天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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棋聖戦第2局/一力棋聖がタイに戻す

2025-01-29 21:00:00 | プロ棋戦

第49期棋聖戦七番勝負第2局が日光千姫物語で1月25日(土) ・26日(日)に打たれ、 一力遼棋聖が井山裕太王座に白番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝1敗とした。
   (日本棋院HPより抜粋)

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1-1のタイに戻した一力棋聖、中盤まで苦しい展開でしたが粘って逆転勝利でした。
敗れた井山王座、優勢な局面から疑問手で失速、らしくなかった。

今期も白番が2連勝、日本棋院公式戦で本戦以上の対局は白番が5年連続の勝ち越し(53.13%)とのこと、意外な印象です。
平均的なアマ囲碁ファンは、黒番を得意とする方が多いと思います。気持ちの問題かも・・・。

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1年前の記事(2024-01-29):棋聖戦第3局/一力が制し2勝1敗に

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福岡航太朗/竜星初戴冠

2025-01-27 21:00:00 | プロ棋戦

第33期竜星戦・決勝】
史上空前の16連勝! 福岡が井山を破り初タイトル

福岡は今期の竜星戦には予選から参加し、白星街道を走り抜けた。本戦ブロックも土つかずの11連勝。トーナメントでも4連勝と、負け知らずの16連勝でタイトル獲得という離れ業を演じてみせた。
    (日本棋院囲碁Webより抜粋)

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竜星戦優勝の福岡さん(19)、昨年は名人リーグにも入り大活躍でしたね。
「ポスト一力・虎丸」に一番近い存在でしょうか。
他に先頭集団では酒井佑規、三浦太郎、上野梨紗など精鋭がいますが、福岡さんが一歩リードでしょうか。

竜星戦は「囲碁将棋チャンネル」のテレビ棋戦、NHK杯もそうですが実際の対局日と放送日が一カ月ほどズレています。
関係者は結果を知っているでしょうがオフレコ、囲碁ファンは早く結果を知りたいがムズなところで・・・。

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1年前の記事(2024-01-27):女流棋聖戦第2局/上野勝利!決着は最終局に

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女流棋聖戦第2局/上野、連勝で防衛!

2025-01-25 21:00:00 | プロ棋戦

第28期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負第2局が1月23日(木)に日本棋院東京本院で行われ、上野梨紗女流棋聖が向井千瑛六段に白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝0敗でタイトル連覇となった。
    (日本棋院HPより抜粋)

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連覇を果たした上野梨紗女流棋聖(18)、終始積極的な打ち回しで快勝でした。
敗れた向井六段(37)、若手の突進に怯んだかも・・・。

若手対ベテランの対決、応援席は若手に期待が大きいようです。
世界戦で活躍できる若手育成、難問ですが囲碁界発展のカギ・・・。

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1年前の記事(2024-01-25):第38回群馬県女流アマ囲碁大会/2024

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2024年囲碁賞金ランキング/一力首位

2025-01-23 21:00:00 | プロ棋戦

一力、2年連続1位に
1位に輝いたのは一力遼棋聖で、2 年連続 2 回目。女流棋士では藤沢里菜女流本因坊が3年ぶり7回目の1位となった。
平成四天王世代からは山下敬吾九段が、十代では福岡航太朗七段、上野梨紗女流棋聖の二人がトップテン入りを果たした。

◆2024年日本棋院賞金ランキング(単位は千円)
 ①一力  遼棋聖 121,815
 ②井山 裕太王座 57,449
 ③芝野 虎丸名人 48,370
 ④藤沢里菜女流本因坊 35,187
 ⑤上野愛咲美女流立葵 20,390
 ⑥許  家元九段 15,562
 ⑦山下 敬吾九段 13,423
 ⑧関 航太郎九段 11,952
 ⑨福岡航太朗七段 11,645
 ⓾上野梨紗女流棋聖 9,770
    (日本棋院囲碁Webより抜粋)

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1位:一力棋聖、堂々の賞金王連覇、2位に大きく差をつけています。
☆2位:井山王座、生涯獲得タイトル1位で奮闘しています。
☆3位:芝野九段、昨年2位で期待外れの1年でした。
☆4位・5位:藤沢、上野の女流ツートップは健在です。
☆7位:山下九段がトップ10の最年長、がんばっています。
☆9位・10位:十代の福岡、上野梨紗、急成長の1年でした。

