旧・岐阜市役所庁舎近くの喫茶「茶讃珈琲」へ。4年程前に出来た店のようだ。看板には”自家焙煎”とあり、コーヒー豆の販売もある店のよう。以前に訪れたら駐車場が塞がっていて断念。次に訪れたらコロナ禍だったからか早仕舞いでまたもや入れず。今回はすんなり、と思ったがほぼ満席の盛況で、かろうじてカウンター席に滑り込んだ。店員はみな若い。コーヒー豆を挽いている男性が主人かな。店内のあちらこちらにポットに入った各種コーヒー豆が置いてある。ドリンク・メニューの情報量が多過ぎて何を選んだらいいか迷ったが、”極少苦味にワイン感や果実の風味”と説明書きのあった「まるごとブレンド」をお願いした。「パンどうしますかー?」と訊かれたが、時間的にまだぎりぎりモーニング・サービスが付くようだ。もう一度メニューを見返して土日祝日だけ無料で変更できるという「ホットドッグ」でお願いした。出来上がるまでの間、沢山あるコーヒーのメニューを眺めたりして過ごす。まだまだ知らないコーヒー豆が色々あって面白い。
まずは平皿に盛られたモーニングのセットが供された。生野菜のサラダ、玉子サラダ、ヨーグルト、そしてハーフサイズのホットドッグ。まもなくコーヒーも届く。豆の説明カードが付いていて、”コスタリカ産コフィア・ディヴェルサ・パープラセンス”という希少種だとのこと(合ってるかな?)。こうしてしっかりと説明があると価値が上がるな。フードに手を付ける前に丁寧にハンド・ドリップされたコーヒーの香りを確かめ、啜ってみる。どちらかというと浅煎りの部類だと思うが、味わいは複雑。本当にワインのような樽香が感じられるのが面白い。旨いなァ。旨いコーヒーと一緒にいただくホットドッグって好きだなァ。でもサラダにかかっていたのがゴマドレッシングなのはどうも…。最近はどこもこればかりで食傷気味。ゴマドレは人気で味も無難なのだろうが、もっとすっきりとしたドレッシングの方が色々邪魔しなさそうなのに。”こだわり過ぎた珈琲屋である以上食事にも手を抜きません”と書いてあったので、次は食事でも寄ってみよう。そういえば酒も色んなのがあったな…。(勘定は¥550)
↓ 「御鮨街道」沿いに建つ金屋町の「岡本邸(株式会社サンアイ岡本)」(江戸文化文政期以前・建造、のち改造)◇。”卯建(うだつ)”も立派な敷地の広い大豪邸。元々は釣鐘の鋳造を行っていたのだそうで、通りの角には釣鐘が置いてある。
岐阜県岐阜市朝日町10
※閉店しているようです(令和5年12月現在)
( 岐阜 ぎふ ちゃさんコーヒー CHASAN COFFEE BAR 珈琲 コーヒー スペシャリティーコーヒー ランチ モーニング テイクアウト コーヒー豆 挽き売り 鮎鮨街道 閉店 廃業 )
愛知県岐阜県の喫茶店文化はまだ生きているのですね。
大手チェーン店との棲み分けができているんでしょうか?
関東東北は喫茶店はほとんど見なくなりました。
名古屋在住時代にお世話になったお店のモーニングが懐かしいです。
>大手チェーン店との棲み分け
でも大手チェーン店も客でいっぱいなんですよね(笑)。それだけ喫茶に金を落とす気風という
ことでしょうか。にしても個人店が相変わらず盛況っていうのは確かに凄いことですよね。
東海地方では喫茶店に”ごはん”を食べに行くのも当たり前ですから、その辺りが他の地方と
ちょっと違って客層が厚いのかもしれません。
でもこの地方に住んでいても、過剰とも思えるモーニング・サービスまでしてどうしてやって
いけるんだろうと不思議になります(笑)。昨今の小麦、コーヒー豆、玉子の値上げがそういう
サービスを直撃しそうで心配でもありますね。