天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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2016年碁界ニュース

2016-12-30 20:30:00 | 囲碁

今週の「週刊碁」一面、「今年の顔は?」というタイトルで3枚の写真とコメントが載っています。

・七冠達成・井山:七大タイトル独占の偉業達成を成し遂げた井山
・世界席巻・柯潔:今年も柯潔が国際戦で大暴れ
・アルファ碁VS・セドル:アルファ碁の登場に世界が驚いた
    (週刊碁より)

     ○ ● ○

井山七冠とアルファ碁は日本でも大きなニュースになり納得ですが、中国・柯潔九段はあまり注目されませんでしたね。国際棋戦不振の日本碁界としては、取り上げ方が小さくなるのも仕方ないですか・・・。

個人的には井山独占を崩した高尾名人の奮闘は印象に残っています。
新鋭では一力さん、大西さんが勝ち星ランクで1位、2位と大活躍でした。
ベテランの趙治勲さん、石田芳夫さん、小林光一さんは、メジャーではないもののタイトルを取り存在感を示しましたね。

私自身は年初の目標に「天下五段」を掲げたのですが、繰り越しに・・・。

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1年前の記事(2015-12-30):こども囲碁教室/一日遅れのクリスマス会

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名和小学校/2016後期囲碁大会

2016-12-28 20:30:00 | こども囲碁

先日(12/26)、「伊勢崎市立名和小学校/囲碁クラブ」の後期囲碁大会が行われました。
大会参加者は20数名で全部員の半分にも満たない状況、冬休みに入り生徒も多忙でしょうか・・・。

名和小は「小・中学校囲碁団体戦・全国大会」にも何度か出場し、ベスト8入賞もありました。
ただ現メンバーは他校に比べると力不足、底上げが必要ですが対応策が・・・。

今回は指導スタッフ代表のM谷さんが日程を勘違い。対戦表などの準備ができず黒板に手書きで対戦表を書くことに・・・。
年の瀬は大人も子どももせわしい・・・。

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1年前の記事(2015-12-28):プリンターが故障・・・

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大河ドラマ「真田丸」終了

2016-12-26 20:30:00 | テレビ番組

大河ドラマ/「真田丸」、先日(12/18)の放送が最終回。視聴率もまずまずで好評のようでした。

脚本の三谷幸喜さんは、視聴者を引きつける才能に優れているんですね。史実とはズレているような印象もありましたが、面白く見ることができました。

真田丸で群馬県沼田市は有名になりましたね。ただ、真田沼田藩には影の部分もあったようです。
郷土の上毛カルタに「天下の義人、茂左衛門」という読み札があります。
真田沼田藩主の悪政を直訴し処刑された・・・。

来年の大河ドラマは「おんな城主直虎」。知名度がイマイチですがどうでしょう・・・。

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1年前の記事(2015-12-26):第5回伊勢崎少年少女囲碁大会

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第6回伊勢崎少年少女囲碁大会

2016-12-24 20:30:00 | こども囲碁

伊勢崎杯 藤本君(広瀬小)V
「第6回伊勢崎少年少女囲碁大会」が12月23日、伊勢崎市民プラザで開かれ、県内外から過去最多の224人が参加した。
棋力の高い選手で競う「伊勢崎杯選手権」には全員6段の小学3~6年6人が出場し、レベルの高い熱戦を繰り広げた。伊勢崎広瀬小6年の藤本隼也君が優勝し、準優勝は前橋桂萱小の山崎涼真君、3位に玉村南小の市村直太郎君が入った。
伊勢崎杯のほか、戦績によって段位や級が与えられる棋力認定戦が開かれた。

棋力認定戦各ブロックの優勝者
◆19路盤クラス
▽A:菱田和斗(宇都宮富士見小3) ▽B:沈知成(栃木・足利白鴎中1)
▽C:羽鳥裕太朗(高崎東小6)   ▽D:石岡まひろ(太田城西小3)
▽E:加膝宏行(渋川古巻小6)   ▽F:高橋知之(宇都宮富士見小4)
▽G:多賀谷史実人(伊勢崎殖蓮小3)

◆13路盤クラス
▽A:斉藤玲(伊勢崎北小3)  ▽B:家上紘弥(玉村南小3)

◆9路盤クラス
▽A:板垣聡介(伊勢崎北小1)  ▽B:奥村結衣(玉村小1)
▽C:鈴木緒希七(玉村小4)   ▽D:佐藤亜衣(館林一小3)
       (上毛新聞より抜粋)

