あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

初夏の蝶人映画劇場その5 

2019-06-26 16:22:47 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2011~2015


1)ダミアン・ニーマン監督の「シェイド」
ポーカーで大金を稼ごうとする男女がお互いを出し抜こうとして策謀の限りを尽くすが、あいつぐドンデン返しが面白いと思えば面白い。

2)ロジェ・ヴァデム監督の「月夜の宝石」
1958年当時の自分の女のブリジット・バルドーと名優アリダ・ヴァリを使いながら、こんな下らない映画しかつくれないヴァデムは、どうしようもないやつだ。

ヴァンス・ルイス監督の「暁の用心棒」
こんなに下らないマカロニウエスタンが実際に封切られたということが驚き。そういう意味では貴重な映画ずら。

ジョルジオ・ステガーニ監督の「続・さすらいの用心棒」或いはまた「続・さすらいの一匹狼」
ジュリアーノ・ジェンマ大活躍のマカロニ・ウェスタン。砂漠のド真ん中で全裸で手足を縛られたヒロインをちゃんとカメラが映さないのはけしからん。ジェンマは覆った掌の指の間からチラチラ見ているよいうのに。

バルナルド・ベルトリッチ監督の「ラストエンペラー」
こころぎで始まりこおおろぎで終わる最後の皇帝の物語。すべては一場の夢だったのか。乳母を失い、妻を失う紫禁城の構図をリフレインさせるアルドリッチの美学。坂本龍一の音楽は「戦場のメリークリスマス」に似ているが。


ありがとうトランプさんよ得たりや応諸人こぞりて安保解体 蝶人
この機会に全米軍が出ていけばお互いどれほどスッキリするか
コメント
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