天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁書籍「実利至上主義」

2024-11-26 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「実利至上主義~各時代の名局を1手ずつ解説~」
 ・発行所:マイナビ出版
 ・著者:木部夏生
 ・発行年月:2024年9月
◆内容紹介
囲碁で棋風を分けると主に「実利派」と「厚み派」に区分できますが、実利が嫌いという方はおそらく少数派なのではないでしょうか。
特にダイレクト三々といった序盤から地を稼ぐ打ち方が確立された現代では、より実利の価値が見直されています。

     ○ ● ○

本を選ぶ基準はいろいろですが、今回は「著者:木部夏生」で選びました。
群馬県出身で県民囲碁大会では、指導碁でお世話になっています。

「実利至上主義」という骨太の内容で大丈夫かと、思いましたがそれなりにまとめているようです。
またAIの関わりも出てきますが、こちらはムズなところで・・・。

ザル碁党にとって実利と厚み、いつも迷い道です・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-26):NHK囲碁フォーカス/花園高校囲碁部

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囲碁書籍「囲碁 イメージでわかる考え方の教科書」

2024-11-14 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「囲碁 イメージでわかる考え方の教科書」
 ・発行所:マイナビ出版
 ・著者:囲碁を教える人
 ・発行年月:2024年7月
◆内容紹介
勝つために必要な25の考え方が読むだけで体にしみ込んでいく!
これまでにない画期的な囲碁書籍が誕生。
囲碁が強くなるための最短ルートは「囲碁の格言」をイメージ化して身につけるというものです。

     ○ ● ○

囲碁格言、最短ルート、イメージ化、これらのキーワードについ買ってしまいます。

碁の本質を追及する点では納得しますが、内容を体得するにはかなりの苦労を覚悟しないと・・・。

碁の参考書は沢山ありますが、自分の性格、生活環境、年齢など、マッチングするのはムズなところで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-14):囲碁用語/オシツブシ(押し潰し)

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時代小説/脇坂安治

2024-11-08 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「脇坂安治 七本鑓と水軍大将」
・発行所:実業之日本社
・著 者:近衛龍春
・発行年月:2024年8月
◆内容紹介
賤ケ岳七本鑓、戦国を突き破れ!
信長、光秀、秀吉、家康-戦国乱世を渡り歩いた男

     ○ ● ○

脇坂安治(わきざか やすはる)は、賤ケ岳七本鑓(脇坂安治、片桐且元、平野長泰、福島正則、加藤清正、糟屋武則、加藤嘉明)の一人ですが、清正や正則に比べると知名度はイマイチですね。
戦国乱世で脇坂は脇役に見られがちですが、本書を読むと特異な存在だったようです。
浅井長政に仕えていたため、秀吉の縁者に比べ出世の面で焦りを感じていたとのこと。
天下分け目の関ケ原では「東軍西軍、どっち就かず」でしたが、何とか旧領を安堵されたようです。悩んだことでしょう・・・。

本書に興味を持ったのは、文庫本のカバー・イラスト(井筒啓之)が、愛読していた「三河雑兵心得」シリーズと同じタッチからです。
表紙の絵柄も購入選択の一要素なんですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-08):第42期女流本因坊戦第4局/藤沢勝利で2勝2敗

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幻冬舎文庫/残照の頂 続・山女日記

2024-09-25 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「残照の頂 続・山女日記」
・発行所:幻冬舎
・著 者:湊かなえ
・発行年月:2024年8月
◆内容紹介
ここは、再生の場所-。
「通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。たいへんだったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。」

     ○ ● ○

書店の新刊コーナーで本書を見つけ購入、最近は山岳小説も減りましたね。
「山女日記」はNHK-BSでドラマ化されよく見ていました。

ストーリーは「登山」と、日常の悩みを絡め、前を向いて歩く姿を描いています。
山に親しんだ読者は、それなりに楽しめる作品だと思いますね。

湊かなえ作品は多く出版されており、その中で「落日」は内容が暗く途中で挫折。
「山」をテーマにした作品は楽しめるのですが、ミステリー作品は手ごわい・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-09-25):少年少女秋季囲碁大会(群馬)/2023

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置き去りの傷を探せ!