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今回の参加者は約224人と新記録。県内こども囲碁指導者の熱意の現れでしょうか。
ただ先々を考えると、指導者の高齢化、少子化など課題は多くありそうです。

参加者が増えた地区としては玉村、桐生、宇都宮など。地道な普及活動が実を結ぶ・・・。

本大会の特長として9路盤戦があることです。今回は60人もの参加があり今後が楽しみですね。

 ← 伊勢崎杯選手権入賞者

 ← 木部夏生二段、指導碁

 ← 対局風景

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1年前の記事(2015-12-24):第5回吉備真備杯/こども棋聖戦

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こども囲碁教室/一週前のクリスマス会

2016-12-22 20:30:00 | こども囲碁

先日(12/17・土)、「玉村町こども囲碁教室」では「一週前のクリスマス会」を行いました。昨年は「一日遅れのクリスマス会」・・・。
教室の生徒、スタッフ、保護者、合わせて40数人のクリスマス会でした。
「囲碁格言カルタ」、「ビンゴ・ゲーム」など、生徒にとって楽しい時間だったと思います。

こうしたイベントにとって保護者の協力が不可欠となります。
今回も適切なサポートで円滑に進行することができましたが、日頃のコミュニケーションが大切ですね。

明日(12/23)は「伊勢崎少年少女囲碁大会」。この教室からは40人が参加の予定です。
スタッフとしては欠席者が出ないことを願うばかりで・・・。

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1年前の記事(2015-12-22):井山六冠、連勝24でストップ

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第6回吉備真備杯/こども棋聖戦

2016-12-20 20:30:00 | こども囲碁

第6回倉敷吉備真備杯こども棋聖戦が12月10、11日に岡山県倉敷市で行われた。低学年の部は向井俊成(兵庫)くんが、高学年の部は福岡航太朗(東京)くんがそれぞれ優勝した。
各部の上位者は下記の通り。
◆低学年の部
 ・優勝 向井俊成(兵庫・神戸市立御影小3年)
 ・二位 嵯峨駿太郎(北海道・札幌市立平岡中央小3年)
 ・三位 渡邉彩登(埼玉・さいたま市立見沼小2年)
 ・川又瑛介(群馬・前橋市立元総社小3年)
◆高学年の部
 ・優勝 福岡航太朗(東京・杉並区立高井戸第二小5年)
 ・二位 松田智貴(高知・高知市立秦小6年)
 ・三位 末原蓮(千葉・船橋市立行田西小6年)
 ・渡辺創太(長野・飯山市立飯山小6年)
    (日本棋院HPより抜粋)

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低学年の部優勝は向井くん、夏の全国少年少女囲碁大会では3年生ながら6位に入賞していました。
高学年の部優勝は福岡くん、2年前に低学年の部で優勝しており二階級制覇の快挙だそうです。

群馬県代表は低学年が川又くん(前橋・元総社小3年)。予選を3連勝で突破、決勝T(ベスト8)でも1回戦を勝ちベスト4、準決勝では優勝した向井くんに敗れ3位入賞。群馬県勢としては初めての快進撃でした。
高学年は藤本くん(伊勢崎・広瀬小6年)。予選リーグ○●○で残念ながら予選敗退でした。
本大会での群馬勢は入賞(ベスト8)が続いており、全国でも活躍が認められるようになりましたね。

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1年前の記事(2015-12-20):必要なのは打ち方の一貫性

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第42期天元戦第4局/井山が防衛!

2016-12-18 20:30:00 | プロ棋戦

第42期天元戦挑戦手合五番勝負の第4局が12月12日(月)に兵庫県洲本市で行われた。結果は、白番の井山裕太天元が一力遼七段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝1敗で天元位を防衛した。
    (日本棋院HPより抜粋)

「井山連覇、重戦車の如きサバキ」 「一力、初挑戦は実らず」
    (週刊碁、見出しより)

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天元防衛を果たした井山六冠、読み合いでは一枚上の貫録勝ちでしょうか。
敗れた一力七段、大胆な模様作戦を崩されて・・・。

名人位を奪われた後の井山さん、王座戦、天元戦と年下の挑戦者を退けて順調のようです。七冠という重圧が外れ、ノビノビと打てるようになったか・・・。
年明けの棋聖戦では河野臨九段との対戦、井山さん優勢な予感がしますね。

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今回の対局地は兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」。
淡路島というと淡路修三九段を連想します。ロッキーの異名通り戦闘的な棋風で活躍しましたね。
ただメジャータイトルにはあと一歩及ばず・・・。

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1年前の記事(2015-12-18):第56期王冠戦/羽根が5連覇!

