久しぶりに晴れた休日にバイクを駆って瀬戸まで走る。バイクが駐車出来る場所をうろうろ探しながら乗ったり降りたりするのが面倒だったので、駐車場に停めて歩いて散策することに。今年の初夏は暑くなると思いきや、わりと涼しい日が多かった(訪問5月)。でも晴れれば晴れたで日差しは強く、この日も革ジャンが重荷になるくらいの陽気。歩いてある店に向かったら休み。祝日で曜日を確認するのを忘れていた。そこから更に歩いて向かったのは陶原町にある麺類食堂「新海うどん」。店は幹線道路から外れた裏通りにあり、素っ気無い店構えは暖簾が掛かっていなかったら食堂とは分からないほど。店に入ると高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃった。テーブル席の他、小上がりが1つ、カウンター席もある。その上に貼られた品書きの札を眺める。最初は温かいうどんにしようと思っていたが、道中暑かったので気が変わって「冷しうどん」にしてみた。
「冷しうどん」ってあまり馴染みが無いので、”ころ”か何かが出てくるのかと思っていたが、供されたのは氷水の張られた鉢に盛られたうどんで、彩りにきゅうりと缶詰のみかんものっていて清涼感たっぷり。なるほど。他に刻みネギ、ごま、すり生姜の薬味が小皿に付いてきた。つゆはこういう店には珍しく甘味の少ないすっきりとしたもの。さっそくつゆに浸けて手繰っていく。正直こういった食堂では茹で置きだったり、市販品だったり、はたまた乾麺だったりと、あまり期待していなかったうどんだが、しっかりと絞められているからか、張りがあって旨い。陽気もあって薬味を駆使しながらするすると美味しくいただいた。次は中華そばや丼物もいただいてみたいナ。(勘定は¥650<※表記は¥600>)
↓ 歩いてくる途中にあった「亀井商店」(建築詳細不明)◇。大して古い建物ではないだろうが、入口扉の手摺や金属の蹴り板が時代を感じさせる。
↓ こちらも道中で見つけたスクラッチタイル壁の「音春商店」(建築詳細不明)◇。周囲は更地化され、この建物だけポツンと残っている。
↓ 以前にも訪れたことがある創業明治44年の米屋「鈴亮(スズリョーベルックス株式会社)」(建築詳細不明)◇。向かいに大きな工場があるが、古い小売りの店も健在。
新海うどん
愛知県瀬戸市陶原町3-47
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