一力さんは国際棋戦の応氏杯も制しているが、優勝賞金の40万米ドルは同ランキングの対象外とのこと。加算すると差はさらに増えます。
対象棋戦が不明確のようでドーモ・・・。

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1年前の記事(2024-01-23):第48期棋聖戦第2局/井山が制し1勝1敗に

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第49期棋聖戦第1局/井山王座が先勝

2025-01-19 21:00:00 | プロ棋戦

「棋聖」4連覇を目指す一力遼棋聖に、棋聖通算10期目を狙う井山裕太王座が挑戦する第49期棋聖戦七番勝負第1局がホテル椿山荘東京で1月16日(木) ・17日(金)に打たれ、 挑戦者の井山裕太王座が白番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝0敗とした。
   (日本棋院HPより抜粋)

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第1局を制した井山王座、揺れ動く終盤戦、機敏な打ち回しで勝利しました。
敗れた一力棋聖、コウ絡みのわずかなミスが敗着に・・・。

昨年と同じカードとなった本シリーズ、昨年は一力さんが4-3(○●○●○●○)で防衛を果たしました。
第6局まではすべて白番が勝利、最終第7局は一力さんが黒番で勝利でしたね。
今回も第1局は白番・井山さんの勝利、今シリーズはどうなるか・・・。

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1年前の記事(2024-01-19):第27期女流棋聖戦第1局/仲邑先勝!

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女流棋聖戦第1局/上野梨紗、先勝!

2025-01-17 21:00:00 | プロ棋戦

上野梨紗女流棋聖に向井千瑛六段が挑戦する第28期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第1局が1月16日(木)に神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」で行われ、上野が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。
    (日本棋院HPより抜粋)

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第1局を制した上野梨紗さん(18)、大乱戦も後半の勝負手で逆転しました。
敗れた向井さん(37)、中盤までの優勢も後半の踏み込み不足で・・・。

上野さんは昨年、史上初の十代対決(仲邑菫14歳、上野梨紗17歳)で女流棋聖位を獲得、女流ツートップ(藤沢里菜、上野愛咲美)を追いかける新鋭です。
向井さんはこの女流棋聖戦では17期ぶり2回目の登場とのこと、息の長い女流棋士ですね。

対戦予想ですが、新鋭の梨紗さんに分がありそう・・・。

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1年前の記事(2024-01-17):第39回関東地区高校囲碁選手権

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第49期棋聖戦、明日(1/16)開幕

2025-01-15 21:00:00 | プロ棋戦

四冠と三冠の頂上決戦
囲碁界の最高位を争う第49期棋聖戦七番勝負は1月16日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。昨年は世界戦を制し、4連覇を目指す一力遼棋聖(27)に、タイトル最多獲得記録を塗り替え、棋聖奪還を期する井山裕太王座(35)が挑む。七大タイトルのうち四冠を保持する棋聖と、三冠の挑戦者との頂上決戦だ。

   (読売オンラインより抜粋)

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1年前、当ブログで「囲碁は3強時代に」と投稿しました。

囲碁3強は一力遼三冠(棋聖、本因坊、天元)、芝野虎丸二冠(名人、十段)、井山裕太二冠(王座、碁聖)。番付に例えると、横綱(一力)、大関(芝野)、張出大関(井山)。

1年経過し、一力・四冠(棋聖、名人、天元、本因坊)、井山・三冠(王座、碁聖、十段)に。
番付に例えると、横綱(一力)、大関(井山)となりますか。

この棋聖戦では一力さんの横綱相撲か、レジェンド大関・井山さんの粘り腰か、天下分け目の大一番ですね。



個人的には井山さん推しですが、勢いでは一力さんが4:3で優勢か・・・。

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1年前の記事(2024-01-15):いい勝負 だったと言うは 負けた側

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2024年日本棋院公式戦ランキング

2024-12-28 21:00:00 | プロ棋戦

藤沢が勝ち星と対局数で1位! 勝率は三浦、連勝は六浦と鶴田が初の1位
2024年の日本棋院公式戦は12月26日で終了し、年間勝ち星、対局数、勝率、連勝のランキングが確定しました。