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勝ち星ランキング/2016.12.9 現在

2016-12-16 20:30:00 | プロ棋戦

日本棋院:勝ち星ベスト10(週刊碁より)
 ①一力 遼 七段 45勝18敗
 ②大西 竜平二段 38勝9敗
 ③羽根 直樹九段 36勝15敗
 ④志田 達哉七段 34勝13敗
 〃高尾 紳路名人 34勝21敗
 ⑥藤沢里菜女流本因坊 33勝19敗
 ⑦鈴木  歩七段 32勝15敗
 〃山下 敬吾九段 32勝18敗
 ⑨井山 裕太棋聖 31勝10敗
 〃本木 克弥七段 31勝13敗
 〃芝野 虎丸三段 31勝13敗
 ⑫張   梱九段 30勝15敗
 〃六浦 雄太三段 30勝15敗
 〃河野  臨九段 30勝16敗

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今年も残すところ半月あまりになりました。光陰矢のごとし・・・。
プロ棋士のランキングですが、トップの一力さん(45勝18敗)は断トツで最多勝決定ですね。
2位の大西さん(38勝9敗)は現在8連勝中、今年の出世頭でしょう。

平成四天王(羽根、高尾、山下、張)も若手活躍の中で踏んばっていますね。
女流では藤沢里菜さん(33勝19敗)、鈴木歩さん(32勝15敗)がランクイン。

昨年のトップは井山さん(41勝10敗)と許さん(41勝10敗)でした。許さんはやや停滞か・・・。

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1年前の記事(2015-12-16):大河ドラマ/「花燃ゆ」終了

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テレビドラマ/山女日記 ~女たちは頂きを目指して~

2016-12-14 20:30:00 | テレビ番組

 探し物は、そこにありますか?
 人生の岐路に立つ女たち
 癒しと希望の「山」ドラマ
   (NHK・HPより抜粋)

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「山」をテーマにした番組は好きですね。20代のころ、山登りに入れ込んだ時期がありその影響も・・・。

この「山女日記」で登場する人物は心に何かしらのシコリを持った人たちで、「山」を通してヒントや答を探すキッカケにしているようです。

ただ実際の登山者で悩みを抱えて登る人は少ないでしょうね。多くの登山者は自然の美しさに感動したり、目標達成の満足感に浸ったり・・・。

近年、登山者の多くはストックを持って登る人が多いようです。ドラマの中で中年の人物が「ストックを使って登るのは邪道だ」と言う
シーンがありました。私も同感だと思いましたが、便利な道具は使ってこそか・・・。

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1年前の記事(2015-12-14):負けに不思議の負けなし・・・

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第3回Over40早碁トーナメント/高尾が初出場初優勝!

2016-12-12 20:30:00 | プロ棋戦

40歳以上の棋士が参加する第3回Over40早碁トーナメントの準決勝と決勝が12月6日に日本棋院東京本院で行われた。予選を勝ち上がったのは、 高尾紳路名人、後藤俊午九段、三村智保九段、加藤充志九段の4名で、抽選の結果、準決勝は高尾―後藤、三村―加藤の組み合わせとなり、高尾と加藤が勝ち上がり決勝へ進んだ。午後に行われた決勝では高尾が黒番中押し勝ちをおさめ優勝を決めた。
    (日本棋院HPより抜粋)

「高尾圧倒、早碁でも実力発揮」  「加藤充志、名人の勢い止められず」
    (週刊碁、見出しより)

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高尾名人が加藤充志九段を強烈パンチで下し初出場初優勝。高尾さんは40歳になったばかり、ラッキーでしたね。
「Over40早碁トーナメント」、あまりメジャーでない大会ですが予選は64名出場、40代、50代の棋士がメインのようです。

今週の「週刊碁」記事、一面が「井山、名人戦に3年ぶりの登場」、最終面から2ページがこの「Over40早碁トーナメント」、真ん中2ページが「国際アマ・ペア碁選手権/世界学生ペア碁&荒木杯」と注目度はイマイチの週でしたね。
それにしても井山さんの名人リーグ復帰がトップページというのはドーモ・・・。

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1年前の記事(2015-12-12):加悦正昭さん(伊勢崎市)を偲ぶ

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