「月刊・碁ワールド7月号」の記事で山田規三生九段の「詰碁のエッセンス」という連載講座があります。
以下、その中の「キミオさんのため息」というコーナーより
-前略-
現在優勢。その差はわずか。今、左辺に打ち込めばリスクは伴うものの、決め手になる可能性も大。さあどうする?
状況や棋風によって差があるでしょうが、基本的に安全策を取れば長びきます。長くなるのは、もちろん「優勢でないほう」に有利です。優勢だったら積極的に、非勢だったらじっと我慢。単純ですが、これが碁における「メリハリ」ではないでしょうか。
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優勢か非勢か、どの程度のレベルまで判断できるかが難しいところです。
ザル碁党には60:40なら優勢と思えますが、55:45くらいだとほぼ互角くらいしか判断できません。
ですから、優勢(60:40)の場合の安全策も間違いではないように思います。
非勢(40:60)の場合は、玉砕覚悟で突っ込んでいくのがザル碁党の本分でしょうか。
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「メリハリ」、「オンとオフ」、大切なことですね。
若い時代は気持の切り替えも「スッパリ」できたように思いますが、年代を重ねるに従い「引きずる」シーンが増えてきているようです。
白黒はっきりしたいものですね。