天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第71期王座戦第5局/井山、王座3連覇!

2023-12-10 21:00:00 | プロ棋戦

第71期王座戦五番勝負第5局が12月8日(金)に神奈川県秦野市の「陣屋」で行われ、井山裕太王座が余正麒八段に白番中押し勝ちをおさめシリーズ成績3勝2敗で防衛。王座3連覇となった。
     (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

タイトル防衛を果たした井山王座(34)、微細な形勢でしたがヨセ勝負で抜き去りました。
敗れた余八段(28)、終盤の緩手が命取りに・・・。

井山さんは、本シリーズ(○●●○○)で窮地に追い込まれながらも地力を発揮しました。まだまだ若手には譲らない・・・。
余さんは7大タイトルに5度目の挑戦、シルバーコレクターはいつまで続く・・・。

7大タイトルも本局が最後、今年は一力三冠「全力疾走」の1年でした。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-12-10):返し技

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第49期天元戦第4局/一力が天元奪取!三冠に

2023-12-08 21:00:00 | プロ棋戦

第49期天元戦五番勝負の第4局が12月6日(水)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」にて行われ、白番の一力遼棋聖が関航太郎天元に中押し勝ちをおさめシリーズ成績3勝1敗でタイトル奪取となった。これで一力は天元・棋聖・本因坊を保持することとなり、自身初の七大タイトル三冠となった。
    (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

3-1で3期ぶりに復位した一力新天元(26)。後半に地力を発揮、ねじ伏せました。
敗れて天元位を失った関さん(22)。中盤では優勢な局面もあったようですが無念・・・。

これで一力さんは三冠(棋聖・本因坊・天元)となり、7大タイトル最多、一力時代の到来でしょうか。
天元2期の関さん、捲土重来を期待・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-12-08):プロ棋士・四字熟語/安達利昌、光永淳造、趙治勲

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手厚いは正義!

2023-12-06 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールドの見出しに「手厚いは正義!」とありました。これは「星合志保の上手バスター」という置碁講座のタイトルです。

ザル碁党の解釈は手厚い手は「正着」、薄い手は「まやかしの手」という感じでしょうか。
ただ問題は正着と思った手が「甘い手」になりかねない点で、その判断力の正否が棋力ということかも・・・。

世の中、「正義」を巡っての対立が激しくなっていますね。
正義の解釈は、立場によって多種多様でドーモ・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-12-06):第48期天元戦第4局/関が勝利し2勝2敗に

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第64期王冠戦/伊田が8連覇達成!

2023-12-04 21:00:00 | プロ棋戦

8連覇を目指す伊田篤史王冠に六浦雄太八段が挑戦する第64期王冠戦一番勝負が11月30日(木)に岐阜県高山市「ホテル穂高」で打たれ、伊田が黒番中押し勝ちしタイトルを防衛、8連覇(通算8期)を達成し、連覇記録を更新した。
     (日本棋院HPより抜粋)

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8連覇の伊田王冠(29)、終盤の攻め合いをシノぎ切り快勝でした。
敗れた六浦雄太八段(24)、攻め合いで捕らえられず・・・。

これで伊田さんは王冠8連覇、連覇記録を更新ですか。
井田さんが王冠位奪取が7年前、羽根さんの後継者としては物足りないような・・・。

◎8連覇の対戦相手
 ・64期:六浦雄太八段
 ・63期:六浦雄太七段
 ・62期:大竹 優五段
 ・61期:大竹 優四段
 ・60期:小県真樹九段
 ・59期:中野寛也九段
 ・58期:六浦雄太七段
 ・57期:羽根直樹九段

今回の対局地は岐阜県高山市「ホテル穂高」。
標高は2,000m超、もう冬景色のようです。
何も寒いところで対局しなくても・・・。

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1年前の記事(2022-12-04):第17回若鯉戦/上野若鯉が2連覇!

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第71期王座戦第4局/井山王座がカド番を凌ぐ!

2023-12-02 21:00:00 | プロ棋戦

第71期王座戦五番勝負第4局が11月30日(木)に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、井山裕太王座が余正麒八段に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績を2勝2敗となり、次の最終第5局で決着することとなった。第5局は12月8日(金)に神奈川県秦野市の「陣屋」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

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カド番を凌いだ井山王座(34)、本局は手厚い攻めで圧倒しました。
敗れた余八段(28)、薄みを突かれて苦しい展開・・・。

2-2のタイとなった本シリーズ、追いついた井山さんが優勢に思いますがどうでしょう。
7大タイトルに4度王手をかけながら敗退の余さん、5度目の正直なるか・・・。

これまで日本囲碁界を牽引した井山さん、若手の追い上げに2冠キープの正念場ですね。

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1年前の記事(2022-12-02):皇帝ダリア

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