天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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本因坊秀策・基本を学ぼう/風鈴会

2017-03-18 20:30:00 | 風鈴会

先日(3/12)、「風鈴会」に参加しました。講座の内容は「本因坊秀策・基本を学ぼう」。

来月の4/9(日)、師範の鈴木七段が「NHK・囲碁フォーカス」で「古碁・先人達の名局~本因坊秀策」を紹介をするとのです。
それで今回の講座は、TVで説明しきれなかった内容を解説するということでした。

秀策の特長は、「策を弄せず正しい形を崩さない」ということで、基本に忠実ということでしょうか。
その点をアマも見習ってほしいということでしたね。
ただ、「正しい形、本手」というのがイマイチ浮かばない・・・。

講座後の実戦対局は1勝1敗。秀策のように堅実な打ち方ができない・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-3-18):囲碁認定100問/碁ワールド2016

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日中囲碁団体戦2016/風鈴会

2016-11-18 20:30:00 | 風鈴会

先日(11/13)、「第33回日中友好囲碁大会(団体戦)」が日本棋院で開催され、「風鈴会」チームの一員として参加してきました。
今大会の参加者は70チーム、約340人。毎年多くの囲碁愛好者が集まってきます。
風鈴会からは7チーム、35名が出場。私は9回目の参加となります。

私のチーム(風鈴会F・5名)は有段者Bクラス(ハンディ戦)で3勝1敗(個人計:11勝9敗)、あと1勝すれば3位入賞できた・・・。
私の成績は2勝2敗。イラッとしたのは3回戦で相手はかなり高齢の方、途中で何度も石をズラされ取っていた大石が逆に取られて撃沈。どうしたもんじゃろのお~・・・。

     ○ ● ○

団体戦終了後は近くのお店で恒例の打ち上げです。
同じチームのK沼さん、K谷さん、M井さん、(M林さんは打ち上げ欠席)と健闘を讃え合いました。

20代~70代の世代を超えた打ち上げ会ですが、会話は年代の近いメンバーに片寄りがちですね。
同年代のT田さん、N田さん、N沢さんが欠席したのはやや残念・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2015-11-18):第63期王座戦第2局/井山が開幕2連勝!

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夏の風鈴王決定戦/風鈴会

2016-08-16 20:30:00 | 風鈴会

一昨日(8/14)、半年ぶりに「風鈴会」に参加しました。
今回は会員同士の囲碁大会「夏の風鈴王決定戦」です。
4回戦で成績は○○●●、後半息切れでしょうか・・・。

○1回戦はK谷さん。風鈴会で顔は会わせていますが対局は初めてかも。
終盤、危ない局面もありましたが中押し勝ち。
・教訓「優勢な碁は安全運転で」

○2回戦はK沼さん。初対面、年長者の感じです。
相手の消極策に乗じて逃げ切りました。
・教訓「ジリ貧時には打開策を」

●3回戦はM井さん。年初の風鈴王戦で辛勝しています。
勝負所をキッチリ読まれて完敗でした。
・教訓「置き碁の白番、決め手を与えない」

●4回戦はT田さん。同世代の囲碁仲間。
百戦錬磨の戦上手に翻弄されました。
・教訓「上手の誘いに乗らない」

    ◇   ◇

閉会後は懇親会で焼き鳥屋さんへ。
話題はオリンピック。いろいろな人が、いろいろな視点で観戦しているのですね。
マイナーな競技、あまり聞いたことのない国の選手、等々・・・。

もう一つの話題、NHKテレビ「ドキュメント72時間」に風鈴会のメンバーが映ったこと。
放送時(7/8)は見ていなかったので帰宅後、YouTube でチェック。
ディープな囲碁ファンには結構「わけあり」な人がいるんですね・・・。

■以下、NHK番組HPより
2016年7月8日放送 「囲碁の魔力に囚(とら)われて」
日本最大の歓楽街、新宿歌舞伎町に全国でも珍しい24時間営業の「碁会所」がある。創業34年、深夜から早朝まで碁石の音が鳴り響く。仕事帰りに立ち寄る人や囲碁の魅力にとりつかれた外国人など、さまざまな人たちが碁盤を囲む。24時間営業とあって食事や酒も供される。豊富なメニューはまるで居酒屋。週末には仕事を終えた人々が、泊まり込みで碁を打ち続ける。囲碁の魔力にとらわれた人たちが繰り広げる3日間のドラマとは。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-08-16):第5回首都圏カップこども囲碁団体戦

