天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第41期碁聖戦第3局/井山が5連覇達成!

2016-07-31 20:30:00 | プロ棋戦

第41期碁聖戦五番勝負の第3局が、7月28日(木)に大阪市「日本棋院関西総本部」で行われた。結果は黒番の井山裕太碁聖が村川大介八段に中押し勝ちをおさめ、開幕から3連勝で碁聖防衛を決めた。
井山はこれで碁聖5連覇を達成、「名誉碁聖」の有資格者となった。名誉碁聖は大竹英雄、小林光一に続いて史上3人目。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山また5連覇、井山マジック驚異の逆転劇」 「村川、全滅狙いが裏目に」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

ストレート決着(3-0)で碁聖を防衛した井山さん。中盤の攻防で敗勢に追い込まれるも大逆転で5連覇、強い!!
優勢な碁を落とした村川さん、秒読みに乱れたか・・・。

井山さんのコメントに「本来投了しないといけない内容だった」とありました。
プロの対局では「投げ場を求めた」という局面がよく出てきますが、結果は負けるケースがほとんどのようです。
村川さん、安全策をとればよかったのですが、強攻策に出たのはプロの性(さが)か・・・。

ザル碁党の場合、投げ場を求めたのにひっくり返るのは日常茶飯事のようで・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-31):健全なる精神は健全な肉体に宿る

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玉村南小学校/2016夏休みチャレンジ教室

2016-07-29 20:30:00 | こども囲碁

昨日、今日の2日間、玉村町/南小学校「夏休みチャレンジ教室」で囲碁の入門指導を行いました。
今年で8回目になります。参加者は1日目、2日目ともに約16名ほど、昨年とほぼ同じ状況です。

指導のポイントは教え過ぎないこと、生徒自身が気づくことが大切でしょうね。
1時間半の出張講座なので、囲碁の雰囲気を感じてもらえればOKだと思います。

玉村・南小学校は明後日(7/31)、日本棋院で「小・中学校囲碁団体戦全国大会」に出場します。
一次リーグを突破し、入賞を果たしてほしいですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-29):第10回朝日アマ名人戦全国大会/大表さん初V

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第1回扇興杯女流最強戦決勝/謝が優勝

2016-07-27 20:30:00 | プロ棋戦

第1回扇興杯女流囲碁最強戦 の決勝が7月17日(日)に滋賀県東近江市で行なわれ、 謝依旻女流本因坊が白番2目半勝ちで向井千瑛五段を破り、初代優勝者に決まった。
準決勝の結果
 ・黒: 謝依旻女流本因坊 白: 青木喜久代八段 黒番中押し勝ち
 ・黒: 向井千瑛五段 白: 藤沢里菜三段 番中押し勝ち
   (日本棋院HPより抜粋)

「謝 初代女王、女流5タイトルを独占」 「向井、あと一歩及ばず」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

新棋戦を制し5冠制覇の謝さん、僅差ながら勝負強さが光りました。
敗れた向井さん、貫録負けか・・・。

日本の囲碁界は井山7冠、謝5冠でタイトル独占。2強体制はいつまで続くでしょうか。
両者以外はその他大勢か・・・?

本棋戦のスポンサー(協賛)は「センコー株式会社」。あまり知られていませんが物流大手で、愛棋家・福田社長の肝入りのようです。
今後もスポンサー企業が増えてほしいですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は滋賀県東近江市の迎賓庵「あけくれ」。

東近江市(ひがしおうみし)は、滋賀県の東部に位置。2005年2月に八日市市、神崎郡永源寺町・五個荘町、愛知郡愛東町・湖東町の1市4町が新設合併して誕生したそうです。

合併により旧国名(近江、伊豆、甲州など)を使用する例が結構多いですね。ただ、一部の地域を広域だった旧国名にするのはドーモ・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-27):第40期碁聖戦第2局/山下がタイに戻す

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第41期碁聖戦第2局/井山が連勝!

