あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

「鎌倉国宝館」と「鏑木清方展」を半分眠りながらのぞいて

2018-05-20 11:00:21 | Weblog


蝶人物見遊山記第282回&鎌倉ちょっと不思議な物語第400回


薫風薫る団子2重形容詞のお昼前に、2つの展覧会をのぞいてみました。

国宝館では「鎌倉の至宝-古都万華鏡」なるタイトルの特別展を開催していましたが、毎年この季節になると開催する所蔵展と、どこが違うのか、てんで分からない。

もちろんお馴染みの建長寺の国宝「蘭渓道隆像」なんかは常連顔して出ているのですが、ただ一つだけ市の指定文化財となった絵柄天神の「詩板」なる代物が加わっているだけで、10年一日のごとく変わり映えしないコレクションでしたああ。

ここの学芸員は暇でいいだろうなあ。こちらは来る6月3日まで。

もうひとつは小町通り左入るの「鏑木清方記念美術館」です。

こちらは開館20周年記念の特別展「鏑木清方の芸術展」を今月23日までやっていますが、今まで見たことのない個人蔵の作品がいくつか並んでいるくらいで、普段とさしたる違いなし。

まあこういう日本画家ですから、横山大観と違って年代別に作風が激変したわけでもないので、仕方ないと言えば仕方がないのでしょうが、こちらの学芸員も暇でラクチンそうで羨ましいなあ。

乞い願わくば、いついつまでもこの偉大なるマンネリを貪り続けてほしいものです。


  我見れば必ず吠える犬がいてその都度思う「ぶっ殺したろか」 蝶人

コメント
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