週刊碁に連載の「治勲の人生相談・お悩み天国」、しばらく休業していましたが再開しました。
今週号は「日本棋院とネット碁の棋力差ギャップ」の相談。
投稿した方は日本棋院の免状は２段なのにネット碁は１５級、大会などに出るときの申請段級位に悩んでしまうということでした。
この問題、どこでもありますよね。ただ２段と１５級とは・・・。
治勲さんの回答要約
日本棋院の免状は実力だけでなく、人格や碁の中身も吟味されている。つまり、碁は芸道。それに免状料は棋院への寄付で囲碁界への応援となります。免状は、「碁をとても愛していることの証明書」。
ナルホド、華道や茶道の免状に似たところがあるということでしょうか。
私もネット碁を結構楽しんでいますが、免状の段位で打てるのは半分くらい。つまり実力はマイナス０.５段が相応か・・・。
ネット碁の実力が、免状を上回ったら認定大会に挑戦しようと思っているのですが、ムズなところで・・・。
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高尾紳路天元に井山裕太棋聖が挑戦する第41期天元戦挑戦手合五番勝負が10月23日(金)に岐阜県岐阜市で開幕した。結果は、井山棋聖が黒番中押し勝ちをおさめ先勝した。第2局は11月16日（月）北海道函館市で行われる。
（日本棋院ＨＰより抜粋）
「読み合いは井山に軍配、倍返しだ！」 「高尾に錯覚、大石頓死」
（週刊碁、見出しより）
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向かう所敵無しの井山四冠、本シリーズも先勝で波に乗っています。
敗れた高尾天元、名人戦４連敗が尾を引いているのか・・・。
週刊碁の見出し「倍返しだ！」を見てアレッと思いました。
先の名人戦のお返しにしてはおかしい・・・、これは昨年の天元戦（高尾天元奪取）のお返しだったんですね。
「倍返し」という流行語も一瞬でした・・・。
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今回の対局地は岐阜県岐阜市「岐阜グランドホテル」。
長良川のほとりにあるそうですが、鵜飼が有名ですね。
長良川のご当地ソングとして五木ひろしの「長良川艶歌」があります。
「艶歌」らしい歌詞が旅情を誘いますね。
「長良川艶歌」
歌手：五木ひろし、作詞：石本美由起、作曲：岡千秋
♪水にきらめく かがり火は～
誰に想いを 燃やすやら～
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村川大介王座に井山裕太棋聖が挑戦する、第63期王座戦挑戦手合五番勝負の第1局が10月20日に宮城県仙台市で開幕した。結果は黒番の井山棋聖が半目勝ちをおさめた。第2局は11月12日（木）に岡山県矢掛町で行われる。
（日本棋院HPより抜粋）
「井山 復冠への第一歩、猛追 逆転 半目勝ち」 「村川の好局、決め所を逃がす」
（週刊碁、見出しより）
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井山四冠が苦しい場面から気迫の半目勝ち、勝負強さが光ります。
敗れた村川王座、井山マジックに幻惑か・・・。
井山四冠は絶好調、10/23時点で18連勝。勝ち星ランキングでも許家元三段に次いで２位（34勝9敗）に上がってきました。
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今回の対局地は宮城県仙台市の「仙台ロイヤルパークホテル」。
仙台の名産品というと「笹かまぼこ」「牛たん」「ずんだ餅」「萩の月」などが定番だそうです。
「笹かまぼこ」はおみやげに頂いたことがあります。一口サイズで美味しいですね。
「萩の月」も人気があるようですが、記憶に残っていない・・・。
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第34期女流本因坊戦五番勝負第2局が10月18日に鳥取県三朝町で行われた。結果は黒番の藤沢が5目半勝ちをおさめ、開幕2連勝とした。第3局は10月30日(金)に東京・市ヶ谷の日本棋院本院で行われる。
（日本棋院HPより抜粋）
「無欲の藤沢強し、逆転で２連勝」 「謝、ミス重ね後退」
（週刊碁見出しより）
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第１局と同様の微細なヨセ勝負となった本局、里菜さんが最後まで自分のペースを崩さず逆転の勝利でした。
２連敗とカド番になった謝さん、後半で緩んだのが悔やまれます。
劣勢でもじっとチャンスを待つ里菜さん、十代らしからぬ大人の対応はどこから来るのか・・・。
年長の謝さん、ジックリ本格派の里菜さんにペースがつかめない・・・。
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今回の対局地は鳥取県三朝町の三朝温泉「依山楼岩崎」。
三朝温泉は世界でも有数の放射能泉（ラジウム）だそうです。
鳥取県はあまり縁がないのですが、１年ほど前に「出雲・松江の旅」で米子空港を発着で利用。
帰りに「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な境港を訪れました。短い時間でしたが、結構観光客で賑わっていましたね。
ただ、このブームが一過性に終わらないよう工夫しないと・・・。
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「週刊碁」に「碁界アリーナ」というコーナーがあります。
ここでは過去の対局データをいろいろな切り口で分析しています。
10/19号では半目勝負の統計データを載せていました。
プロ対局の半目勝負発生率は４％、25局に１度の割合だそうです。
プロ棋士で一番多かったのは依田九段で10％。確かにそんな印象がありますね。ただ69勝95敗で勝率42％とは・・・。
勝率が一番よかったのは山城九段で77勝46敗の63％、指運がいいんですね。
一般アマの対局ではもっと少ないでしょうね。
プロに比べ棋力の差があるからでしょうか。
それにしても半目勝負で勝ったときは嬉しいですね。ただ逆に負けたときの悔しさは何倍にも・・・。
