◆書籍紹介
・書籍名:「深夜特急」
・発行:新潮文庫
・著者:沢木耕太郎
・発売日:1994/03/30
◆内容紹介
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。
アジア旅行者はみんな読んでる! バックパッカーのバイブルは、ここから始まる。
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「週刊碁/棋士の本棚(5月16日号、第119回)」は潘善キ・八段の「深夜特急」でした。
本書は沢木さん本人が体験したノンフィクション旅行記。予期しないハプニングの連続で、「旅」とはこういうものかと考えさせる一冊です。
著者も20代の頃ですから、無鉄砲な旅もできたのでしょうね。
私たちが観光地などに出掛けるのは「旅行」。「旅」とは本質的に違うような・・・。
沢木耕太郎の作品では、朝日新聞連載中の「春に散る」があります。
元ボクサー4人が共同生活しながら、若いボクサーの成長に夢を重ねる・・・。
「深夜特急」でも格闘技のシーンが出てきますが、男のロマンか・・・。
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潘善キ・八段(38)は台湾出身。故大枝雄介九段門下。
本因坊リーグ、名人リーグに参戦したのは10年ほど前、昨年(2015年)の成績は14勝10敗。
20代の勢いに比べ停滞気味か・・・。
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