Boz Scaggs / Boz Scaggs (1969)
自分にはあまり縁の無いミュージシャンだと思っていたボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)。自分が知った頃には、もういかにもモテそうなダンディーなアルバム・ジャケットばかり目にしていたので到底聴くことはないだろうと思っていた。それがどうしたきっかけだったか彼のキャリアを目にし、1968年にスティーヴ・ミラー・バンド(Steve Miller Band)のアルバムに参加し、ソロとなった作品ではオールマン・ブラザーズ・バンド(Allman Brothers Band)のデュアン(デュエイン)・オールマン(Duane Allman)がギターで参加し、しかも録音はあのマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオだと知って、俄然聴いてみたくなった。購入したのは件のファースト・ソロ作品。
シンコペートしたリズムセクションから入るアルバムの演奏は、もちろんマッスル・ショールズ・リズムセクションが担当。女性コーラスが加わる曲もあって、知ってから聴いているからかもしれないが、確かにアレサ(Aretha Franklin)や、レオン・ラッセル(Leon Russell)に代表されるあの時代のソウル、ファンク、リズム&ブルース、カントリーがミックスされた南部の音楽のテイストがある。ボズ・スキャッグスのヴォーカルを聴くのは初めてぐらいだと思うが、意外と声が高いんだな。あのダンディーなイメージ(あの網タイツのお姉ちゃんの脚に頭のっけてるやつね・笑)があるからもっと低い声かと思っていた。デュアン・オールマンのスライド・ギターは思ったよりも目立たないが、バックで曲を惹き立てている。でも、それよりも目立つのはDavid Hoodのベース・ラインかも。別に技巧的でもなくシンプルな演奏だが、心に響く低音が心地良い。
ネットにて購入(¥490)
- Label : Atlantic / Wea
- ASIN : B000002I9D
- Disc : 1
そうだよね~、ほとんどの人が都会派シンガーとして認知しているかも。
>都会派シンガーとして認知
あの容姿で網タイツの女性の膝枕、タバコにバイク(しかもドゥカティのスポーツタイプ)、
ピンクのジャケットですもんねー(笑)。
私はそれらのアルバムも全く聴いたことが無いんですが…。それだけにこのファーストは
意外でした。