2016-07-25 20:30:00 | プロ棋戦

第41期碁聖戦五番勝負の第2局が、7月18日に石川県金沢市で行われた。結果は白番の井山裕太碁聖が村川大介八段に中押し勝ちをおさめ、防衛・5連覇まで残り一勝とした。第3局は7月28日(木)に「日本棋院関西総本部」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「強すぎ!井山、感嘆!圧巻!の大模様構想」 「村川、退路断たれ崖っぷち」
   (週刊碁見出しより抜粋)

    ◇   ◇

2連勝の井山碁聖、本局は大模様作戦で圧倒の完勝譜でした。
敗れた村川八段、井山碁聖の強さを見せつけられ次局が・・・。

最強の井山七冠ですが、本局の3日後に打たれた阿含・桐山杯の本戦1回戦で羽根九段に半目負けを喫しています。羽根九段が接近戦でなく、持久戦に持ち込んだのが勝因か・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は石川県金沢市の「北國新聞会館」。前夜祭は「金沢ニューグランドホテル」。
金沢は昨年の北陸新幹線開業で観光客がずいぶん増えたそうです。今年は北海道新幹線が函館まで開業しましたがどうでしょう・・・。

新幹線の延伸で移動時間は短縮され結構なことですが、在来線は第三セクターに移行などで大変そう・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-25):玉村南小学校/2015夏休みチャレンジ教室

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囲碁書籍「趙治勲/序盤の絶対感覚」

2016-07-23 20:30:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「趙治勲/序盤の絶対感覚」
 ・発行所:マイナビ ・著者:趙治勲 ・発行年月:2014年10月
◆内容紹介
本書は、棋譜並べ以上に序盤感覚が身につく問題集を目指して制作しました。
二十五世本因坊治勲の数多くの実戦の中から、アマチュアのお手本になる対局を24局厳選し、150問の問題を収録しています。

    ◇  ◇

先日行った「囲碁カーニバル」のお供に買いこんだ一冊です。
趙治勲さんが1976年~1993年に打った24局が収録されています。40年~23年前の棋譜、治勲さんの全盛期でしょうか。

治勲さんは地を稼いで目一杯ガンバル棋風と思っていましたが、現在の井山七冠に比べるとバランスを取っている印象ですね。
時代は厳しい打ち方になっているようです。

本書は40手前後までの序盤を磨く参考書で、棋譜並べが効果的だと思います。
私はパソコンの囲碁ソフトで棋譜を並べていますが、先日プロ棋士に「碁盤とパソコン、どちらが効果的ですか?」と質問したところ、「碁盤でないとダメだ」との回答でした。
詳しい考え方まで聞けませんでしたが、想像するに「パソコンでは魂が入らない」ということか・・・。
ナルホドと思いましたが、碁盤を準備して片付けるのはドーモ面倒で・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-23):小中学生と高校生との合同練習会/群馬・2015夏

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群馬・県民囲碁大会2016

2016-07-21 20:30:00 | 囲碁群馬

第16回県民囲碁大会が7月18日、前橋市日吉町の市総合福祉会館で開かれ、最もレベルの高いAブロックは、玉村南小6年、市村直太郎君(11)が優勝した。
大会には、県内各地から212人が参加。小学1年生から80代の人までおり、棋力に応じてA~Mの13ブロックに分かれて1人4回ずつ対局し、ブロックごとに優勝を争った。

◎ブロック優勝者
▽A 市村直太郎(玉村) ▽B 阿部八郎(高山)
▽C 橋本大三郎(前橋) ▽D 岩井教平(安中)
▽E 高橋 正(藤岡)  ▽F 田村 昇(前橋)
▽G 黒沢 進(富岡)  ▽H 萩原敏雄(玉村)
▽I 増田次郎(前橋)  ▽J 村木勇一(玉村)
▽K 高橋丑五郎(渋川) ▽L 今井 凛(富岡)
▽M 曽根希美(富岡)、篠原有璃(渋川)
      (上毛新聞より抜粋)

    ◇   ◇

今回の参加者は210人を超え過去最多記録、本大会を楽しみにしている棋客も多いようです。
運営面では受付が大変のようでしたが、大きなトラブルもなく運営スタッフもホッと一息、お疲れ様でした。

小中学生の参加も50人を超え、大会の景色も若返ったようです。
大人と混じったブロックでは小中学生の成績は苦戦、中には「大人の棋力は過少申告」との不満もあったようです。ただ、こども囲碁教室の昇級基準は大人に比べて甘いのも事実、逆境を乗り越える根性を見せてほしい・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-21):群馬・県民囲碁大会2015

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第6回囲碁マスターズカップ/小林光一が初優勝!

