あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

しりあがり寿著「弥次喜多inDEEP1」を読んで

2018-07-24 11:01:42 | Weblog


照る日曇る日 第1103回

「真夜中の弥次さん喜多さん」前後篇の続編ずら。

かなり大幅にお伊勢参りから逸脱して、寄り道度をより増加させ、より深く精神の亡失個所に穴を穿つ、その第1弾が本作である。

「白眉様」は日本昔話の伝承を受け継いでいるようだが、「あぽかりぷす・スターの夜」でキリスト教の神様が登場す。

「記憶の雪」では男女の愛の記憶が、「ふりだしの畳」では、落語に似たシュールな怪談が、「紅牛の宿」では、超大なるムチャクチャが、「桜の宿」ではカラオケの歌があの世とこの世をつなぎ、「夢の緒」では、これ以上ない怖い怖いお話が、次から次に繰り広げられていくのでしたあ。

ようやるもんだ。

  大谷が絶賛されているエンジェル首位絶望の16ゲーム差  蝶人

コメント
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