天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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名人戦7番勝負始まる

2012-08-30 21:45:50 | プロ棋戦

山下敬吾名人(33)に羽根直樹九段(36)が挑む第37期囲碁名人戦七番勝負の第1局が8月30日、東京都文京区の椿山荘で始まった。
山下名人の初防衛か、羽根挑戦者の奪取か。「四天王」同士が力勝負を宣言した注目の対決が幕を開けた。
   (朝日囲碁Webより抜粋)

   ◇   ◇

注目の名人戦が始まりましたね。

挑戦者に名乗りをあげたのは、碁聖位を奪われ無冠となった羽根九段。名人リーグでは初戦に井山四冠に敗れたものの、その後7連勝。プレーオフでは宿敵・井山を破っての挑戦権獲得でした。

山下名人は本因坊位を奪われ、虎の子の名人位は死守したいところ。一方の羽根九段も「四天王」として無冠を返上したいところでしょう。
井山四冠の領土拡大で瀬戸際となる両者の対決、覇権を握るのはどちらか・・・。

      ◇    ◇

名人戦7番勝負の熱闘に期待を寄せていますが、「囲碁人口の減少、高齢化」を考えると、盛り上がっている人はわずかなような気がします。
オリンピックのような熱気は無理としても、何かインパクトのある囲碁界になってほしいものです。

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「ウエスト・サイド物語」の思い出

2012-08-28 21:44:55 | テレビ番組
日曜朝のテレビ番組「題名のない音楽会」をよく見ています。
先週(8/26)の放送は「ウエスト・サイド物語」のエピソードでした。
「いままで一番よかった映画は?」と訊かれたら「ウエスト・サイド物語」と答えるでしょうね。
最初に見たのは高校生の時。テレビのニュースで「ウエスト・サイド物語」という映画が大ヒットしていることを知り、予備知識もなく映画館に足を運びました。
「何がよかったか」と言われても困るのですが、青春のホロ苦いストーリー、躍動感と魅惑の音楽・ダンス、すべてが衝撃的でした。
主演のナタリー・ウッド、可憐な美しさが輝いていましたね。
作品が誕生して、もう50年になるそうです。
感動する機会が減ってきた「たそがれ世代」ですが、新たな感動を模索中です・・・。




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第60回NHK杯/三谷七段、2回戦敗退

2012-08-26 21:43:02 | テレビ番組

第60回NHK杯の2回戦第2局(8/19放送)は三谷哲也・七段と山城宏・九段の対決。
結果は大乱戦の末、山城九段がベテランらしい打ち回しで熱戦を制しました。
敗れた三谷七段、中盤で逆転の局面もあったようですが冷静に判断できなかったようです。

今週の「週刊碁」で本局の解説が載っていましたが、別のページで竜星戦決勝トーナメント(三谷七段・瀬戸七段戦)の記事もありました。
残念ながら三谷七段はこちらも黒星ということで、群馬の囲碁ファンも残念に思っているでしょうね。

NHK杯の対局を見ていて(?)と思ったのは、最後の整地の場面でアゲ石を粗雑に埋めていたところです。なんか寒い感じがしましたね。 

   ◇   ◇

NHK杯も二回戦が進んでいますが、女流棋士では向井五段と吉原五段が1回戦を突破、謝女流本因坊と鈴木六段は残念でした。
これから井山四冠や四天王が登場、結城NHK杯にも注目ですね。

NHK杯の優勝、準優勝者が出場する「第24回テレビアジア選手権(8/14~17)」は白洪淅(ベクホンソク)九段(韓国)が決勝で孔傑九段(中国)を破り初優勝を飾りました。
日本の結城聡九段と羽根直樹九段は1回戦で早々に姿を消しました。国際棋戦は遠くなりましたね。

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囲碁書籍「桂馬の両アタリ」

2012-08-24 22:11:07 | 囲碁

1106153072 ◆書籍紹介
 ・書籍名:先ちゃんの囲碁放浪記/桂馬の両アタリ
 ・発行所:NHK出版  ・著者:先崎 学
 ・発行年月:2012年4月
◆内容紹介
熱狂的な囲碁好きの将棋棋士による珠玉のボヤキ!
NHK『囲碁講座』テキスト人気連載の書籍化。熱狂的な囲碁好きの将棋棋士だからこそできる、将棋と囲碁両面からの考察が新鮮な、囲碁の魅力がつまった一冊。

