
照る日曇る日 第1103回
「真夜中の弥次さん喜多さん」前後篇の続編ずら。
かなり大幅にお伊勢参りから逸脱して、寄り道度をより増加させ、より深く精神の亡失個所に穴を穿つ、その第1弾が本作である。
「白眉様」は日本昔話の伝承を受け継いでいるようだが、「あぽかりぷす・スターの夜」でキリスト教の神様が登場す。
「記憶の雪」では男女の愛の記憶が、「ふりだしの畳」では、落語に似たシュールな怪談が、「紅牛の宿」では、超大なるムチャクチャが、「桜の宿」ではカラオケの歌があの世とこの世をつなぎ、「夢の緒」では、これ以上ない怖い怖いお話が、次から次に繰り広げられていくのでしたあ。
ようやるもんだ。
大谷が絶賛されているエンジェル首位絶望の16ゲーム差 蝶人