2016-07-19 20:30:00 | プロ棋戦

第6回囲碁マスターズカップの決勝戦・小林光一名誉棋聖 VS 淡路修三九段戦が7月9日に東京市ヶ谷の囲碁将棋チャンネル竜星スタジオで行われた。結果は白番の小林が中押し勝ちをおさめ、初優勝を決めた。
   (日本棋院HPより抜粋)

「王者光一 淡路を撃破 60度目のV」 「淡路の攻め不発」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

序盤から激しい戦いの連続、両者60代のベテランとは思えない進行でしたね。
結果は淡路九段の見損じもあり、小林九段が久しぶりのタイトル獲得となりました。

小林九段(63)は趙治勲さんと一時代を築きましたが、この数年は趙さんの後塵を拝していました。今回の優勝を機にベテランの妙味を発揮してほしいものです。

敗れた淡路九段(66)、ニックネーム「ロッキー」のとおり激しいパンチが持ち味。これからも若々しい碁を見せてほしいですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-19):第5回囲碁マスターズカップ/趙が連覇!

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サマー囲碁カーニバル/2016

2016-07-17 20:30:00 | 囲碁

第33回サマー囲碁カーニバル in 志賀高原(7/13~7/16・前半Aコース)」に参加してきました。
今回で8回目の参加となりますが、ややマンネリ気分かな・・・。

2日目に行われたメイン・イベントの「カップ争奪戦(囲碁大会)」は負け越し。前々回に優勝し、上位リーグに進出したのですが実力不足のようでした。
つまり、この2年は進歩がなかったということでしょうか・・・。棋力アップの取り組み方法に工夫が必要のようです。

    ◇   ◇

平日なのでシニア世代がほとんどですが、観察して見るといろいろなライフスタイルがあるようです。
アクティブ・シニアもいれば、その逆のタイプも・・・。
「理想的なシニアのライフスタイルは?」 ムズなテーマですが楽天的に生きたいものです・・・。


 ↑ 蓮池


 ↑ 志賀高原郵便局


    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-17):サマー囲碁カーニバル/2015

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囲碁書籍「目のつけどころはシニアに学べ」

2016-07-14 20:30:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「目のつけどころはシニアに学べ」
 ・発行所:平成出版
 ・著者:根本明(囲碁サイト『石音』運営)
 ・発行年月:2015年11月
◆内容紹介
年上の友人をもつと、こんなに楽しい!世代を超えた「友情」をそだてる囲碁でひらかれるシニアの世界。

    ◇  ◇

いつも行っている書店とは別の書店で本書を見つけました。
囲碁コーナーに並んでいたのですが、書名の「目のつけどころはシニアに学べ」がドーモ気になり・・・。

目次で注目したのは第3章「シニアに教えて気づいた『教えるとは何か』」。
こども囲碁教室で教えていますが、何かヒントがあるのではと。
本章で最初のタイトルが「教え上手は教えない」。禅問答のようですが実践はムズのようで・・・。

シニアは誰でも若い頃と視点が変わってくると思います。
青年期にシニアの見識があれば違った人生を歩んだかも・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-14):玉村町こども囲碁入門教室2015

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玉村町囲碁会/月例会(2016/7月)

2016-07-12 20:30:00 | 玉村町

先週の土曜日(7/9)は地元囲碁会の月例会(奇数月に開催)。今回も27名が参加しました。
私は「こども囲碁教室」の指導で今回は出場できず残念・・・。

優勝は4連勝の市村くん(小6)。少年少女囲碁全国大会の出場も決めており、今後が楽しみです。
今回の優勝で、本囲碁会の序列一位に躍進です。
囲碁会メンバーとしては誇れる一面、自己の棋力停滞を嘆くご同輩も・・・。

今回は小学生が3名出場し、いずれも好成績を残しています。
参加者の中には子どもとの対局を敬遠する人もいますが、世代交流と考え暖かく見守ってほしいですね。
ただ、子どもは早打ちのため待ち時間が多くなります。その間は静かに・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-07-12):世界アマ群馬県大会/2015

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