ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

濱芳 @岐阜県岐阜市

2015年07月22日 | 岐阜県(岐阜)

知人に、日本酒に造詣の深い店があると教えてもらって訪問した、岐阜市御浪町の居酒屋「濱芳(はまよし)」。よく訪れる美殿町商店街から一本北の路地に店があった。ごく普通の居酒屋の佇まいだが、看板や暖簾に描かれた「鮮」の文字が力強い。杉玉の下がった店の暖簾をくぐり、中へ。左側にカウンターがあり、奥には座敷がある。カウンター上の冷蔵ショーケースには様々な魚が並び、そしてその上には紙短冊に数々の日本酒の銘柄が書かれている。最近は地方で呑んでも、だいたい全国的に有名どころの酒だけを置いて、その地方の酒を置かないところもあるが、こちらは岐阜の酒蔵がしっかり揃っていて頼もしい。やっぱり地元の酒がないとね。中津川の「鯨波(くじらなみ)」を注文。品書きに「バッテラ(鯖すし)」があったので、本当は頼みたかったが、ここに来る前に他の店で腹に入れてきてしまっていたので、肴は「しめ鯖」にした。

年輩のご主人は実直そうな方で、黙々と調理を始める。お酒は女将さんが出してくれた。調理場には息子さんもいて、家族でやっていらっしゃるよう。主人はもちろん、息子さんもとても日本酒に熱心な様子で、あとから主人に渡された名刺(ショップカード)に記載されたブログによると、酒蔵にもかなり熱心に直接足を運んでいるようだ。熱意がすごい。

酢締めするとは言っても、しめ鯖(酢鯖)はやはり鮮度が大事。いい塩梅で締められた肴を口に呑む酒はこたえられない。目の前の大皿に好物の「くらげ」があったので、それももらった。酢のものには、やはり日本酒が合います。次は下呂の「天領酒造」の酒「××」を出してもらう。けっこう色々な日本酒を呑んでいるつもりだが初めて聞く銘柄だったのは、まだ出たばかりの特別なものだったからだそう。これを出してくれた時の息子さんの嬉しそうな笑顔が最高に良かった。本当に日本酒が好きなんだなァ。ハシゴだったので、あまり色々頼めなかったのは残念だったが、主人と女将に見送りまでしてもらい、店を後にした。次は何とか時間を作って…、どんな酒と出会う事が出来るかな。バッテラも絶対食べなきゃ…。(勘定は¥3,000程)

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濱芳

岐阜県岐阜市御浪町2 尾関ビル 1F

( 岐阜 はまよし 地酒 バッテラ 鯖寿司 )


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