Alone Together / Headkeeper / Dave Mason (2005)
元・トラフィック(Traffic)のデイヴ・メイソン(Dave Mason)の1970年発表のファーストと、1972年発表のセカンド・アルバムを1枚にしたCD。一応リマスターされているとのこと。ファーストの「Alone Together」はたった30分少々の尺だが、レオン・ラッセル(Leon Russell)、カール・レイドル(Carl Radle)、ジム・キャパルディ(Jim Capaldi)、ジム・ゴードン(Jim Gordon)、ジム・ケルトナー(Jim Keltner)など、ロックで”あの頃”の時代の音を作っていた腕っこきの凄い面々に加え、バッキング・ヴォーカルではデラニー&ボニー(Delaney & Bonnie)のボニー(Bonnie Bramlett)やリタ・クーリッジ(Rita Coolidge)、クラウディア・リニア(Claudia Lennear)などのレオン・ラッセル人脈の女性陣も参加しているという豪華な1枚になっている。
トラフィック時代からソングライターとして評価されていたデイヴ・メイソン。でもファーストは契約の関係なのかずっとMCAの初期CDしか無く、長くリマスター盤も発売されてこなかったと記憶している。日本では彼はギター・ヒーローっていうイメージではないが、そういう一面が最終曲でもしっかり伺える。セカンドを聴くのは今回が初めて。こちらは半分がスタジオ、半分がライヴ録音になっている。ライヴの方ではトラフィック時代の名曲「Pearly Queen」「Feelin' Alright」を再演していて、アレンジも違うのが聴きどころ。彼の音楽スタイルは幅広いが、自分のようにスワンプとも呼ばれたアメリカ南部の音楽に影響を受けたイギリス人アーティストの作品群に執着している人間はともかく、一般的には西海岸へ移ってヒット作を連発した70年代中後半のイメージの方が強いのかも。
ネット・ショップにて購入(¥1,063)
- Label : BGO
- ASIN : B00092MIDQ
- Disc : 1
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