照る日曇る日 第1106回

明日は台風12号が関東地方を直撃するのではないかと戦々恐々としているが、本作の「台風の宿」ではなんと21号から27号まで7つの台風が一挙に来襲するのである!
弥次さん喜多さんは、ただただ猛威におそれおののくしかないが、その翌朝、台風は単なる「ただの低気圧」に変わり、村人たちは「ああいった自然のモノにいちいち目くじらたててもなあ」と述壊する。
ここには台風も戦争も、すべてのものは通り過ぎていく、と割り切っているこの国の民草の「一過性の哲学」があざやかに示されているようだ。
「幸(一)」では、死んだきむすめの幸を弥次さんがユッサ、ユッサと強姦してしまう。
おらっちの不肖の息子や娘たちの最低の奴らが自民党にいて 蝶人