4年に一度開催される応昌期基金会主催の国際棋戦「第9回応氏杯世界囲碁選手権」の準々決勝が行われ、 一力遼八段が中国の陶欣然八段に黒番中押し勝ちし準決勝に進出した。謝科八段(中国)との準決勝三番勝負の日程は未定。
9月11日(金)準々決勝の結果(左勝者 △先番)
△一力遼八段 - 陶欣然八段(中国)
△謝科八段 (中国)- 柯潔九段 (中国)
趙晨宇八段(中国)-△許皓鋐六段(中華台北)
申真諝九段(韓国)-△辜梓豪九段(中国)
準決勝の組合せ(日程未定)
一力遼八段 - 謝科八段 (中国)
申真諝九段(韓国)- 趙晨宇八段(中国)
(日本棋院HPより抜粋)
「一力覚醒、3連勝で世界4強」 「河野、許/16強敗退」
(週刊碁見出しより)
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世界戦4強に進出の一力碁聖、今一番打てている棋士で日本のエースといえるでしょうか。
勝ち星ランクングで1位、天元戦挑戦者にも名乗りを挙げ2冠目を狙っています。
本棋戦に出場した日本勢は6名(井山裕太九段、芝野虎丸九段、一力遼八段、村川大介九段、河野臨九段、許家元八段)。
井山さん、芝野さん、村川さんが1回戦で敗退。河野さん、許さんは2回戦で敗退。ただ一人、準々決勝進出した一力さんは中国の陶欣然八段に快勝し、準決勝に駒を勧めました。
本棋戦はインターネット対局。遠路遠征の必要ががなく、棋士にとっては負担が軽くなりますか。
ただ、クリックミスが心配・・・。

世界戦で苦戦が続く日本勢ですが、一力さんの健闘を期待しましょう。
全米女子オープンテニスで大坂なおみさんが2度目の優勝とのこと、囲碁でもチャンピオン誕生が待たれます。
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