天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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映画「聖の青春」

2016-11-30 20:30:00 | 映画

・作品名:「聖の青春」
・原作:大崎善生  ・監督:森義隆
・出演:松山ケンイチ、東出昌大、リリー・フランキー、 竹下景子、他

羽生善治を追い詰めた伝説の棋士・村山聖(さとし)病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯を描く奇跡の実話。

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先日、映画「聖の青春」を見てきました。
将棋のプロ棋士・村山聖がモデル、囲碁ファンとしては何か感じるものがあるのではと・・・。

命を削って勝負に賭ける村山聖、病魔に苦しむシーンが痛々しい。もう少し明るさというか、笑いがあればと思いますね。
東出昌大が演じる羽生さん、対局ポーズなど結構練習したんでしょうね。

村山聖は病に苦しんだ悲運の棋士ですが、囲碁界ではどうでしょう。江戸末期の秀策が浮びますが、それ以降となると・・・。
映画やドラマとなると将棋界の方が一歩リードでしょうか。

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1年前の記事(2015-11-30):第41期天元戦第3局/井山が奪取!六冠に

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第2回電王戦第3局/趙治勲が勝者に!

2016-11-28 20:30:00 | 囲碁

趙治勲名誉名人に和製囲碁AIソフト「DeepZenGo」が挑戦する第2回囲碁電王戦の第3局が11月23日(水)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。
和製囲碁AIソフトが棋士とハンデ無しの互先で挑む初めての対局。第3局は、趙治勲名誉名人がDeepZenGoに167手まで黒番中押し勝ちをおさめ、第2回電王戦の勝者となった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「治勲貫録、2-1でAI降す」  「AI 優れた大局観披露、後半に弱点ありか」
    (週刊碁、見出しより)

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アルファ碁に続く和製囲碁AIソフト「DeepZenGo」、治勲さんが勝ったものの囲碁ソフトの進化は著しいですね。
今後もプロ棋士との対戦は続くのでしょうか・・・。

今回はテレビ・新聞などマスコミも大きく取り上げており、囲碁のPRになりました。
プロと互角の実力に成長した囲碁ソフトですが、一般の囲碁ファンにとってどうでしょう?
指導碁が打てるレベルなればと思いますが、そこまではまだ・・・。

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1年前の記事(2015-11-28):階段から落下・・・

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第57期王冠戦/伊田が初の王冠に!

2016-11-26 20:30:00 | プロ棋戦

羽根直樹王冠に伊田篤史八段が挑戦する第57期王冠戦挑戦手合一番勝負が11月16日(水)に岐阜県高山市で行われた。結果は黒番伊田篤史八段の中押し勝ちであった。伊田は初の王冠となり通算獲得タイトル数を3とした。
    (日本棋院HPより抜粋)

「伊田 新王冠、隙逃さずリード」  「羽根 6連覇ならず、痛恨の落手」
    (週刊碁、見出しより)

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中部総本部限定の王冠戦、伊田さんが羽根さんの追撃を振り切り王冠位を手にしました。
敗れた羽根さん、序盤のミスで大きく出遅れた・・・。
新王冠の伊田さんは22歳、中部にも若い芽が順調に育っているようです。

「週刊碁」の観戦記は柳沢理志五段。若手らしく棋士に密着した新鮮な感覚に「いいね!」。

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今回の対局地は岐阜県高山市、奥飛騨・新穂高温泉「ホテル穂高」。王冠戦は何度も行われているそうです。

ホテル近くの「新穂高ロープウェイ」は2,000mを超える展望が見られるとのこと。
子どもが小学生のころ、家族でお盆シーズンに訪れたのですが超満員の行列であきらめたことがあります。
穂高連峰の雄姿を眺めてみたいものです。

