたメニューを決めて実施しました。室内を使った練習。スケーターズジャンプ、DM歩行、DMもも上げ、ハイキック、腹筋です。動きながらやりたい。時間の関係でずいぶん基礎的なことができない気がしています。動きの部分は「基礎の徹底」をしてこれまでやってきましたから不安要素はあります。自分自身の中での「思い込み」の可能性もあります。ここは変えていきたい。

そこからは「おんぶダッシュ」を。ここ最近はよくやるようになりました。別におんぶしたままダッシュするわけではありません。おんぶしてスクワットした後に走るだけです。毎日やるわけではありませんが「限られたスペース」で実施するのであればこういう形のほうが効率がいいのかなという気がしています。

この日はほかの部活動がトレーニングでシャフトを使っていました。そのためシャフト系の練習が全くできず。これも仕方ない。自分のところだけではありませんから。この状況でトレーニング系以外に時間を使うというのも難しい。「できるだけ走らずに走りたい」のですからトレーニング系が中心になりがち。工夫というか「できること」を見つけてやっていきたいなと思います。

少し長い廊下を使って走ることにしました。単純に走るのではなく「課題」を決めて動きを作ってからそのまま走る。今はポール走などを使って「身体の前で動かす」という動きをやりたいと思っています。しかし、それだけでは足りなくなる。相反する部分も出てくるのかもしれませんが「膝の引き出し」と「スイッチング」の動きは同時にできるようにしていきたい。最近は「前側だけ」という練習になっていたので「切り替え」の部分の練習も入れたいなと。

スティックを使って「速い動き」をしました。足先だけにならずに「大きく速く」という感じです。この動きの中でも「前で動かす」という意識はしますがそれよりも「切り替え」が最大ポイントになります。速い動きを意識するとどうしても「小さく速く」になる。そうなるとまた「狙い」とする動きとは変わってくる。実際には本当にやることが多いなと感じています。見ながら判断。

その動きをある程度やって今度は「股関節周辺の刺激」を入れました。「事前疲労法」です。これから使いたい部分に刺激を入れてから実際の動きをすることで「意識しやすくなる」「使いやすくなる」という感覚。やっていく中でつかんでもらいたいこともあります。上述の「スティック」の練習では速い部分を求めすぎて「小さな動き」になることがあります。足先だけで処理する方が速く動きますから。そうではなく「本来やりたい動き」をするために何を意識するかかなと。

意識した後にもう一度スティックを使った練習。さらにもも上げ。とにかく「狙いとしている部分を動きにつなげていきたい」と思っています。まだまだですが。ずっと動き続けていたので少しだけ補助的なことを。ほぼ遊びです。じゃんけんしておんぶするだけ。まー気分転換になればいいなと。

最後に50m程度の距離を走りました。1本走った後に「今日の練習テーマを生かせているか」という話をしました。単純に走ればよいというわけではない。その日の課題を意識できるかどうか。走りにつなげていけるかどうか。ここの部分です。ペアで「今日の練習のテーマ」について確認させました。そして走る。さらにもう一本走って最後にもう一つ課題を追加。「前で動かすため」にペアで話して「1種目だけ何かをやる」という課題。自分たちで考えてやる。もちろん理解できていなければ効果はないと思います。それでも「考える」時間を作りたいなと。

1本走って終了。2時間練習はできませんでした。強化したい時期ですからもっとやりたい。が、物理的に無理。できないことを嘆くだけではなく「できること」をしっかりとやりたいと思います。

もうしばらく検定週間が続きます。やるしかない。
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