天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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サラリーマン卒業

2009-08-31 20:41:27 | 日記・エッセイ・コラム

Retire 本日で長年勤めた勤務先を卒業することになりました。
「おめでとう」、「お疲れさま」、「ご苦労さま」、などと声をかけられますがが、あまり実感がわきませんね。
明日も今まで通り出勤しそうな雰囲気で、生活パターンが定着するにはしばらく時間がかかりそうです。

転勤、関連会社への転籍、合併による社名変更など、紆余曲折はありましたが、40数年同じ企業グループで働いてきました。
振り返ってみますと、入社から結婚するまで(15年ほど)は仕事はそこそこで、登山、音楽、麻雀などの余暇活動に忙しかったようです。
結婚後は仕事はほどほど、家庭もほどほどで、囲碁、ゴルフ、ハイキングなどで忙しかったようです。
結局、サラリーマン生活で思い出に残るのは、趣味などの余暇活動の印象が強かったということでしょうか。

交友関係を振り返ってみても仕事上の「付き合い」より、プライベートで付き合いの方が濃かったように思います。
といっても仕事を「ないがしろ」にしていた訳ではなく、信頼関係はそれなりに意識してきたつもりです。

昔、植木等が「サラリーマンは~気楽な稼業ときたもんだ~」と唄っていました。
その頃はそんなに気楽じゃないと思っていましたが、振り返ってみるとそれに近かったかもしれませんね。

ところが現代のサラリーマンは変化が激しく、競争社会で大変そうです。
それでも、気持ちの持ち方や価値観の基準など、自分の物差しで「しなやか」に判断すれば、それなりの生き方ができるのではないかと思います。

私の場合「ほどほど」、「成り行き」、「いい加減(よい意味の)」などの気持がストレスを軽減したのかもしれません。

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玉村町囲碁会/定例会(2009/8月)

2009-08-29 20:45:01 | 囲碁

Tama5 今日(8/29)は毎週土曜日の定例会で20人ほどが集まっていました。大会ではないのでランクの近いメンバーと自由対局です。
小学生が5~6人来ていたので、9路盤で2人と対戦しました。まだルールを覚えたばかりなのか、アタリの感覚が未熟なようでした。

たまたま、「月刊・囲碁未来」を持っていたので、入門・初級レベルの練習問題を20問ほど与えてみました。
子供はこういう問題を解くのが好きなようで、「正解、不正解」に一喜一憂の様子でした。

子供達から「先生」などと呼ばれるとこちらも気分が良くなり、一緒になって問題に取り組みました。
今後も継続して囲碁に関心を持ってもらえるよう、環境づくりが大切だと思いましたね。

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布石に絶対はない/月刊・碁ワールド

2009-08-27 21:44:18 | プロ棋士

「月刊・碁ワールド」に山田規三生九段の「布石に絶対はない」という連載コーナーがあります。
山田九段と二人の生徒のトークが面白く、楽しく読んでいます。

今月(9月)号では三連星のその後の展開のついて、2案を比較する内容でした。
A案は「夢がわかる男タイプ」で模様の勝負、B案は「味がわかる男タイプ」で全局的な厚み勝負。
この「夢がわかる」と「味がわかる」という表現がシャレていますね。

私自身はどちらかといえばA案の棋風でしたが、勝率的にはB案の方がよさそうな気がしてきました。
経験年数からしても、「味がわかる男タイプ」のイメージが定着できればと思っていますが・・・。

ただ、「~の男タイプ」というのは、女性愛読者からのクレームが心配ですね。

    ◇   ◇

ところで山田九段は22歳まで血液型がA型だと思い込んでいたのが、阪神大震災で献血した時にO型だったと判ったそうです。

それまで几帳面で繊細なA型が一番だと思っていたのが、その時からO型が一番に決まっていると信じるようになったとのこと。調子が良過ぎますね。

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第57回NHK杯/謝女流二冠、2回戦突破

2009-08-25 22:14:23 | テレビ番組

今期NHK杯の2回戦第1局(8/16放送)は、謝依旻・女流本因坊/女流名人と溝上知親八段の対戦。
結果は白番の溝上八段さんが、終盤で痛恨の見損じをして逆転負けでした。
黒番・謝さんの勝負手連発を巧みにかわしてゴール寸前の溝上八段、放心の一着で撃沈の一局でした。

