Stained Class / Judas Priest (1978)
まだ続いている個人的ジューダス・プリースト(Judas Priest)・ブーム(笑)。今回購入したのは1978年に発売された4枚目のオリジナル・アルバム「Stained Class」。今まであまりジューダス・プリーストを聴いてこなかった自分も、このアルバムは訴えられた事で話題になったので知っていた。何でもアメリカで若者が自殺したのは収録曲「Better By You, Better Than Me」にサブリミナル効果があった為だと遺族が訴えたらしい。ジャケットのアート・ワークでも何か言われたんじゃなかったかな(→結局裁判で否定された)。
初っ端の「Exciter」がこれぞジューダス・プリーストだと言わんばかりの振り切れっぷり。もう笑っちゃう。今聴くとアルバム全体は音数も多くなく、装飾が少ないこともあってシンプルだが、ギターの振り分け方やらドラムの”おかず”の付け方、ソロの入れ方、曲の展開の仕方がのちのへヴィー・メタルの教科書的な感じ。アイデア満載。みんなこれを聴いて曲作りとかアレンジとか勉強したんだろうなァ(真似とも言う)。もちろんロブ・ハルフォード(Rob Halford)のヴォーカルは唯一無二(こればかりはなかなか真似出来ないだろう)。信じられない高音の伸びを見せて圧倒的だ。
中古店にて購入(¥510)
- Label : Sony
- ASIN : B0000025CP
- Disc : 1
「Stained Glass」のレヴュー、ありがとうございます!。
「Exciter」カッコいいですね。仰る通り、当時の彼等のサウンドは本当にシンプルですね。
だから、他のジャンルのファン(音楽好きな人達)も聴けるんだと思います。
> のちのへヴィー・メタルの教科書的な感じ。
実は複数のハードロック&ヘビーメタルの評論家が「教科書」や「教則本」という言葉を用いて彼等を評しています。
ハリーさんの感性には、ただただ驚くばかりです!。いや本当に凄い!。
> みんなこれを聴いて曲作りとかアレンジとか勉強したんだろうなァ(真似とも言う)。
当時、多くの若手に多大な影響を与えたでしょうね...。
ジューダス プリーストの名曲をバンド名にしたグループも結構ありました。
>他のジャンルのファンも聴ける
私も正直ジューダスプリーストのアルバムを集めることになるなんて想像だにしていませんでした(笑)。
でもAC/DCを好んで聴いている時点でその素養はあったのかもしれません。
>「教科書」や「教則本」という言葉を用いて彼等を評して
そうなんですかー。自分はヘヴィーメタルは門外漢なので、そいつはちょっと小っ恥ずかしいですね(苦笑)。
でも沢山色んなジャンルの音楽を聴いてきたから(←節操が無いとも…)、それぞれのジャンルの
”仕組み”というのは何となく感じとれるのかもしれません。