    ◇  ◇

NHKテレビテキスト『囲碁講座』の連載を読んでいたのですが、旅の途中の気軽な読み物としてつい買ってしまいました。 

このところ囲碁エッセイや囲碁小説が出版されると、つい買ってしまいます。
「囲碁上達本」の効用に限界を感じ始めたのか・・・。 

囲碁と将棋は親類のように思われがちですが、愛好者同士のお付き合いはあまり聞きません。

「子ども教室」の生徒勧誘ではライバルとなりますが、選ぶ基準はどうなんでしょう。
個人的な観測ですが保護者の立場では「囲碁」、生徒自身は「将棋」というケースが多いような・・・? 

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玉村町囲碁会/水曜定例碁会

2012-08-22 23:34:28 | 囲碁

Tama5 「玉村町囲碁会」は毎週土曜の午後に、定例会(第1土曜は月例大会)を開催しています。
今春からは平日の水曜午後も例会を行うようになり、今日も十数人の愛棋家が集まっていました。
平日ですのでリタイアしたメンバーがほとんどですが、土曜日とは違い「ゆるりとした空間」での対局を楽しんでいるようでした。

私も壮年期に碁会所で打っている頃は勝負にこだわりがあったのですが、「たそがれ世代」ともなると淡白になってきますね。
向上心はいつまでも忘れないようにと思っていますが、棋力はここ20数年停滞の「ザル碁党」です。

囲碁会でも研究会・勉強会などをやればと思いますが、どうもそういう雰囲気ではなさそうです。
「たそがれ世代」には未来より、現在が大切ということでしょうか・・・。

    ◇   ◇

30数年前、渡辺真知子の「迷い道」という唄がありました。
パワフルな歌唱と、ノリのいいリズムでヒットしましたね。

 ♪現在・過去・未来~
  あの人に逢ったなら~

「下り坂世代」の未来予想図はモヤがかかっているようです・・・。

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第2回首都圏カップこども囲碁団体戦

2012-08-20 21:52:30 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

昨日は「第2回首都圏カップ争奪こども囲碁団体戦」の引率で日本棋院に行きました。
この大会は1チーム11人の団体戦。参加したのは8チーム、栃木は不参加で替わりに選抜チームが参戦。

優勝:東京、準優勝:埼玉、3位:神奈川、4位:千葉

群馬県チームはAブロック(4チーム)で3位(1勝2敗)、交流戦で1勝という結果でした。
◎群馬チームの成績
 ▽Aブロック・リーグ戦
  ・1回戦:群馬・千葉 2-9
  ・2回戦:群馬・東京 0-11
  ・3回戦:群馬・山梨 9-2
 ▽交流戦
  ・群馬・茨城 7-4
 ▽合計:18勝26敗

ほぼ予想通りの結果でしたが、昨年より一歩前進した戦績と言えるでしょうか。

それにしても上位4チームと群馬、茨城、山梨チームの差は歴然としています。
プロ棋士の養成に近い活動をしている▽▽道場、△△道場などの選手と、ボランティアに近い地方の囲碁教室の選手では雲泥の差がありますよね。
それでも真剣に戦っている地方選手の健気さには頭が下がります。

この大会は都県の対抗戦ですが、▽▽道場、△△道場の名称が入ったポロシャツを着用した選手が多かったですね。
同じポロシャツ同士の対戦も見られましたが、都県の対抗戦としてはどうでしょう・・・。

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伊勢崎こども囲碁アカデミー/第2回夏休み囲碁合宿

2012-08-18 19:27:47 | テレビ番組

昨日から一泊二日で「第2回伊勢崎こども囲碁アカデミー/夏休み囲碁合宿」が行われました。
参加者は27名(生徒:16名、スタッフ・保護者:11名)、場所は前回と同じ埼玉県小鹿野町の「越後屋旅館」です。
昨年はこのイベントの主担当で計画・準備・進行など大変でしたが、今回はスタッフ全員の分担となり少しは楽になりました。