プロともなると、たとえ大優勢でもザル碁党のように一手パスのような安全手は打てないでしょうね。

    ◇   ◇

今期のNHK杯はこれで女流が3勝1敗と、かつてない好成績になっています。
囲碁ファンにとっては嬉しい展開ですが、対戦する男性棋士は戦々恐々といった心境でしょうか。

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詰碁4題/風鈴会

2009-08-23 22:10:02 | 囲碁

Wind_1_3 昨日は(8/22)は定例の「風鈴会」の日。講座の内容は「詰碁」でした。
「詰碁」は囲碁の筋力トレーニングとして重要性はわかっているのですが、なかなか勉強できないのが実状です。これは年齢の高いほどこの傾向にあるように思います。
問題は課題に向かうモチベーション・気力でしょうね。
面白いと思えない詰碁ですが、試行錯誤しながら取り組んでいこうと思っています。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの対局は●○●と不本意な成績でした。
●1局目は先輩らしきS崎さん、黒先番。中盤までは順調でしたが、後半、石が混み合ってまぎれ、追い抜かれました。
○2局目は几帳面なタイプのO・大さん、白番4子局。相手のがんばり過ぎを咎めてなんとか白星でした。
●3局目は同輩のT田さん。黒3子局。終盤の見損じで惜敗。終局後の検討を丁寧に教えてもらい、感謝です。
敗戦の2局はヨミが粗雑でした。反省。

   ◇   ◇   ◇

例会の後は、常連十数人が集まっての懇親会。
いつもは年齢の近い人との会話が多くなるのですが、昨夜は若い人との会話を楽しみました。

私が彼らと同じくらいの頃は、仕事もマイペースでやってきたように思います
それに比べると、今の若い人たちは大変そうですね。
アメリカ型・成果主義が、行き過ぎのように思います。

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いい加減な分かれ/ほどほど

2009-08-21 15:40:13 | 囲碁

TVの囲碁番組などを見ていると、「『いい加減』な分かれでしょう」という言葉をよく聞きます。
一般的に「いい加減」と云えば「無責任」とか悪いイメージにとらえるのですが、この業界では「適当、ほどほど、互角」という意味で使われているようです。

人生、折り返し点を過ぎると「ほどほど」という言葉が馴染んできますね。
ただ「ほどほど」というのは、どのレベルを差しているのか難しいところです。
他人から見れば「レベルが低い」という見方もあるでしょうし、逆に「上出来」と評価する人もいるでしょう。
結局、周囲がどのような見方をしようが、最後は自分自身が決めることですね。

最近は「婚カツ」や「就カツ」などで、自己PRを高めにアピールする傾向にあるようです。
日本的な「ほどほど」の気持ちがあれば、疲れないとと思うのですが・・・。

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第57回NHK杯/梅沢女流棋聖、1回戦突破

2009-08-19 22:09:30 | テレビ番組

今期NHK杯の1回戦第18局(8/9放送)は、梅沢由香里・女流棋聖(先番)と石田篤司・九段の対戦、結果は黒番の梅沢さんが石田九段の痛恨の時間つなぎをとらえて逆転、1目半勝ちでした。
流れは梅沢さんの攻めを巧みにかわした石田九段が優勢との解説でしたが、早碁ならではミスが出てしまったようです。

梅沢さんはこのNHK杯、3年連続3回目の出場で記念すべき初勝利をあげました。
2回戦はシードの片岡聡・九段との対戦、苦戦が予想されますが善戦を期待しましょう。

一方の敗れた石田篤司・九段、視聴者の大半は女流応援という状況で、プレッシャーもあったのではないでしょうか。
石田九段は7年ぶりの出場ということですが、以前の風貌・雰囲気がずいぶん変わったように思われました。「オッサン」になったということでしょうか・・・スミマセン。

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夏期連休/2009終わる

2009-08-17 16:41:40 | 囲碁
今年の夏期連休(8/8~8/16の9日間)も終わり、今日から平常に戻りました。

ハイキング(8/12、八海山)はハードな一日でしたが、充実感もありました。

囲碁は風鈴会(8/10)と地元囲碁会(8/8、8/15)で対局、成績はイマイチでしたね。
ネット碁もかなりの局数を打ちましたが、勝率は5割を下回ってしまいました。

月刊「碁ワールド」の棋力診断でテストしたところ、「布石と定石」はよかったのですが、「死活とヨセ」が弱点という結果が出ました。
自覚はしていたのですがやはりという感じでしたね。現在、弱点克服のメニューを思案中です。