2024年勝ち星ランキング
①藤沢里菜女流本因坊  53勝27敗
②上野愛咲美女流立葵杯 52勝22敗
③福岡航太朗七段    42勝13敗
 井山 裕太王座    42勝20敗
 芝野 虎丸九段    42勝29敗

2024年対局数ランキング
①藤沢里菜女流本因坊  80局53勝27敗
②上野愛咲美女流立葵杯 74局52勝22敗
③芝野 虎丸九段    71局42勝29敗

2024年勝率ランキング
①三浦 太郎四段 0.8039 41勝10敗
②黄  翊祖九段 0.7813 25勝7敗
③酒井 佑規五段 0.78  39勝11敗

2024年連勝ランキング
①六浦 雄太八段 13連勝
 鶴田 和志七段 13連勝
③孫   喆七段 12連勝
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング、対局数ランキング」
1位は藤沢女流本因坊、2位が上野愛咲美女流立葵杯。女流ツートップの座は譲らず。
福岡航太朗七段は大躍進ですね。

「勝率ランキング」
1位は三浦太郎四段、3位の酒井佑規五段、次世代を担う大型棋士になるか。

「連勝ランキング」
1位の六浦雄太八段、鶴田和志七段は両者中部総本部。中部主催・王冠戦の影響が大きいかも。

各部門のトップ3を見ると一力四冠の名がありません。タイトル戦が主戦場ということでしょうか。ただ、賞金ランキングではダントツでしょうね。

勝ち星・対局数ランキングでは女流棋士が優勢。女流棋戦が増えており、同じカウントというのはドーモ・・・。

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1年前の記事(2023-12-28):第30期阿含・桐山杯決勝/一力、2度目の優勝!

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棋戦情報/勝ち星・連勝(12月12日現在)

2024-12-14 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(12月12日現在)
★勝ち星ランキング
 ①藤沢里菜女流本因坊 52勝27敗
 ②上野愛咲美女流立葵杯 48勝19敗
 ③福岡航太朗七段   41勝12敗
  芝野 虎丸九段   41勝26敗
 ⑤井山 裕太王座   40勝20敗
 ⑥一力  遼棋聖   39勝16敗
  加藤 千笑三段   39勝18敗
 ⑧六浦 雄太八段   37勝10敗
 ⑨三浦 太郎三段   36勝10敗
  牛  栄子四段   36勝26敗
    (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
 〈9連勝〉
  横塚  力七段(9/16~)
  〈6連勝〉
  柳  時熏九段(7/11~)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」
トップの藤沢さんが着実に星を伸ばしています。
上野愛咲美さんはトップと4勝差と猛追していますが、どうでしょう。ただ、清源杯世界女子囲碁選手権で優勝しておりツートップは健在ですね。
福岡航太朗さんが3位タイに躍進、芝虎もうかうかしていられません。
四冠の一力さんは応氏杯世界選手権で優勝以降、世界戦ではイマイチ、怒涛の勢いは一休みでしょうか。

「連勝記録」
横塚さんがトップに、新婚で気分満開か。
6連勝の柳さん、ベテランの壁が続くでしょうか。


ポインセチア

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1年前の記事(2023-12-14):映画/エデンの東

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王座戦第4局/井山王座が4連覇

2024-12-08 21:00:00 | プロ棋戦

第72期王座戦五番勝負第4局が12月6日(金)に神奈川県秦野市の「陣屋」で行われ、井山裕太王座が芝野虎丸九段に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ3勝1敗でタイトル防衛。王座4連覇、通算10期となり名誉称号を獲得した。
    (日本棋院HPより抜粋)

井山王座が歴代最多77タイトル、王座通算10期
通算10期となり、名誉王座の資格を獲得。通算タイトル獲得数は77となり、趙治勲名誉名人の76タイトルを抜いて歴代単独最多となった。
    (日経新聞より抜粋)

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名誉称号を獲得した井山王座(35、碁聖・十段)、揺れ動くコウ争いを制しての勝利でした。
敗れた芝野虎丸九段(25)、必死の粘りも及ばず・・・。

タイトル数77で歴代最多記録となった井山さん、一力、芝虎の追い上げに負けず三冠を保持しています。タイトル最多記録はどこまで続く・・・。

無冠の芝虎、「虎に翼」がほしい・・・。

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1年前の記事(2023-12-08):第49期天元戦第4局/一力が天元奪取!三冠に

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