ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

1971 : The Road Starts Hear / Aerosmith

2023年02月07日 | クラシック・ロック

1971 : The Road Starts Hear / Aerosmith (2022)

昨年発売されたエアロスミス(Aerosmith)の1971年というデビュー前のリハーサル音源。ブートレグ然としているが公式盤です。何でタイトルが”Here"でなくて”Hear"なのかは分からない(どう訳す?)。何でもジョー・ペリー(Joe Perry)のテープ・レコーダーに収録されていた音源なのだそう。ジャケもブートを思わすようなチープな感じで、若々しく、これから羽ばたこうとしているバンドの様子が収録されている。そんな歴史的に貴重な音源だけに酷い音なのかなと思っていたが、これがなかなか。ドラムの音こそ痩せていてチープだが、特にストレス無く聴けるのにビックリ。これはさすがに過去にブートでも流出していなかったんじゃないかな。

デビュー作に収録されていた曲はもちろん、後年のアルバムに収録された03「Major Barbara」や06「Reefer Head Woman」の最初期ヴァージョンが入っているのがミソ。話声が入っていたりしてリラックスした雰囲気も伝わってくる。リハとはいえ演奏も意外とまとまっている。猥雑さと色気があってブルージーで本当にかっこいい。初期のライヴ音源と言えば、78年の「Live Bootleg」のC面に、まるでストーンズ(The Rolling Stones)の「Love You Live」のエルモカンボ・サイドのように収録されていた小さいハコでのライヴ(これだけは73年の録音)がかっこよかったけれど、音的にはそんな感じ。最初からこんな音を出していたんだなァ。代表曲「Dream On」なんかもまだしっかりと完成していない感じだがとても興味深かった。

ネット・ショップにて購入(¥1,209)

  • Label‏ : ‎ Interscope Records
  • ASIN ‏ : ‎ B09S6PP2BX
  • Disc ‏ : ‎ 1

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