2024-09-05 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールドの連載講座に「置き去りの傷を探せ!」というコーナーがあります。
もとは月刊・囲碁未来に連載されていたのですが、休刊(2022年3月)により碁ワールドでの連載となりました。
単行本も発売されています。

・書籍名:「置き去りの傷を探せ! ☆進級シリーズ 2」
・発行所:日本棋院 
・発行年月:2002年5月
・内容紹介
初段をめざす級の人向けの手筋発見の問題集。九路盤上のどこか変な欠陥、傷、手残りなどを探します。オイオトシやウッテガエシなどの基本手筋を発見する感覚と力が、自然と身につきます。

対象は級位者ですが、全問正解には骨が折れます。
ザル碁党の場合、傷を探すのはそこそこですが、傷を忘れるのが得意でドーモ・・・。

講座のタイトル「置き去りの傷を探せ!」、絶妙なネーミングですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-09-05):第48期名人戦第2局/芝野名人が2連勝

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新潮文庫/ビタミンF

2024-08-08 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「ビタミンF」
・発行所:新潮社
・著 者:重松 清
・発行年月:2003年6月
◆内容紹介
一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか――」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。

     ○ ● ○

新聞の書評欄で好評価だったので読んでみました。
入院中で気持ちが落ち込んでいたのですが、心洗われる気分に・・・。

♪何でもないような事が~
 幸せだったと思う~

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-08-08):第48期名人戦/井山が挑戦者に

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囲碁書籍/三手の死活

2024-07-31 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「すっきり解決 3手の死活」
・発行所:日本棋院 
・著 者:溝上知親
・発行年月:2022年12月
◆内容紹介
対象棋力は10級から有段者まで。
サクサク解ける問題ばかりですので、死活を読みきる達成感と爽快感を味わえるでしょう。
布石やヨセなどの場面でも重要となる「3手の読み」が鍛えられること間違いなしです。

     ○ ● ○

棋力アップのキーワードと言えば「詰碁」ですね。
「こども囲碁教室」の教材&自分の参考書として購入しました。

囲碁教室の教材(対象:2桁級)としては3割くらいは使えそうです。
毎週、宿題で20問ほど配布するのですが、正答率はイマイチです。
もう少し、時間をかけて取り組めばと思うのですがドーモ・・・。

自分の参考書としては「ひと目の感覚アップ」には有効と思います。
ただ、継続するのがムズなところで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-07-31):棋戦情報・週刊碁6/5号(碁聖戦挑決、女流立葵杯挑決)

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現代碁の片鱗/碁ワールド

2024-06-24 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールドに昨年の3月から「現代碁の片鱗」が連載中です。

◎これまで内容
 ・大ゲイマジマリ
 ・一間ジマリ
 ・二間ジマリ
 ・ハサミの攻防
 ・コスミ
 ・ケイマ受け
 ・三々

かなり詳細に解説されており、これをマスターすれば高段者と言えるでしょう。
ただ、問題は実戦で応用できるレベルまで理解しているか? ムズなところで・・・。

「片鱗」:「多くの中のほんの少しの部分」とあります。ナルホド・・・?

 

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-06-24):プロ棋士・四字熟語/大西研也、沼館沙輝哉

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時代小説/うつけ屋敷の旗本大家2

2024-05-29 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「うつけ屋敷の旗本大家2、悪友顛末」
・発行所:幻冬舎
・著 者:井原忠政
・発行年月:2024年5月
◆内容紹介
大家稼業で借金返済を目指す小太郎と官兵衛は、貸家で次々起こる騒動に頭を抱えていた。「堅物な息子×道楽者の父」笑いと涙の人情時代小説!

     ○ ● ○

本屋に行って最初に見るのは時代小説エリア、次に囲碁本棚が定石です。
時代小説・新版で見つけたのが「うつけ屋敷の旗本大家2、悪友顛末」、とりあえずシリーズ1を購入し数日後に2という順で読みました。
本書を選んだのは作者:井原忠政氏の作品。これまで三河雑兵心得、北近江合戦心得、人撃ち稼業の3シリーズを読み納得、作者優先の選択です。

本作品は登場人物の多くが庶民で、目線を低くした感じですね。
「人生いろいろ」感が漂っています。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-05-29):プロ棋士・四字熟語/杉内寿子、横塚力

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囲碁雑誌/極みの囲碁

2024-04-25 21:00:00 | 本と雑誌

「極みの囲碁」は季刊誌(春号、夏号、秋号、冬号)です。
38年続いた『囲碁研究』を受け継ぎ、より奥深く進化させた、内容充満誌です。
短期上達への数々の具体策、超一流の講師陣による「すぐ使える戦法」、実戦で活きる有益問題、得する情報等が満載。春夏秋冬どの号も重厚な読みごたえです。
    (日本囲碁連盟(株)ユーキャン HPより)

     ○ ● ○

月刊誌から季刊誌への改定、食料品の値上げと同じレベルでしょうか・・・。
それでも月刊「囲碁研究」は実質読むページは2~3割程度だったので、それほど影響はないですね。
表紙の絵柄、時代遅れの気分・・・。

囲碁情報も雑誌、参考書、ネット動画など溢れていますが、何を中心に進めるかムズなところです。
棋力アップの基本は「実戦、詰碁、棋譜並べ」ですが、プロは必ず「詰碁」と言います。
分かってはいるのですがドーモ・・・。

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1年前の記事(2023-04-25):第61期十段戦五番勝負第4局/芝野、十段奪取!

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