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10/4から始まったNHK囲碁講座（Ｅテレ・日曜・12時～）は「初段の常識／盤上の死活マスター」。
講師は林漢傑七段、聞き手は引き続き戸島花さん（囲碁大使）。
講師の林漢傑七段は「カンカン先生」と呼ぶそうです。
詰碁作りで知られ、先日（10/4）放送されたNHK杯・村川王座との対戦でも、終盤に一線の妙手を放ち逆転かと思わせました。（惜しくも２目半負け）
２年ほど前に女流棋士の鈴木歩六段と結婚、昨年「夫婦棋士囲碁トーナメント戦」で優勝、今年も４強に入り連覇を狙っています。
聞き手の戸島花さんはこれまで１年半、４人の講師（ドラゴン先生・宮崎龍太郎七段、囲碁ドクター・水間俊文七段、碁界ジェントルマン・宋光復九段、熱血親分・小松英樹九段）に教わってきました。
一流棋士に毎週教えてもらうのですから贅沢ですよね。
先日行われた「女流アマ勝負美人杯（３～５級）」クラスで４戦全勝、順調ですか・・・。
苦手分野は死活で、今回の講座で実力初段を目指すとのことです。
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大人になってから囲碁を覚えた人の大半は詰碁が苦手だと思います。小生、ザル碁党にとっても「詰碁」はドーモ・・・。
読みの訓練に詰碁は必須科目ですが、苦行に思えるんですね。
詰碁の本には難しい問題に時間をかけるより、易しい問題を繰り返し解く方が効果的と書いてあります。
趙治勲さんの「ひと目の詰碁」をよく眺めているのですが、読みの能力アップにはイマイチ・・・。
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阿含・桐山杯第22期全日本早碁オープン戦の決勝、井山裕太阿含・桐山杯―許家元三段戦が10月10日に京都市で行われた。
結果は黒番の井山が中押し勝ちをおさめ2年連続4回目の優勝を果たした。4回目の優勝は張栩九段と並んで最多タイ記録となる。許の初優勝はならなかった。
（日本棋院HPより抜粋）
「破竹井山、見せつけた王者の貫録」 「許、勝負手を繰り出すも及ばず」
（週刊碁見出しより）
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井山さんが17歳の新鋭・許さんをねじ伏せた一局のようでした。
井山さんはこれで16連勝とエンジン全開のフル回転、勢いが止まりません・・・。
勝ち星ランキングでトップを走る許さんですが、井山さんの壁は破れなかったですね。
中国の阿含・桐山杯者と対戦する第17期日中決戦は12月25日に中国四川省成都市で行われる予定です。
第1期～第4期までは日本勢が勝利したものの、第5期以降は12連敗中。井山さんの連敗阻止なるか・・・。
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・作品名：マイ・インターン
・監督、制作、脚本：ナンシー・マイヤーズ
・出演：ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。
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先日、映画「マイ・インターン」を見てきました。
この映画を選んだのは、主人公（ロバート・デ・ニーロ）が同じ年代で何となくテーマに共感できるのでは・・・という感じです。
インターンといのは実習生、研修生という意味のようです。
颯爽とビジネスに生きる女性社長（アン・ハサウェイ）、日本の女優では天海祐希のイメージでしょうか。
ロバート・デ・ニーロの日本版、これはムズなところで・・・。
洋画を見たのはしばらく振り、青春時代はほとんど洋画しか見なかったのですが・・・。
欧米映画の人生観のようなものに、自分も影響されているかなと思っています。
ただ、あの頃に比べ邦画と洋画の境は薄れている印象ですね。
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「週刊碁」に掲載のプロ手合成績（10/5～10/9）で中押し勝ちの割合を調べてみました。
・対局数：86局
・中押し勝ち：64局（74％）
以前に比べると、かなり増えていると思います。
要因としては持ち時間が短縮され、戦いの碁が多くなったことでしょうか。
また半目勝負は3局（4％）、ヨセ勝負が少なくなっていますね。
差の大きかった対局としては15目半というのがありました。投げるタイミングを失したのでしょうか。
一般アマの対局で中押し勝ちは５割くらいでしょうか。目算を正確にするのはムズなところで・・・。
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藤沢里菜女流本因坊に謝依旻女流名人が挑戦する 第34期女流本因坊戦五番勝負第1局が10月8日に岩手県花巻市ので行われた。結果は白番の藤沢里菜女流本因坊が白番2目半勝ちをおさめ、タイトル防衛へさい先のよい1勝をあげた。第2局は10月18日(日)に鳥取県三朝町で行われる。
（日本棋院HPより抜粋）
「里菜、ヨセ勝負制し先勝」 「謝、堅く行き過ぎた！？」
（週刊碁見出しより）
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初戦を制した里菜さん。序盤は苦しい展開でしたが、中盤からの追い上げできわどく決めました。
敗れた謝さん、形勢を楽観したのか、いつもの闘争心が・・・。
藤沢里菜さんはまだ17歳、次の世代を担う日本のエース。女流碁界の井山になれるでしょうか。
謝さんはここ10年近く女流のトップを走ってきました。どこまで続くか・・・。
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今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦は22期から13年連続での開催とのこと。
主催者、会場関係者も定例化で安心でしょうが、新鮮味も考えないと・・・。
花巻温泉は全国的に有名で、交通も東北新幹線、花巻空港、東北自動車道と便利なところにあります。
一方、テレビで秘湯を巡る旅がしばしば紹介されています。都会的な快適さとは違う「趣き」が感じられますね。
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