あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

マーティン・スコセッシ3本立て

2017-03-15 13:56:12 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1139,1140,1141



○マーチン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」をみて

病める社会は病める人間を生みだす。
あこがれの美女とやっとデートできたというのに、ストリップに連れ込むアホ馬鹿男は、しかし悪の道に落ち込んだ少女のために命を投げ出す善き心の無法松でもあった。
デニーロ、ジョディ・フォスターが好演。ハーヴェイ・カイテルはどんな映画に出ても素晴らしい。


○マーティン・スコセッシ監督の「グッド・フェローズ」をみて

ヤクザに憧れてヤクザだかマフィアになった青年(レイ・リオッタ)の稼業と青春を骨太に描いた犯罪映画の傑作。
結局麻薬ビジネスに手を出してボスや兄貴分を獄に送るのだが、FBIと取引した自分は69歳まで生きてこの映画の原作をものしたという。
良き仲間たち?と組んでいわゆるひとつの酒池肉林の楽しくスリリングな生涯を送ったわけだ。


○マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」をみて

ギャングの親玉ジャック・ニコルソンに警察から送り込まれた警官ディカプリオと親玉が警察に送りこんでいる内通警官のマット・デイモンの区別がつかないので、頭の中がごちゃごちゃになって何が何だか分からなかったずら。
紅一点のヴェラ・ファーミガには魅力がない。



    菊五郎は音羽屋時蔵は萬屋とあやまたず大向こうから掛け声が飛ぶ 蝶人


コメント
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