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囲碁・将棋の服装? → 将棋は和服が多め

2016-11-24 20:30:00 | 囲碁

一ケ月半ほど前の朝日新聞に「囲碁・将棋名人戦の服装は?」という記事がありました。

回答:
 ・服装の規定はないが囲碁はスーツ、将棋は和服が主流
 ・囲碁は国際的なゲームだから和服は難しい
 ・将棋は伝統・格式に重きをおいている
 ・囲碁も昭和初期までは和装、戦後に洋装が一般的になりスーツ・ネクタイが定着

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ナルホド、ただ和装は着付けや保管が大変でしょうね。あと、お値段も結構するでしょう。
ただ、勝負服という面で戦闘モードになるかも・・・。

囲碁のタイトル戦はスーツ姿ですが、それ以外の対局ではカジュアルな服装も見られますね。
多数の囲碁ファンが注目するタイトル戦ではそれなりに・・・。

頭髪では治勲さん、武宮さんが目立っていますね。自分なりの信念があるのでしょうか・・・。

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1年前の記事(2015-11-24):第41期天元戦第2局/井山が2連勝!

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テレビ番組/第41期名人戦・ダイジェスト

2016-11-22 20:30:00 | プロ棋戦

先日の日曜日(11/20)午後、テレビ(BSプレミアム) で「激闘! ~第41期 囲碁名人戦ダイジェスト~」が放送されました。(解説:石田秀芳・二十四世本因坊、司会・聞き手:万波奈穂・三段、ゲスト:蘇耀国・九段)

数年前から三大棋戦(棋聖・名人・本因坊)について1時間のダイジェスト版を放送するようになりました。

高尾さんの名人獲得から3週間ほどになりますが、主催者側としては願ってもない劇的な展開でしたね。

1時間のダイジェスト版ですが、印象に残ったのは第7局前日(11/1)の対局室検分の場面です。
井山さんは定番のスーツ姿。高尾さんは浴衣・羽織姿、温泉に入った後のようでした。
大一番を前にリラックスした高尾さんと、七冠保持のプレッシャーがかかる井山さん。この検分が勝負に影響したかどうか・・・。

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1年前の記事(2015-11-22):第63期王座戦第3局/井山がストレートで王座奪取!

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第64期王座戦第3局/井山が三連勝で防衛!

2016-11-20 20:30:00 | プロ棋戦

第64期王座戦挑戦手合五番勝負の第3局が11月18日(金)に宮城県仙台市で行われた。結果は、井山裕太王座が余正麒七段に白番中押し勝ちをおさめ、三連勝で防衛した。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山防衛、強烈なカウンター」 「余 無念のストレート負け、厚かった井山の壁」
     (週刊碁見出しより)

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3タテで王座を防衛した井山さん、若手相手に一枚上の貫録勝ちですか。
敗れた余さん、横綱相手に自分の相撲が取れなかった・・・。

名人位を失ったものの6冠キープの井山さん、簡単には崩れませんね。
一力さんとの天元戦は1-1、この勝負で勢力図に変化が・・・。

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今回の対局地は宮城県仙台市の秋保温泉「茶寮宗園」。近年、仙台でのタイトル戦も増えました。
秋保温泉は同じ宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯の1つとして数えられるとのこと。

このところ関節痛というか体調がイマイチ、ゆっくりと湯治場などで英気を養いたいですね。
ただ、時間とお金が・・・。

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1年前の記事(2015-11-20):長野・渋温泉紀行

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日中囲碁団体戦2016/風鈴会

2016-11-18 20:30:00 | 風鈴会

先日(11/13)、「第33回日中友好囲碁大会(団体戦)」が日本棋院で開催され、「風鈴会」チームの一員として参加してきました。
今大会の参加者は70チーム、約340人。毎年多くの囲碁愛好者が集まってきます。
風鈴会からは7チーム、35名が出場。私は9回目の参加となります。

