第3回おかげ杯囲碁トーナメントが5月16日、17日に三重県伊勢市のおかげ横丁で行われた。決勝戦は瀬戸大樹七段と安斎伸彰六段の対戦となり、安斎六段が白番中押し勝ちをおさめて優勝を決めた。安斎六段は大会2連覇を達成した。
(日本棋院HPより抜粋)
「安斎V2、瀬戸を撃破また福来たる」
(週刊碁見出しより)
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安斎六段が手厚い打ち回しで、二連覇の優勝を飾りました。
敗れた瀬戸七段、勝負のコウ争いも好転しなかったようです。
日本の囲碁界は、本棋戦優勝の安斎六段はじめ二十歳代の若手が群雄割拠の状況です。
井山天元は突出していますが、このダンゴ状態から抜け出すのは誰か?
ここ数年、十代の新鋭が力をつけており、うかうかしていると追い抜かれる可能性もありますね。
「平成四天王+井山」の牙城にくい込むのは・・・。
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本棋戦の対局地は三重県伊勢市。
昨年の1月、おかげ横丁にある「横丁棋院」を見てきました。
それほど広くはありませんが、時代を感じさせる風情がありましたね。
今週の「週刊碁」トップページに、優勝した安斎六段のトロフィーを持った写真が載っています。このトロフィーには、真珠が散りばめているように見えました。
真珠は伊勢市に隣接した鳥羽市で、初めて養殖真珠に成功したんですね。
真珠はダイヤなど華麗な宝石に比べると、やや地味な印象ですがその控え目な輝きがいいのでしょうね。