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偉大な棋士本因坊秀和/風鈴会

2016-02-16 20:30:00 | 風鈴会

一昨日(2/14)、「風鈴会」に参加してきました。講座の内容は「偉大な棋士本因坊・秀和」。
実は例会案内で、当日のNHK「囲碁フォーカス/古碁・先人達の名局~本因坊秀和」に師範の鈴木七段が出演するのを見落としていました。
ということで講座は、放送で紹介できなかった内容の解説でした。
帰宅後、「NHK・囲碁フォーカス」をビデオで見たのですが鈴木七段、結構緊張していましたね。

本因坊秀和の特長は「形勢判断の明るさ」でしょうか。堅実に受けて細かく残す・・・。
ただ、弟子の本因坊秀甫は「秀和だから打ってもいいので、これを規範としてはいけない。他の人がこんな打ち方をすると必ず負ける」と言ったそうです。ナルホド・・・。

講座後の実戦対局は1勝1敗。どうも上位者に弱い、委縮してしまうのか・・・。
もう少し同レベルのメンバーが増えればいいのですが・・・。

    ◇   ◇

放送では秀和生誕地で資料館のある伊豆市最福寺の映像を流していました。
九年ほど前に旧友と訪れたことがありますが、懐かしいですね。
  (関連記事)
     ↓
本因坊秀和の生誕地・伊豆市

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-2-16):戸島花さん囲碁大使に

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風鈴王決定大会/風鈴会

2016-01-11 20:30:00 | 風鈴会

昨日(1/10)は久しぶりで「風鈴会」に参加しました。
年初ということもあり、会員同士の囲碁大会です。
4回戦で成績は○●○○、3勝賞をいただきました。

1回戦はH鎌さん。シノギ勝負を何とか切り抜けました。
・教訓「一本調子の攻めはリスクがある」

2回戦はS原インストラクター。中盤まで快調でしたが後半に追い上げられ敗戦。
・教訓「上位者の圧力には平常心を維持する」

3回戦はM井さん。後半、相手の薄みを突いて辛勝。
・教訓「薄みの対策を忘れない」

4回戦はH田さん。相手の攻めをいなし、大石を粉砕。
・教訓「勢いだけでは反動が来る」

    ◇   ◇

新年のスタートとしてはまずまずの戦績でしたが、目標にはまだまだ・・・。
藤沢秀行師の言葉に「強烈な努力」というのがありました。
強烈は無理としても「人並み以上の努力」はしないと・・・。

半年ぶりくらいの風鈴会でしたが、同世代のT田さん、N田さんらも元気に参加しており、和やかな気分になりましたね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-1-11):勝ち星ランキング/2014

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在位2ケ月の本因坊・秀甫/風鈴会

2015-05-11 20:30:00 | 風鈴会

昨日(5/10)は「風鈴会」に参加しました。
講座の内容は「歴史探訪第三弾/在位2ケ月の本因坊・秀甫」ということで、「秀甫」の生きざま、当時の碁界相関図などの解説がありました。
幕末から明治にかけて悲運の人生を送った秀甫ですが、実力、人望に優れ、政財界とのパイプ役として碁界発展に影響力があったようです。
囲碁界の歴史も、当時の世情と照らし合わせて見ると面白いですね。

棋譜解説は秀栄・秀甫和解の十番碁第十局(秀甫・絶局)。
ザル碁党には到底理解できませんが、当時の熱気、兄弟弟子としての情感が伝わってくるようです。

    ◇   ◇

講座後の実戦対局は2連敗で降段です。
「多分大丈夫だろう」という感覚が、どこか抜け落ちて・・・。

棋力アップに向け囲碁雑誌、解説本などを仕入れていますが、ムダな投資になっているようです。
中高年向けに特化した棋力アップ指南書があったら売れるかな・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-05-11):こども囲碁教室/バーベキュー

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幻庵因碩とその時代を知ろう/風鈴会

2015-02-10 22:04:57 | 風鈴会

一昨日(2/8)、久しぶりで「風鈴会」に参加。
講座の内容は「幻庵因碩とその時代を知ろう」といことで、興味がわきました。
先月から週刊文春の連載小説「幻庵」が始まったこともあり、タイムリーなテーマでしたね。

今回の講座では「幻庵因碩」の時代における棋士の相関図、権力闘争などを図解で分かり易く説明されました。
棋譜の解説は白番・井上因碩八段(幻庵、42歳)と黒番・土屋秀和六段(後の本因坊秀和、20歳)の対局(白6目勝ち)。因碩の緩急自在の応手が見事な一局でした。
普段は棋譜や手筋など技術的な解説がほとんどですが、このような歴史的なテーマも面白いですね。