私のチーム(風鈴会F・5名)は有段者Bクラス(ハンディ戦)で3勝1敗(個人計:11勝9敗)、あと1勝すれば3位入賞できた・・・。
私の成績は2勝2敗。イラッとしたのは3回戦で相手はかなり高齢の方、途中で何度も石をズラされ取っていた大石が逆に取られて撃沈。どうしたもんじゃろのお~・・・。

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団体戦終了後は近くのお店で恒例の打ち上げです。
同じチームのK沼さん、K谷さん、M井さん、(M林さんは打ち上げ欠席)と健闘を讃え合いました。

20代~70代の世代を超えた打ち上げ会ですが、会話は年代の近いメンバーに片寄りがちですね。
同年代のT田さん、N田さん、N沢さんが欠席したのはやや残念・・・。

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1年前の記事(2015-11-18):第63期王座戦第2局/井山が開幕2連勝!

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第42期天元戦第2局/一力が勝利!1勝1敗に

2016-11-16 20:30:00 | プロ棋戦

第42期天元戦挑戦者手合五番勝負の第2局が11月11日(金)に北海道小樽市で行われた。結果は黒番の一力遼七段が井山裕太天元に中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。第3局は、12月1日(木)に福岡県宗像市で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「一力お返し、腕力で井山をKO」 「井山 秒読みで誤算」
    (週刊碁、見出しより)

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コウ含みの難戦を制した一力七段。終始、攻めの姿勢が若武者らしい一局でした。
敗れた井山天元、タイトル戦の連続でお疲れか・・・。

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今回の対局地は北海道小樽市の「小樽朝里クラッセホテル」。

小樽は函館と並び道南の観光地として多くの旅行者が訪れます。
温泉、寺社など旧来の観光地と違い、北国で都会的な雰囲気が好まれるのかも・・・。

小樽駅

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1年前の記事(2015-11-16):第34期女流本因坊戦第4局/謝が連勝!勝負は最終局へ

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第64期王座戦第2局/井山開幕2連勝!

2016-11-14 20:30:00 | プロ棋戦

第64期王座戦挑戦手合五番勝負の第2局が11月7日(月)に兵庫県神戸市で行われた。結果は、井山裕太王座が余正麒七段に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ開幕2連勝となった。第3局は11月18日(金)に宮城県仙台市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山連勝、強烈!愚直に分断」 「近くて遠い 余の勝利、鋭い反撃も実らず」
     (週刊碁見出しより)

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本シリーズ2連勝の井山王座、大模様からの攻めで優勢となりました。
敗れた余七段、中盤でのチャンスを生かせず・・・。

名人位を失い6冠に後退した井山さん。かえって肩の荷がおりたのか、力強い打ち回しが光りました。
対井山戦で5連敗になった余さん、王座タイトルが遠い・・・。

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今回の対局地は兵庫県神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」。

本シリーズの両対局者は関西が本拠地、近場での対局はありがたいでしょうね。
井山さんは名人戦、王座戦、天元戦と全国各地での連戦、疲労も溜まっているかと・・・。

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1年前の記事(2015-11-14):関東高校囲碁/群馬県予選会2015

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群馬県こども囲碁指導者交流会(H28年度)

2016-11-12 20:30:00 | こども囲碁

昨日(11/11)「H28年度/群馬県こども囲碁指導者交流会」が行われ、十数名が参集しました。
年1回、県内のこども囲碁教室や小学校囲碁クラブの指導者が、活動状況や課題を議論する交流会です。

今回、私の担当は日本棋院発行「入門DVD」の紹介で、30分ほど内容を見てもらいました。講師は水間俊文・七段。
感想としては「生徒の立場になっての指導」が強調されているようです。
「上から目線」でもいけないし、友達感覚もよくない。ほどよい距離感が必要とのことですが、ムズなところで・・・。

「こども囲碁教室」はそれぞれ特長があり、指導者も画一的ではなく個性があって当然だと思います。
指導者の熱意が生徒の育成に効率よく伝わればベストですね。

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1年前の記事(2015-11-12):群馬県【第2回小・中学生囲碁団体戦】

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