闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1138
アニメーションの原義のアニマには「生命・魂」「霊魂」という意味があるが、この作品には登場人物とその舞台となっている森に精霊が宿っている。
人は人と対立し、自然と対立し、神々とも対立する。
物語はこうした輪廻の宿命的な回転を宇宙創成の物語のように描いていくのだが、ときおり風景や闘争や人物の表情に霊魂が宿り、父母未生以前の生命の輝きが画面から放射されるのはなぜだろうか。
このたぐいまれな瞬間あるがゆえに、アニメーションは実写と実世界を超越するのであろう。
ウォシュレットのノイズより噴出する温水が私のイボジを洗う快感 蝶人