    ◇   ◇

講座後の実戦対局は1勝1敗、前回2連敗でしたので一息ついたというところです。
1局目は山梨のM沢さんと互先。序盤で当方に「ウッカリ」があり苦戦でしたが、終盤で相手に「ウッカリ」があり辛勝でした。
2局目は理論派のS藤さんと互先。中盤までは厚い碁形に押され気味でしたが後半に挽回、ところが終盤にこちらの「ウッカリ」が出てもろくも崩れてしまいました。
ザル碁党に「ウッカリ」はつきものですが、終盤での「ウッカリ」が命取りに・・・

    ◇   ◇

会の終了後は常連メンバーでの懇親会。
囲碁界の話題、どうでもいいヨタ話、「そうだったのか~」と感心させられる情報などが飛び交い夜が更けていきます・・・

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日中囲碁団体戦2014/風鈴会

2014-11-10 20:00:20 | 風鈴会

Wind_1_3 昨日は「第31回日中友好囲碁大会/団体戦」が日本棋院で開催され、「風鈴会」チームの一員として参加してきました。
この大会への参加は8回目の出場となりますが、今年も400人を超える参加があったようです。
風鈴会からも8チーム、40名弱(6段~級位者)が出場し、熱戦を繰り広げました。

私のチームは有段者Bクラス(ハンディ戦)で3勝1敗。惜しくも入賞(3位まで)は果たせませんでしたが、善戦と言えるでしょう。
個人成績は3勝1敗と、昨年の「4連敗の悪夢」から何とか抜け出すことができました。
敗れた一局の相手は20代らしき青年、敗因は勝負を急ぎ過ぎたことでしょうか。
「戦略的互恵関係」も持久戦・・・

   ◇   ◇   ◇

団体戦終了後は近くのカフェ・バーらしき店で恒例の打ち上げです。
月2回の定例会にはご無沙汰しているメンバーも、本大会には都合をつける人も多く「同窓会」の雰囲気でしたね。

Ichigaya

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分かり易く打つとは?/風鈴会

2014-10-13 22:06:22 | 風鈴会

Wind_1_3今日は久しぶりで「風鈴会」に参加してきました。
講座の内容は「小林光一九段の実戦より、分かり易く打つとは?」ということでした。
「分かり易く打つ」というのは現実的・実戦的で、勝つための最短距離を追及することでしょうか・・・

日本の碁では「芸」という表現がよく出てきます。昭和を代表する坂田栄男、藤沢秀行などはそんな雰囲気が感じられます。
小林九段の場合、「味、あや、ふくみ」といった抽象的な面を排し、明解さに徹する思考法のような気がしましたね。

ザル碁党にも参考になる部分はありそうですが、細やかな神経がイマイチ・・・

    ◇   ◇

講座後の実戦対局は2連敗、ハンディが重かったようです。
1局目は同世代のN田さんと定先、構想力で相手が一枚上のようでした。
2局目は太めのN川さんと定先、早見えで急所を突かれマイッタ。

この会では負けてもあまり悔しさを感じないんですね。
対戦相手はライバルというより同志というイメージでしょうか・・・

Boat

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利かしの処方箋(風鈴会)

2006-06-13 16:14:24 | 風鈴会

Wind 一昨日(6/11)は定例の「風鈴会」の日、今回の講座のテーマは「利かし」でした。
一口に「利かし」といってもケースが色々あるようです。

「相手の固い所はさらに固めさせる」、「様子見の手で相手の出方をうかがう」、など「利かし」の石を利用し以降の作戦を有利にもっていく、というようなことでしょうか。(説明になっていないかも・・・)

「利かし」を自在に使えれば高段者だと思いますが、使用法を誤ると一気に劣勢に陥ります。

      ◇  ◇

囲碁用語には結構あいまいな表現がありますが、「利かし」などもその一種だと思います。
日本語であいまいな用語を翻訳する場合はさらに苦労するでしょうね。利かし:forcing move」

★以下「関東弁護士会連合会HP/わたしと司法/棋士:小林千寿」より抜粋

○囲碁という特殊な世界だと,なかなか翻訳しにくい言葉とかあるんですか。
小林さん  ありますよ。(以下中略)
囲碁で「利かし」という用語がありますが、日本語の利かしは、良い交換の先手を「利かし」っていいますが、自分が打って相手が受けたために自分が損することも多いんですよ。それは、利かしと言わずに、私は「ウェスタン・きかし」とか言って、冗談をまじえて伝えたしました。

 

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