今回は前回に比べてレクレーションなどを減らし、上級・中級・初級の「クラス別強化メニュー」により、棋力アップを重点に行われました。
私は中級者4名の担当でしたが通常の教室より人数が少ない分、キメ細かい指導ができたと思っています。
「楽しいこと」と「学ぶこと」のバランスはムズですが、真剣に物事に向き合うことは充実感(楽しい)につながることだと思いますね。

二日間で棋力が一気にレベルアップするものではありませんが、この合宿が「ヤル気」の導火線になれば成功でしょう。

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  ◇  ◇

開催場所の「越後屋旅館」は、会社勤めしていたころから利用して8年ほどになります。
先日(8/14)テレビ東京の平日お昼の番組「大人の極上ゆるり旅」で小鹿野町が紹介されていました。

<越後屋旅館>明治8年創業の老舗旅館。館内には江戸時代に作られた取り外し式の階段が残っている。

囲碁ファンとしては老舗旅館の風情もさることながら、「囲碁の宿」としてPRしてほしかったですね。

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囲碁書籍「ひと目の詰碁」

2012-08-15 21:20:47 | 囲碁

Hitome_tsumego2 ◆書籍紹介
 ・書籍名:ひと目の詰碁
 ・発行所:毎日コミュニケーションズ
 ・著者:趙 治勲
 ・発行年月:2003年06月
◆内容紹介
「ひと目の詰碁」は、そのタイトルどおり基本的な詰碁集。難しい問題を時間をかけて解くより簡単な問題を数多く解くことが上達の早道。繰り返し問題を解くことで自然に詰碁の筋を覚えられる。

    ◇  ◇

週刊碁の「お悩み天国/これが治勲のシノギかた」というコーナーで、治勲さんが本書は「バカ売れしてドル箱」とPRしており、ついその口車にのって購入しました。

レベルは級位者向けですが、ヨミの訓練には適していると思います。
囲碁上達のキーワードは「詰碁」、分かっちゃいるけど継続するのは難しいハードルです。
「たそがれ世代」ともなると、「面倒なことは後回し」が日常化するんですね・・・。

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NHK-BS時代劇/薄桜記

2012-08-13 21:42:56 | テレビ番組

7月から始まった「NHK-BS時代劇/薄桜記(全11回)」を見ています。
主人公の丹下典膳ですが、武士の潔さが極端過ぎて「どうかなあ」という気分もあります。
それでも有名な「忠臣蔵」を、別の視点から描くところが面白そうだと期待しています。

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このBS時代劇、前作は「陽だまりの樹」。幕末の激動期を生きた若者の生きざまが爽快でしたね。
時代劇というとジイサマという印象がありイヤなんですが、歴史探訪という点では教養の一部だと思いますよ。

    ◇   ◇

片腕の剣豪・丹下典膳と聞いて、丹下左膳と同一人物かと思い違いをしました。
丹下左膳は子どもの頃、映画のポスターを見た覚えがあります。映画も見たかも知れませんが幼少の頃で記憶が・・・。
昭和20年代~30年代は、時代劇の黄金期だったのでしょうね。

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伊勢崎こども囲碁アカデミー&玉村町こども囲碁教室

2012-08-11 19:16:42 | テレビ番組

今日の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
夏休みに入り出席率はやや低下気味です。小学生も何かと多忙のようですね。

この教室では「NHK囲碁講座/13路盤でめざせ初段」を題材に、ワンポイント講座を行っています。
4月~7月の講師は吉原由香里さんで序盤中心の内容。初・中級者向けの教材としてもよかったと思います。
8月からは吉田美香さんで形勢判断の内容。レベルが一気に上がり、解説にも苦労しています。
生徒にもテレビ囲碁講座の視聴を進めていますが、生徒の視聴率は50%くらいでしょうか。

来週は囲碁合宿、前回はレクレーションなど多彩なメニューでしたが、今年は棋力アップ重視のメニューを企画中です。
昨年は保護者から「生徒が一睡もせず疲労気味だった」と不満気味の意見もありました。
生徒にとって、同じ年代の友達と寝食を共にするのが楽しいんでしょうね・・・。

    ◇   ◇

午後は「玉村町こども囲碁教室」の指導スタッフです。
こちらは入門コースですので、まずは興味を持って続けてもらうことが第一です。
理解度にも差がありますが、遅れ気味の生徒をうまくサポートすることが大切だと思っています。

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