健康維持のサイクリング&ウオーキングにも定期的に取り組み、それなりにヘルシーな連休だったと思います。

    ◇  ◇

Semi_2 連休というと年末年始、5月連休、8月連休があり、それに合わせて行事やレジャーの計画を立てていました。
しかしサラリーマンを卒業(間もなく)すると、連休という言葉はなくなります。

夏を惜しむセミの声が、いつもより寂しく感じますね。






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少年少女囲碁全国大会2009

2009-08-16 21:03:54 | アマ棋戦

第30回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会が8月4日・5日の2日間、東京・市ヶ谷の日本棋院会館で行われ、小学生の部は埼玉県代表の津田裕生君(さいたま市立北浦和小学校・5年生)が、中学生の部は、栃木県代表の癸生川聡君(栃木市立栃木南中学校・2年生)がそれぞれ初優勝しました。

■小学生の部
 優勝 津田 裕生(埼玉)
 2位 六浦 雄太(愛知)
 3位 坂倉 健太(広島)
 4位 橋本 淳平(熊本)

■中学生の部
 優勝 癸生川 聡(栃木)
 2位 坂口 俊介(福井)
 3位 大表 拓都(富山)
 4位 北村 蒼 (三重)

    ◇   ◇   ◇

■群馬県勢の成績
▽小学生の部
 惣蔵 夕輝(伊勢崎・広瀬小)1勝2敗で決勝T進出ならず
 近藤 僚太(伊勢崎・三郷小)0勝3敗で決勝T進出ならず

▽中学生の部
 小澤 弘季(渋川・子持中)1勝2敗で決勝T進出ならず
 小林 佑基(東吾妻・原町中)1勝2敗で決勝T進出ならず

             (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

本大会からは沢山のプロ棋士が誕生しています。
10年ほど前、これはと思われる選手をプロ棋士が内弟子としてスカウトする場面もあったようですが、最近はあまりないようです。
日本の碁界のためには、そんな手段も考えていいのかと思いますが・・・。

群馬県勢は残念ながら決勝トーナメント進出はなりませんでした。やはり全国レベルの壁は高いようです。
上位入賞レベルの選手育成には、相応な土壌作りが必要ですね。

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小・中学校囲碁団体戦全国大会2009

2009-08-16 10:34:48 | アマ棋戦

 小・中学生による囲碁の団体戦「文部科学大臣杯 第6回小・中学校囲碁団体戦全国大会」が8月2、3の両日、東京の日本棋院で行われ、小学校の部は東京の千代田区立九段(堀賢人君、堀拓人君、堀和人君)が、中学校の部は京都の洛南高付属(崔潔成さん、宮本宙武さん、土井究さん)がそれぞれ初優勝し、団体日本一の座に輝いた。

 【小学校の部】
▽優勝=千代田区立九段(東京) ▽準優勝=港区立白金(東京) ▽3位=新潟市立新津三(新潟) ▽4位=松本市立今井(長野) ▽5位=相模原市立鶴園(神奈川) ▽6位=津幡町立津幡(石川) ▽7位=吹田市立千里一A(大阪) ▽8位=早稲田実業初等部(東京)

 【中学校の部】
▽優勝=洛南高付属(京都) ▽準優勝=開成(東京) ▽3位=出雲市立二(島根) ▽4位=金沢市立森本(石川) ▽5位=栃木市立栃木南(栃木) ▽6位=筑波大付属駒場(東京) ▽7位=駒場東邦(東京) ▽8位=さいたま市立本太(埼玉)

               (産経囲碁Webより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

群馬県勢の成績
・小学校団体:
 伊勢崎市立広瀬小学校(惣蔵夕輝、栗原貴大、須田崇史)
 ●○○で決勝T進出ならず

・中学校団体:
 伊勢崎市立第二中学校(栗原慶、大塚恒、丸山勇人)
 ●○●で決勝T進出ならず

             (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇   ◇

やはり東京勢が強いようですが、地方の学校も善戦しています。
本大会も6回を数え、地道に定着しつつあるように思います。
今後は地域の囲碁教室から、学校主体の活動に移っていけばと思います。

    ◇   ◇   ◇

審判長:張栩・五冠の挨拶:

「囲碁は一局打っただけで相手とコミュニケーションをはかれるすばらしいゲーム。相手への思いやり、マナーを大切にし、友だちをたくさんつくって楽しい一日にしてほしい」

本当にその通りだと思いますね。

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