第54期十段戦挑戦手合五番勝負の第3局が4月14日(木)に長野県大町市で行われた。結果は伊田篤史十段が井山裕太棋聖に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ初勝利をあげた。
これにより、2015年7月の第40期碁聖戦第3局から続いていた井山の挑戦手合連勝記録は18でストップした。第4局は4月20日(水)に東京都千代田区の日本棋院本院で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「伊田返した!、意地の1勝 七冠に待った」 「井山 七冠目前で失速」
(週刊碁見出しより)
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井山七冠誕生を阻止した伊田十段、コウを頑張り抜いたのが勝利につながったようです。
七冠を持ち越した井山さん、勝負を急いだか・・・。
現地では七冠達成を報じようと、報道関係者が詰めかけたそうですが空振りでしたね。
「五番勝負までもつれて七冠達成」、というシナリオが囲碁関係者にとって最高でしょうか・・・。
七冠が実現すればマスコミも大々的に報道し、囲碁のPRにもなりますね。
ただ、井山一強というのは他の棋士がイマイチということでしょうか。
日本の囲碁界も「スーパーマン井山」一人でなく、ウルトラマンや仮面ライダー、鉄人28号などがいると面白くなる・・・。
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今回の対局地は長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」。
大町市は北アルプスの登山基地として有名です。
JR大糸線(松本-糸魚川)からの山脈(やまなみ)の景色、特に早春・残雪の時期はいいですね。
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1年前の記事(2015-4-17):子どもから元気をもらう